ブチキレザル(森井崇正)O塚アイが可愛い!ネタバレ注意!ジャンプネクスト!2012AUTUMN(秋)感想6
ブチキレザル(森井崇正:もりいたかまさ)
☆呪いVS笑い!!命を賭けた青春漫才読切41ページ!!ということで、森田崇正先生の読切『ブチギレザル』です。…作家紹介を読むと、『ボツ』の怨念がタイトルに込められたように思えましたがwww。
今回も、気になったところ、良かったところ、考えたことでお送りします。テーマは、キャッチコピーにあるように、『漫才』なのです。
気になったところ。
絵に関しては、トーンワークであるとか、モブのモブらしさ…白と黒の感じが生きた荒々しい描線だな…とか思ったのですが、白い部分がトーンに埋没しているように思えたり、勢いのある絵柄だけど、絵のインパクトはどこに集中しているのかな?と思ったり…。キャラの顔と身体の情報の質の差別化の部分かな?と考えたり。
一番、気になったのはテーマが『笑い』である部分ですね。いや、『べしゃり暮らし』の本誌連載中にも感じたことなのですが、マンガで、ボケ、ツッコミ、漫才…などを題材とする難しさ…のような。そういう部分。
そこは、後述するとして…主人公は、死神に命を狙われるほどの大罪を犯しているのかな?と思いました。もっと、殺されるべき人間はいると思いますが、本編で語られてないのかな??
良かったところ
記事タイトルに含めましたが、女の子がかわいいです。記事タイトルにも含めたO塚アイさん。女の子の絵柄の方が、本来得意な絵柄なのじゃないかな?と思うと、主人公の『怖さ』は、より力が注がれているのかな?と思ったり…。
マンガの中の『笑い』は難しいと書きましたが、『ツッコミ』に関して、面白い所がありました。そこで分かったのは、現実の『お笑い』とリンクした絵を想像できるかどうかが大事なのじゃないかな?と思いました。後、背景の部分ですが、『魔界』の世界感が面白かったです。
クライマックス付近の展開がダイナミックで『笑い』をテーマにしながら、それを別の部分で繋げたラストは良かったな…と思いました。
考えたこと。
笑い、漫才をマンガのテーマにする難しさって、多分、音声と映像で観ることが多い『漫才』をマンガに落とし込む部分にあると思います。ボケとツッコミなら『ボケ』がテキストとして面白くて、ツッコミが決まって…仮に発せられるテキストが同じでも、文字で読むのと、映像で観るのは、違うだろうな、と。これは、よく考えられる部分だと思いますが…。
後、思ったのは、ボケやツッコミって観たことはあるけど、やったことある人は少ないのだろうな…と。例えば、スポーツマンガとかだと、劇中のプレイとか、プレイ感を共感できたり、想像できたりすると思うのですが…。
私は、演劇をやっているので、ボケとかツッコミや空気、間が決まった感覚は、ある程度、感覚的に理解できるのですが、それを文章や絵で表現するとなると、ちょっと難しいな…と思いました。『ピシッ』、『ピタッ』っとした感覚があるのですが…。その辺りがマンガで『漫才』を表現する難しさかな?と思いました。
その他一言感想。
- ネコ帽子が超常現象かマンガ表現か分かりかねない。。。
- AKB的なネタが出てくるのも現代的ですね。
- ここで裸踊りをするくらいの思い切りが欲しいけど??
読後感がサワヤカというのは大事な部分です。嫌な気持ちになるのも、結構、好きですが。。。
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余談。
もしも、漫才の感覚をマンガで表現するのが難しいなら、いっそ、ツッコミが光る!とか、ボケが客席を駆け巡る…とか、そんな表現も良いのじゃないか?と思いました。
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