暗殺教室(松井優征)ネタバレ注意!第1話「暗殺の時間」の毒気が好きだ!ジャンプ感想2012年31号2
暗殺教室(松井優征) 第1話「暗殺の時間」
押し寄せる非日常!!!退屈知らずの夏が始まる!!超ド級刺激満点新連載第1弾!!ということで、松井優征先生の「暗殺教室」がスタートです。なんという、タイトル…。
正直、感想を書くと「殺」が連続しすぎて、Googleから「危険思想のブログ」と勘違いされるのじゃないか?と懸念するぐらいが、気になるところで、ツッコミもそんなにないので、感じたことを書きます。
毒気が凄い。
例えば、魔人探偵脳噛ネウロだと、実在の人物を連想される表現とかが、かなりあって、また、そういう毒気に満ちた連載になるのかな?と期待していたのですが、その部分は、マイルドになっている気がしますが(先のことは分からんですが)、それ以外の部分が凄いなーと、思いました。
例えば、東京都で非実在青少年とか、今思うと失笑するような言葉が出た時に、いや、それ以前にもあったと思いますが、「登場人物は全員成人です。」みたいな、どう考えても、無理があるような注釈がマンガやゲームであったりしたのですが(今もあるかも知れないけど)…そんなのを思い出しました。
カラーページで、かなり衝撃的な始まりでしたが、多分、人間の形をした先生を、中学生が実弾が装填された銃で殺そうとする内容とかは、かなり、ヤバいのじゃないか?と思うわけです。実際、問題、先生はタコの形ですし、銃に装填されているのも、対先生特殊弾です。実際に、世の中のママさん達の考えは分からないですが、これで、私が懸念するような問題をクリアーできるなら、そこに含まれるのは、壮大な「毒気」だな…と思いました。すごい。
そして、設定的にムリがあるとは思えませんが、生徒が暗殺教室を許諾する理由として、「100億円」という圧倒的な金の力を持ってくるのも、えげつない…と思いました。主人公の渚君の動機は、変わっていくかも知れませんが…ジャンプ漫画で「金」が、こういう説得力を持つのは、今の連載の中では、珍しいと思いました。
社会風刺?
進学校の中の「落ちこぼれ」ということで、一定のクッションがあるように思えるけど、日本人であるということは、もっと大きな視点で考えた時に、「進学校」であるように思えました。ようは、先進国ってことですが…。
そのような中で、「やれば出来る(殺れば出来る)」とか、100億の金というのは、一種の社会風刺的な何か、はたまた、非常にシニカルな要素を感じました。
実力がないと認識されない…というのは、普通の人間が持つコンプレックスみたいなモノかな、とか、思いました。
一年という期間設定。
ちょっと連載的な事を。ネウロの23巻には、あとがき的なモノが書かれています。
それによると、かなり計画的に連載をされていたというか、「俺達の戦いは始まったばかり」的なラストにしない!という思いがあられたようです。新連載の時に、目標地点とか、タイムリミットが明示される新連載の方が、最近は、多いように思えますが…。
ストーリーの開始の時点から、「1年」という期間が限定されるのは、人気がどうあっても、ちゃんと完結して、円満終了するのかな?という安心感がありました。松井先生であるなら、なお。
後、なんだか、松井先生特有の描き文字を見ていると…ジャンプに何かが戻ってきたような感じを受けました。この夏は、ジワジワとした気持ちで過ごせそうで、嬉しいです。本当に、来年の3月で連載が終了したら…それも、また、凄いと思いました。どうなるでしょうねぇ。
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