バスターコールに泣きウソップが一味に戻った時に泣きました(ワンピース読書感想文)
※いつもと雰囲気が違う文章ですが、その説明は記事後半にあります。
ワンピースは名言集が出るくらいに良い言葉が詰まった作品だと思います。私よりもワンピースが好きな人は沢山いると思いますが、私が涙を流したエピソードを紹介します。いつも思い浮かべるのは、「オハラへのバスターコール」と一度船を降りた「ウソップが一味に戻った」エピソードです。
先ず、オハラへのバスターコールに関して書きます。作者の尾田栄一郎先生は、雑誌のインタビューで「社会的なテーマは籠めていない」と話されていたのを、どこかで読みました。けど私は本当だろうか、と思います。描かれている本人が言われているので、事実だと思うのですが、それでも、私の心に響くことがあります。
オハラへのバスターコールは、作中の出来事を考えると、正義とされる巨大な権力と武力を持つ組織が、「危険である」という事実とは異なる判断の元に一つの島を軍艦で包囲し、さらに、一斉に砲撃して住民も巻き込んで、島を滅ぼす、ということだったと思います。その部分が、当時の私の問題意識と繋がって、お酒を飲みながら読んでいたこともありますが、読みながら、泣いてしまいました。作品の背景は分かりませんが、私の問題意識、気持ちの部分が、そこに描かれている、という、仮にそれが勘違いであったとしても、大きく心が揺れました。そして、泣きました。
次に、ウソップに関して書きます。ゴーイングメリー号の扱いに関しての意見の食い違いで、決闘を経て、でも、最終的に一味に戻った時のエピソードを読んで、泣きました。当時、私は大学院生で、修士論文の研究発表のパワーポイント資料を徹夜で作った朝に、大学生協でジャンプを買ってきて、読んで、そして泣いた、という特殊な心理状況だったと思うのですが、お互い大事な部分の意見で対立した二人が、また、仲直りしたことが心に響いたのだと思います。
思えば、私は、一度意見を違えた人とは、距離を取るような生き方をしていました。仲直りのことは考えないので、自然と疎遠となっていった人が沢山いました。勿論、ルフィとウソップのような、大きなケンカはしたことないですが、どこかで大事な部分が違えば、もう、一緒にいることはできない、と考えていたのかも知れません。だから、その考えを覆すこと、本当は、そちらが正しいということが、マンガの中で行われたために、私は泣いたのだと思います。
ワンピースの中で描かれる涙は「許しによる涙」だと聞いたことがあります。痛いから泣く、怖いから泣く、というのもありますが、心が動く涙は、絶望的な状況からの救い、あるいは、許しによる涙であると、尾田先生はどこかで書かれていました。書かれていたと思います。その言葉の意図とは、違うかも知れませんが、ワンピースの「涙」を考えると、私は、いつも、ウソップが一味に戻ったシーンを思い出します。きっと、私は、大きな声で「ごめ゛ーん」と言いたかったのだと思います。
ワンピースは今を時めくヒット作品だと思いますが、自分が感動した部分を振り返ると、人の心に訴えかける部分が、人それぞれで、色んなシーンにあり、それらの結果、多くの人に支持されているのだ、と思いました。大人のファンが沢山いるのも、その辺りにあるのじゃないかと思います。中々、難しいですが、私もワンピースで得た、心に響いたことを、前向きに活かしていけたら、活かしていきたいと思いました。
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生活作文
ジャンプの感想や、ジャンプ以外の感想も書いている私ですが、小学校、中学校の時の、夏休みの宿題などの「読書感想文」が嫌いでした。いつも、あらすじを書きまくって、文字数を稼ぐ…ということをやってました。
ちょっと前に、「読書感想文ってどうすれば良かったのだ?」と思って、インターネットで調べてみると、「読書感想文は生活作文である」という答えを見つけました。
それは、読んだ本に対して、ストーリーやキャラクターの心情、行動から感じたことで、自分を見つめなおし、最終的には、自分の生活に(前向きに)結び付けてる…という感じだと理解しました。つまり、「この部分に」「こう感じて」「そう思ったから」「こうありたい」という感じだと思います。
普段書いているジャンプ感想は、「感想」と「余談」と「予想」と「妄想」の繰り返しで書いていて、たまに自分語りを書きますが、「生活作文」ではない感じで書いています。なので、一回、読書感想文、生活作文を意識して、マンガの感想を書いてみたらどうなるか?と思って書いてみました。
週に20作品くらい掲載されるジャンプの感想で、それをやるには、重々しくて、ツラいモノがありますが、作品単位であるなら、書くのは面白かったです。ただ、ブロガーの内面や人生が、ブログ記事として面白いかは別だと思いますが…。
ちなみに、読書感想文的に考えると、「ワンピースを知らない人が作品を理解する」という作品紹介的な段落が抜けているので、ちょっと、不十分です。でも、まぁ、そこは割愛しました。
書いていて、こういうワンピース読書感想文を100人分くらい集めて、書籍化したら、面白いのじゃないか?と思いました。ソーシャル本、という感じでしょうか。
ちなみに、こんな感想を書きましたが、次からの感想も、通常運転で、想像や妄想を交えて書こうと思います。それでは、また、お会いしましょう。
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