恋のキューピッド焼野原塵(長谷川智広)は大胆で面白い!ジャンプ感想2012年36・37号1-2
2013/09/21追記。新連載第1話の感想を書きました。
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恋のキューピッド焼野原塵・新連載1話「キューピッド地上に立つ」面白い!ギャグと青春の影…ネタバレ注意!ジャンプ感想43号2013年1以下からは、読切版の感想です。
恋のキューピッド焼野原塵(長谷川智広)
第8回金未来杯エントリー№2!!読んだらきっと恋したくなるラブコメギャグ読切47P!!ということで、長谷川智広先生の『恋のキューピッド焼野原塵』です。作者紹介が、先ず、面白かったですね。「パンツは書きません」とのこと。。。
気になったところ、良かったところ、関連記事のスタイルでお送り致します。
気になったところ(作画や設定)
作画に関しては、今後のノビシロの部分や、アシスタントさんが入ったりすると、変わってく部分なので、読切に関しては(高いことに越したことはないですが)、そんなに重要なファクターでもないように思えます。しかしながら、ネームネタ、文章ネタが面白かったりするので、読みやすいコマ割とかは、必要かも知れません。いっそ、コマ割を減らして、1ページに配してみるような。
後、キャラクターの表情等々の変化の中で、既存作品の影響を感じました。なんだか、バキや、浦安鉄筋家族を思い出して、ちょっとチャンピオンの香りがするような気がしました。それがオマージュなのか?と言えば、パロネタの様相はないと思うので、いっそ、パロディーにするのもアリに思えました。読切でそれをやるには、賛否両論がありそうですが…。表情変化時に他作品からの影響を感じるので、キャラの基本形を見失いガチです。マンガの柔らかさ的にはふり幅は、必要だと思いますが…。ディフォルトがよく分からない感じがしました。
設定に関して。花井ユリ子さんの婚約者の桐生氏は、結局、何屋?だったのだろうか?家同士の掟…であるなら、花井さんの家は、どんな家で、何故、婚約者がいて、そして、婚約解消のリスクは?といような基本的な設定が気になりました。
多分、花井さんの家もお金持ちだと思うのですが、マフィアを手下にする婚約者を問題視しない、ご両親はどうなのだろうか???それだったら、桐生氏が、少女に偏愛するヤバい性癖の持ち主で、花井さんの家に金を貸している…みたいな、シンプルな設定の方が良いのじゃないか?とか思いました。NEXT!の方は、そんな感じだったかな?
ストーリー的に、その辺りの設定がメーンじゃないなら、もっともっと、不条理でバカバカしく、そこがネタになるような感じでも良かったように思えます。
良かったところ(ギャグとか大胆さ)
ギャグが好きなのが多かったです。先ず、「フルボッコ戦役」で、ツカミはオッケーだったような気がします。言葉の掛け合いでは、「アメリカがなくなれば…」のようなところが面白かったです。通じてない系のギャグでしょうか。
後、唐突に挿入された「沖縄のハブとマングース」の話も面白かったです。一件、遠いところからせめて、徐々に帰結していく感じで、実は、あんまり結び付いてないような、そういう雰囲気が好きでした。ダイアログ的な声が誰の声なのか?というのもあるけど、なんか、その部分も含めて、面白かったです。
「その頃の富良野」も結構、ツボでした。
文字ネタの部分は、割と込み合っているのが多いのですが、大胆なコマ使いがされている部分は、良いな…と思いました。よく考えると、「キューピッドの矢」という説明が抜け落ちてますが、大ゴマで、塵が弓を構えているところとか、衝撃的で良かったです。ダッシュで逃げて、一晩中米を炊いてみたり…。
不条理系のギャグの印象が強いのですが、ユリ子さんの涙は良いシーンや、吉丸君が男を見せる部分は、感情が、ちゃんと、動いている感じがして、良かったです。ギャグと、これらの見せ場が、どっちが見せ場か?とか、作家性の部分も気になりますが、この部分は大事にして欲しいな、と思いました。
「1000組」という連載化を意識した終了の仕方も良かったです。でも、その場合は、吉丸君の立ち位置が、どんな感じになるか気になりますね。自分の恋と平行して、色んなカップルが登場する感じかな?と想像します。
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デモーニッシュアンビバレンツ!!!!!と、意味不明なことを、ちゃんと笑いに転じられる勢いは、素晴らしいなぁ…と思いました。演技でやるにも、マンガでやるにも、意味不明をギャグにするって、パワーと、そのコントロールが非常に難しいです。昨年末にシュールギャグに失敗して、偉い恥を(ry。いや、なんでもないです…。
恋のキューピッド焼野原塵(長谷川智広)はギャグセンスが好き~ジャンプNEXT!(ネクスト)2012WINTER感想9
ジャンプネクスト掲載時の感想です。題材が同じなせいか、感想的に、共通する部分もありますね。
以下は、金未来杯のエントリー作品に関するページです。
近未来杯第8回のエントリー作品発表!読切を振り返る…ジャンプ感想2012年34号番外編。 来週は、「ラブコメ」枠が登場する感じですね。どんな感じか、楽しみです。ちなみに、この感想で書ききれなかったことは、一言感想の方にも書きます。
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