たこあし配線ストリングス(仙洞田寛)は恋愛学園バトル!ジャンプNEXT!(ネクスト)2012SPRING感想3
あの娘のハートは誰の手に!?運命の人争奪バトルコメディ45P!!…ということで、仙洞田寛先生の「たこあし配線ストリングス」です。なかなか良い感じのタイトルですね。「恋愛」というモチーフとバトルよりの設定から…亜城木先生が若い頃に書いた読切を連想しました。そちらは読んだ訳じゃあないですが…。
差て。今回も気になったところと、良かったところの感想です。
気になったところ
作画力とか、演出力の部分だと思いますが、狙っていることが、狙っている通りに発揮されてない部分…というのを感じました。しかし、逆に、それが不思議な味を生み出し、開始2ページは、逆にキャッチーでした。多分、マンガを続ける中で失われるであろう部分…。
主人公は、好きな人、神野千子さんに気持ちを伝えられない天邪鬼的な一面を持ってますが…なぜそうなったのか?の理由が欲しかったです。ベタでも小学校時代に恋愛のトラウマを追った…とか…。
最後に。日常が、神野さんが持つ「地球7個分の愛」の氾濫により…能力者が跋扈(ばっこ)する学園恋愛バトル…という感じに変貌した…というストーリーだと思うのですが、根本が日常であるからこそ、「闘う力」を得た時に、「相手を傷つける」選択ができる日本人ってどれくらいいるのだろうか?というのを考えました。リアリティーの部分ですね。
なんでも100人に1人くらいの確率で「犯罪脳」という犯罪者に共通する脳の構造パターンを持つ人がいるらしいのですが、実際に、犯罪に至る人は、さらに100分の1くらいらしいです。そこまで小難しい問題を出してこなくて良いのですが…「能力を得て」、そして、「他者を攻撃する」に至る部分…「失恋刀(ラブシザー)」を発現させると、「攻撃性が増す」くらいの設定があっても良かったのかも。
良かったところ
リアリティーの部分を「気になった」と書きましたが、恋愛をテーマにして、「運命の糸を切りあうバトル」という設定は、面白いと思いました。攻撃する力…に関してもツッコミましたけど、メインとなる敵キャラが、かなり狂っているのも「良い」と思ったところ。好きな相手を傷つけるぐらいの「独占欲」は…ある意味、リアルかも知れない。
後、女の子が可愛いです。ストーリーの関係上、ヒロインの神野さん以外は登場しませんが…可愛いです。作画とか、キャラクターデザインというのは、勿論、今後のノビシロを期待する部分ですが、マンガという創作の中で生まれた、キャラクターが持つ魅力…という観点で考えた時に、「可愛さ」や「魅力」が溢れていると思いました。
大事な気持ちや思い出を共有している…というような話の流れに、私は弱いのです。
また、ストーリーを今回の読切で完結させることも、十分できると思ったのですが、あえて、「連載化を意識したラスト」になっている部分も、良かったところだと思いました。連載化にいたるか否かは分かりませんが、その意志が見える部分が、とても良いと思いました。
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仙洞田 寛(せんどうだ ひろし)
熊本県 熊本市立泉ケ丘小学校3年
無題ドキュメント
何か仙洞田先生に関係するページはないかいな?と検索していると、出てきました…。ご本人かどうかは分かりませんが…小学生の頃の絵とかみると…ますます、「バクマン。」的なモノを思い出します。
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「たこあし配線ストリングス」が掲載のジャンプネクスト。売り切れた頃に買おうと思うと、アマゾンとかでは値段がツリ上がってます。
余談
- あ、「失恋刀」って「しつこい刀」とも読めますね…。いや、関係ないか。
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