パジャマな彼女。(濱田浩輔)は打ち切りであっても円満終了だと思う(最終回感想)ジャンプ感想2012年40号1-2ネタバレ注意!
パジャマな彼女。Vol.26「一番近くで」
濱田浩輔先生の『パジャマな彼女。』が今週で最終回でした。基本的に、人気がある間は継続するジャンプにおいて、全3巻というのは、おそらく『打ち切り』なのだと思います。
しかし、最近考えるのは、『長く続く』ことと同時に『ちゃんと終了する』ことも大事なのじゃないかな?と考えて思います。なのでストーリーが、ちゃんと完結したので『円満終了』なのじゃあないかな?と思います。勿論、濱田先生は「もっと描きたかった!」と思われていると思いますが…。
そう考えると、全3巻で、切ない気持ちになったり、素っ裸な風呂場のシーンがあったり、ザコパイ!とか出てきたり、悲しい気持ちになったり…密度の濃い全3巻になるのじゃないかな?と思いました。
差て。最終話の感想は、また、後に書きますが、最終回を読んで、感じたことなどを書こうと思います。
パジャカノが好きでした。
恋染紅葉が始まって、ジャンプの『ラブコメ三国志』が始まったな…と思っていて、何かアンケート的なモノをやろうかな?とか思ったのですが、結果が出る(出ない)のに躊躇って、結局、やりませんでした。
多分、感想の感じからして、伝わっていたと思うのですが、ラブコメ3作品の中で『パジャカノ』が好きでした。何かを好き…と名言すると、他2作品に抵触してくる部分があるので、名言は避けていたのですが、最後なので、ハッキリと書いてみようかと。
勿論、他の二作品が嫌い…という意味じゃなくて、一番『好み』である…という感じです。
連載に関して。
おそらく2巻最終話の頃には、全3巻というのは決定していたのだと思うのですが、当初の予定としては、『まくらさんがパジャマ姿の幽霊姿』であった部分が、メインで…幽霊化が解けてからは、白井先輩などの関係をハッキリさせて、今回のようなラストを迎える…という事だったのじゃないかな?と思いました。
ただ、当初から『幽霊化』や『呪い』の設定があったので、そもそも一夏の物語が予定されていたのじゃないか?と思えます。人間に戻ってからをメインにするならば、『パジャマな彼女。』というタイトルにはしなかったのではないか?とも思えます。
ただ、幽霊時代のことを思い出すと、見える、見えないの関係で、NTR的な背徳感…と言うと、若干、言葉が卑猥ですが、本来なら『2人でよくある展開』が三人で行われる…というのは、面白かったです。
ただ、全3巻になった関係で、白井先輩のお爺ちゃんが行方不明になったり、キャラクターの感情を追うときに、ちょっと『すっ飛ばし』があったようにも思えますが。ただ、その辺りを想像で保管したりするのも好きでした。
痛みに関して。
どうして「好みだったのか?」と考えると、それは、『痛み』の部分だったと思います。連載の初期、2巻までの内容では、三角関係、ダブルヒロインでありながら、『呪い』などにより、まくらさんは、命がかかっていました。指にバラのアザが出来たりして、実際に痛みが走ったり…。
主人公の目覚氏のどっちつかずが、実際に、命に関わっているような、そういう『痛み』の部分が好きでした。例えば、以下の記事で書いていたことだったりします。
パジャマな彼女。感想・パジャカノはラッキースケベやダブルヒロインへのアンチテーゼだと思うのです。 最終話でも、そのニュアンスは充分過ぎる程に出ていましたが、誰かを好きになったり、好きになられたりに、伴う『痛み』の部分が好みだった訳です。ようは、恋愛をテーマとしたマンガを読む時は、『切ない』気持ちになりたい…という好みです。Mなのかも知れないですが…。
…最終話にあった、現実の残酷さとも思える部分は…非常に心に突き刺さりました。忘れられないシーンとなりそうです。コミックスの描き下ろしか何かで、彼女のサイドの心境とかも描かれて欲しいな…と思いました。
…ジャンプをずっと保管している関係で、近年コミックスを買ってないのですが…『パジャカノ』は買った方がいいかな?と思いました。でも、そうなると、『四ツ谷先輩の怪談。』も揃えたくなるのですが…。
そんな訳で、最終話を読んで思ったことを書いて見ました。最終話の感想は、また、別の記事で書こうと思います。掲載順に書いていくので、ちょっと先の話ですが…。
記事後半は、関連記事や、コミックスなどの紹介です。
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コミックスや関連記事の紹介。
・コミックス1巻。

パジャマな彼女。 1 (ジャンプコミックス)・コミックス2巻。

パジャマな彼女。 2 (ジャンプコミックス)先々週と先週の感想
パジャマな彼女。Vol.24「子どもの頃から」
今回感じたのは、主人公は『目覚』計佑氏ですが、勿論、これは、眠り姫の目を覚まさせる存在…という意味が込められていると思うのですが、今回に関しては、目を覚ましたのは、本人だったのじゃないかな?と思います。
いつも一緒だった幼なじみが遠く感じて、遠くに感じるから気付くこともあって…長馴染み、兄妹という意識から変化していく心のありよう。この部分が丁寧に描かれるのは…すごいな、と思いました。
ジャンプ2012年38号8
Vol.25「きっと好きだった…」
まくらさんが、幽霊化が戻ってから、ダブル・ヒロイン、トリプル・ヒロインの流れにあるな、と思って、この記事は、宙に浮いたなぁ…と思っていたのですが、今回が、以前考えていたことに繋がってきた気がします。
ニセコイの感想でも触れていた部分ですが、結局、私は、恋愛を扱ったマンガは、悲しい、辛い方での『切ない』気持ちを味わいたいのだな…と思いました。正直、目覚氏の『どっちつかず』の部分は、『舐めた考え』だな、と思ったのですが…本人も、相手も辛い思いするのが、パジャカノの(マンガ)としての面白い部分かな、と思いました。
次週クライマックス?!パジャマな彼女。Vol.25「きっと好きだった…」ダブルヒロインのアンチテーゼ…ジャンプ感想2012年39号6-4ネタバレ注意!
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