ちょっと話題を変えてみて、確か、我々は、高校生くらいの時に、ワンピースが始まったのだと思うけど、初期に引きつけられたのは、何だったのだろうか?ウソップの村の話とかも好きだったし、印象に残っているのは、ゾロが土だらけのオニギリを食べたシーンとか、心が揺さぶられた気がした。だけど、その時に、今のような人気は想像してなかった訳で…。当時に、ちゃんと読んでおいたら良かったわ…。
絵の感じとか会話とか物語の運び方とかで、これは面白いぞ!センサーが発動した気がするけど、後付けかもしれん。ただ単行本は初期から買ってたな。
個人的には、寒いと感じないような笑いがあって、絵がある程度上手くて(好みで)、話がまとまってる(適度に感動できる)なら、あのころは単行本を買ってた気がする。仏ゾーンもそうだけど。
雰囲気的にドラゴンボールに似てたんだろうか。
笑いに関しては、徳弘正也先生や、にわのまこと先生の影響がありそうだけど、最近は、その影響も抜けている気がする。
そのあたりよくわからんが、両先生の漫画をあんまり読んでないからかな。
ルフィの爺ちゃんの笑い方は、かなり、にわのまこと調だし、「つっこみ」は徳弘先生の系譜にあると思う。
ドラゴンボールと言えば、ドラゴンボールを7つ集めるという目的がハッキリしていたけど、ワンピースの場合は『ワンピースを手に入れて海賊王になる』が、当初からの目的だったけ。最近のマンガ考察では、2話までに、物語の終着点を明示できなかったら、打ち切りに終る作品が多い印象があるのだけど、当時とは、状況が変わってきたのかな。
ワンピース以降は、『ポストワンピース』と思える作品が林立したけど、ドラゴンボール終了後のジャンプでは、『新しい』マンガだったのだろうか?
当時は、幽遊白書もとっくの昔に終わりレベルEも丁度終わり、スラムダンクとかダイの大冒険も終わってるんだな。
参考:1997年のジャンプ
http://www.biwa.ne.jp/~starman/1997/1997jump.htm
新しさというより、足りなかったファンタジー枠として最初は受け入れられたんじゃなかろうか。
画力とか会話のセンスとか感動させどころみたいなセンスは高いから、打ち切られずに、どんどん世界観を広げていって、ファンを獲得していったような感じがする。
新しさでいうと、引き出しの多さというか、世界の設定の細かさを感じられるところとかは、他の漫画になかったような気もする。
多分、連載前から世界設定とか、ストーリーの最終地点とか、その後に加わるメンバーとかの青写真ができてないのと、そういうのがは出来ないのだろうな。2ちゃんねるで、蛇でのけぞる女の人が、登場の何年も前のジャンプの表紙に後姿で出ているのが、話題になっていた。
設定はすごく細部まで考えられてる気がするなあ。打ち切られてたら、どうなってたんだろう。
多分、サンデーかマガジンで連載になっていたと思う。
実は、ワンピースの台詞のセンスって、よく分からないのだけど、4週に1回くらい、俺が「声に出したいけど出せないこと」みたいなのを、台詞で言ってくれて、感動する時がある。
台詞のセンスっていうのは、個人的な話やな。会話のテンポとか、言葉の選び方とかが、自分の好み(嫌いじゃない)という感じ。突出して好きというわけではないけれど。
アレな言い方をすると、人によっては『激寒い』の連続だったりするような・・・。ただ、『ダウンタン』とかからの影響が少なさそうなのは、良い感じだけど…。良いか悪いか分からないけど、ネームの感じが、「ガキ使」的なマンガは、結構ある希ガス。
そうかもしれんな。
漫画で、「ダウンタウン」の影響とか考えたことなかったな。「ガキの使い」もそんなに見てないから雰囲気がわからん。
銀魂とか、グダグダ系の会話ネタのマンガは、「ごっつええ感じ」とか「ガキ使」とか、まぁ、ダウンタウンの影響があると思う。その代表格が『銀魂』だから、皆、銀魂に影響を受けているのかも?
なるほど。なんとなくわかった気がする。
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