映画感想「タイムマシン」(日曜洋画劇場)
日曜洋画劇場の「タイムマシン」を見た。映画を観に行った両親の話を聞くと、やはり、カットされている部分があるから、その部分はさっぴいて感想を書くつもりです。
端的に感想を書くと、「最後は闘うのだなぁ。」という感じです。というのは、先日、父親が「アイランド」のDVDを借りてきて、それを見ていて同様の感想を持ったからです。結局は、80万年後の世界での闘いがメイン(見せ場)なのかな?と。
序盤で、恋人を失い、タイムマシンを完成させる主人公。恋人を死なせないために過去に行くが、それは叶わない。それならば、「過去を変える方法を知るために、未来へ」。しかし、2030年の段階では、それは分らず、しかも、2037年に月が人間の活動のせいで崩壊して、文明が崩壊する。そして、80万年後へ。そして、80万年後の世界での話がメインになる…。
んー、なんというか、序盤の展開や、タイムマシンの時間移動が面白かったので、この部分でちょっと残念です。設定的に80万年後の世界で、滅んだ文明の文字等々が残っているとしても、絵的にも、設定的にも、「未開の地に迷い込んだ」ことや、「他の星に来た」というのと変らないような…。そして、地下の亜人間との対決…。80万年という時間の連続がなくても、成立しそうな部分です。
そして、80万年後の世界での触れ合いの中で、「恋人を助けるために、過去を変える方法を知る」事から、「現地の女性を地下人間の手から助ける」事に主人公の目的がシフトしていく…。
情にほだされたか?(嫌な言い方)
最終的に、80万年後の世界を支配する(地上の人間と地下の亜人間を支配している)地下の人間と会う訳だけど、さすがに、その支配者は、脳が背骨まで到達しているだけあって、いう事に説得力がありました。
「人類の愚かな過ちで、文明が滅び、80万年の進化の結果、私がいる。恋人が死んだから、タイムマシンは出来た。そのタイムマシンで恋人を助ける事が出来るわけない。だから、お前は、自分の時代へ帰れ。」
非常に説得力があると思いました。主人公が求めていた答えなんじゃないでしょうか?でも…支配者を倒してしまう。しかも、支配者との闘いの中で、80万年後からさらに未来に進んだ、約6億年後の世界が気に入らなかったらしく、80万年後の世界に戻り、現地の女性を助けた上で、タイムマシンをオーバードライブさせた上で、地下の亜人間達を全滅させる…。
んー、なんというか、結局は「過去は変えられないけど、未来は変える事が出来る!」ってことでしょうか?確かに、80万年後の地上人は、地下の亜人間達にたいして、無力で、未来に希望も持っていなかったし、抵抗する心も持ってなかった。それも、地下の支配者によるものかも知れないけど、支配者は、文明の滅んだ80万年後の世界で、地上の人間も、地下の亜人間達も生き残る道を考えていたのではないだろうか?それを過去から来た人間が変えてしまってよいのだろうか…?
とまあ、深く考えすぎだけど、日本人が同じ映画を作ったら、支配者の説得の後で、主人公は自分のいた時代に戻るのじゃないだろうか?いや、日本人全員の話にしてしまってますけど、主人公が支配者を倒してしまうのが、気持ち悪かった。そもそも、80万年後から未来を変えるなら、主人公のいた時代に戻って、2037年に月が崩壊するのも、変えられるのじゃないだろうか…?
とまあ、文句ばっかり書いていますが、結構、面白かったです。ただ、序盤を見ているうちに考えた、「自分内展開」の通りに話が進まなかったのが、不満だったのかも?まあ、これだけ色々考えるのは、作品が面白かったからでしょう。
まあ、そんな感じで。
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