最終回(打ち切り)!パッキー最終紀「衝突!パッキー対巨大隕石」は隕石と恐竜の友愛か…ジャンプ感想2012年23号1
現存!古代生物史パッキー
レツ先生の「現存!古代生物史パッキー」が最終回です。打ち切り…ですね。作者コメントの「まー未熟でした」という言葉から伺い知れます。あまり、無念な感じは受けないのが、幸いかな(ファンとしては)。そんな訳で、少し悲しいですが、最終回と、連載全体の感想です。
最終回の感想
恐竜VS隕石。そして、「絶滅」という結果。「対巨大隕石頭突き」という技を考えると…もしかしたら、最終回というのは、当初から考案されいたのじゃないか?と思いました。てっきり私は、ファミレスの「メガロ」との対立が、縦のラインになっているモノだと思っておりました。
巨大隕石との対決。タケル父の発明や、パッキーの巨大化、先述の頭突き、そして、「頭突き心地」で相手の気持ちが分かる…というこれまでの話の中で要素が上手に織り込まれているな…と思いました。無生物(無機物)と心が通じ合う…というのは「とんでも」という風に思えますが、「恐竜を滅ぼしたかも知れない隕石」というのを考えると、味わい深いです。
良い最終話だった…と思うのですが、最終回(打ち切り)という先入観があるせいか、誌面からパワーやアクというのを感じられなかったのが、少し残念でした。個人の感想なのですが。。。
連載全体の感想
「俺は好きだったぜ。」というのは、ジャンプ感想者が年に1回は使いそうです。事実、私が読んでいるジャンプ感想サイトさんでは、かねがね好評…と言っても、私はディス成分の強いジャンプ感想は「読まない」ですから、もしかしたら、「(レツ先生含めて)パッキー大好き」というスフィア(ヘミソフィア?)にいたのかも知れませんが…。
ストーリーの縦軸があったのか?なかったのか?なかったとしたら、面白いキャラで引っ張っていく感じで良かったと思いますし、「麦茶小学校」、「パン高等学校」、「でっぱり社」、「物欲商店街」などの言葉のセンスも好きでした。他にも作画の面でも、「分かりやすさ」と、多分、「省力化」を常に心がけられている感じがして、そういう部分も好きでした。
ただ、連載当初は「記事タイトル感想」を書くことが多かったのも、徐々に、少なくなっていったのを考えると、そのニュアンスに慣れて安定的になっていった…という感じはありますが。常に刺激とパワーを前回でいないといけないのが、ギャグマンガの辛いところ…とは、思います。
まだまだ、思うところはありますが、何にしろ、レツ先生、お疲れ様でした。次回作にご期待…ですが、しばし、ゆっくりとマンガ力の蓄積をされるのも、良いのじゃないか?と思いました。
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丁寧なクオリティ
読み終わって最初に感じたのは、「作画が丁寧だな」という事でした。19ページのギャグ作品で、バリバリに画力で勝負!という感じの作品じゃないと思いますが、線や、枠線、背景や効果など、最大限に丁寧に描かれていると思いました。特に、効果線の密度がそんなに高くないけど、丁寧に引かれている…というのが、クオリティというか、ヌクモリティを感じました。
ヌクモリティ…というのは、ちょっと使い方が違う気がしますが…。
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読切版の感想です。「丁寧」…というのは常に感じていたと思います。
・言葉のセンス
ギャグや言葉のセンスも好みでした。テンポとか、間とか。そんなにグイグイくる作風でものないと思いますが、ストレスなくふんふんと読めます。そういう雑味のなさって、結構、難しい…。
実は、すぐに分からなかったのですが、襲撃している側のプテリゴートゥス氏とパッキーがビクビクしながら、「絶滅…」と話しているのは、二人?とも古代生物で自分で言葉にするのも、怖いのでしょうね…。こういう部分も設定を投げ捨ててないというか、丁寧だと思いました。
現存!古代生物史パッキー(レツ)は突き抜けるか!?~ジャンプ感想2011年49号①【週刊少年ジャンプ感想】
連載版で言葉のセンスが爆発したのは「麦茶小学校」だったのじゃないかと思います。第1話で出ていた「絶滅…」の部分は、最終話でも触れられましたね。ちょっと嬉しいです。
コミックス
6月発売の1巻は、アマゾンで予約が始まっています。全23話なので、全3巻という感じでしょうか。
余談
- ジャンプ感想を書いていて、「一般的な人気」というのは、常に意識する部分ではありますが、ジャンプ感想者としては、自分が面白いと思っている作品の面白さを紐解けたらな…というようなことを考えますが、今回(も)、それが出来なかったのだろうな、と思うと、少し悲しいです。
- もしかしたら、次の活路は「最強ジャンプ」とか「児童漫画」よりのフィールドにあるのじゃないか?と思いましたが…ちょっと「ジャンプ感想」で書いていたことと背反している気がしますが…そう思う部分もあります。
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