虎ノ花(門里慧:もんりけい)は面白い&カッコ良い!ネタバレ注意!ジャンプネクスト!2012AUTUMN(秋)感想3
最新の読切の感想を書きました。
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ワンダフル・ワンダー・ワールド-WONDERFUL WONDER WORLD(門里慧)ネタバレ注意!面白い…賞金稼ぎと龍虎眼と妹と姫…ジャンプ感想10号2014年4以下からは、読切『虎ノ花』の感想です。
虎ノ花(門里慧:もんりけい)
☆一か八かの大博打!!大輪咲かす喧嘩花!!さては百花繚乱読切49ページ!!ということで、門里慧先生の読切です。ジャンプでは珍しい時代劇…と思ったら、銀魂がありましたが、時代劇に限らずハードボイルド的な作品という意味では、今、本誌ではないジャンルに思えます。
さて、今回も、気になったところ、良かったところ、などでお送りします。
気になったところ。
先ず、画力に関して、背景の書き込みが多いのでキャラが埋もれている感じが若干あったので、もうちょっと(良い意味で)手を抜いても良いのじゃないかな?と思いました。後、スクリーントーンで白ラインを入れるとか?(詳しくない)。ジョジョでも最近、良く使われていますけど。後、画面が暗い感じが多いな…と思ったのですが、それは、実は良い部分だったと思われました。カタルシスに繋がるような…。
ただ、画力に関しては、ペンでの線の強弱とかは、まだまだノビシロがあると思うのですが、キレイに歪みを表現できているので、飛び越えて青年誌向きなのじゃないかな?と思ったり…。この辺りは難しい部分ではあると思いますが…。
後、設定やミスリード、伏線は出た瞬間に『予測』できたのですが、この辺りのレギュレーションは…どこをターゲットにするかって難しいですよね。増刊は本誌より読者の年齢層が高そうですが…。
良かったところ
良かった所も画力です。かなりカッコ良くて、熱いシーンがありました。クライマックスのシーンとその入り口とエンディングのシーンは、読んでいて、感動しました。感じる熱量がスゴイです。
後、構図とか、シーンの運びとか、映画的…と思った部分があったのですが、もしかしたら、映画等々を研究されて、その瞬間をマンガのコマ、静止画に落とし込んだら、こんな感じになるのじゃないかな?と『想像』しました。かなり、カッコ良いです。
設定や伏線は、読みながら想像がついたのですが、面白かったです。アレンジをすれば、短期決戦じゃなくて、単行本一冊分くらいの設定にでも出来るかも(打ち切りとかじゃあなくて)。
後、物語の導入部、オープニングも良かったです。入り込み易いのと、後、扉絵がカッコ良い感じでした。
考えたこと。
マンガの先を予測しながら読むって、どれくらいの人が、どれくらい予測して読むのか?ってあると思うのですが、難解過ぎると「訳分からん!」となるでしょうし、伏線等々がイージー過ぎると、それはそれで、人気に繋がらないように思えます。
多分、予想のし易さと難しさ、当ったり、外れたりの絶妙なバランスが大事だと思うのですが…。推理要素のあるマンガで思い浮かんだのは『スケット・ダンス』だったのですが…その辺りのバランスってどうされているのかな?と思いました。
これは、マンガに限らず、脚本や小説とかもそうですが…。演劇は、お客さんが『読み返す』が出来ないので、さらに、難しかったりしますが…。
その他一言感想。
- 丁半サイコロのかけ金のルールってどんなんだったっけ??ちょっと、アイシールド21のラスベガスを思い出したり…。
- テントウムシwww。
- カウボーイ・ビバップ的なモノを感じた。もしくはサムライ・チャンプルー??


- これはカッコ良い。伏線が集約している感じがスゴイ。
ラストは…あり?って思ったのですが、よく考えれば、既に完結していて、非常にスタイリッシュな終り方だな、と思いました。
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トレジャー新人賞に関して話題にされているブログがありました。というか、門里慧先生が通われていた専門学校のブログの記事のようですね。
ジャンプNEXT!2012秋!

少年ジャンプNEXT! (ネクスト) 2012AUTUMN 2012年...アマゾンでも購入できます。1ページ1円切ってますが…それは、週刊のジャンプもそうでした。
余談。
多分、ジャンプ感想を書く人(私)は、感想を書く前提で読んでいるから、実は、一般的な読み方とは、かけ離れて…それがジャンプ感想特有の『好きな作品ほど早く終了する』という現象を引き起こすような…そんな気がしました。
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