タカマガハラ(川井十三)は全17話で最終回(打ち切り)か…ネタバレ注意!連載の感想・ジャンプ感想2012年49号1-3
タカマガハラ最終回(川井十三)
掲載位置が低いのが続いていたのでなんとなく予感しておりましたが…全3巻くらいで、『黄泉』編が完結するまで…と思っていたのですが、考えが甘かったようです。
「俺たちの戦いははじまったばかり」的な感じでしたが…最終回なので、連載全体の感想を書いて、そして、最終話の感想は、また、後に書こうと思います。
読切版のスルドサ。
タカマガハラの読切版を思い出してみると、エジプトの壁画であったり、ゴッホの名画(ちょっとうろ覚え)であったり、強烈な印象があったのですが、そのスルドサが、連載化にあたってマイルドになった感じがありました。
それは、同素仁の『怒張』という、また、違った面で現れたとも思うのですが…「オレは好きだったぜ!」という感じでしたが、好き嫌いは、分かれただろうな…と、思います。怒張、すごい好きでしたが。エレクト女学院とかも…。
序盤のツカミの問題。
多分、打ち切りで終了したと思われるので、ヤマトさんの漫画家志望設定は、何だったのかな?と思えたり。実は、神業に影響しているのじゃないか?と思えるのですが…??ただ、「護りたい」と「マンガ家になりたい」は、どのように繋がっていたのだろう??
多分、ツカミ的には、漫画家→オルファ・カッターという感じだったのでしょうが、おそらく肝いりだった同素仁が、最初の敵であっても良かったように思えます(結果論ですが…)。
段階を踏んでエピソードは広がってく気がしますが、昨今のジャンプを考えると、一番のエピソードを第一話にぶつけるくらいのことが、必要なのかも?と思えたり。
展開のキング・クリムゾン。
多分、早い段階で全2巻が決定したのだと思いますが…四天王の話をすっ飛ばしても、最終話に繋げたのは良かったのかな?と思いました。多分、タカマガハラに行った後は、タカマガハラと現世を行き来したり、特殊生徒会とかも、出てきたのだろうなぁ…。
展開を飛ばすという意味では、エミシさんの話とか、全部すっ飛ばして黄泉の話も出来たのかも知れないですが…彼の話は、川井先生が描きたかったモノなのかも知れない。
事実、エミシさんの叫びや、大樹氏の実は発していた言葉とかは、すごく良かったです。
俺たちの戦いははじまったばかり。
打ち切りということで、未完終了な訳ですが、もしも、今後、デジタル書籍で重版とは違う再販の仕方が生まれるなら、ムリヤリにでも完結させた方が良いのでは…??と思ったのですが…。
よくよく考えれば、後半の展開とか、登場してないキャラクターとか、次の作品にリボーンできる訳ですよね。武装錬金の『パピヨン』とかは、まさに、そんな感じで世の中に出てきた訳ですし…。
未完で終了するというのは、作り手側としては、結構、大事なのかも知れない…。
オレは好きだったぜ。
全2巻と短い連載でしたが、「オレは好きだった」ということに尽きるかな?と思います。思い出してみると、前半の大胆な見開きとかは、結構好きでしたね。
何にしろ、川井十三先生、お疲れ様でした。次回作を、お待ちしております。
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先々週と先週の感想
第15回「ジョイスティグマータ」
エミシさんの下界での境遇から、現代の社会問題の『いじめ』を連想しましたが…その叫びは、胸にクるものがありました。やけっぱち、捨て鉢になった時に、能力が開花した訳ですが、そこに到るまでと、到った後も、救われない感情が、マンガのストーリー的に良かったです。
ネタバレ注意!タカマガハラ第15回「ジョイスティグマータ」エミシの叫びにジンと来る…ジャンプ感想2012年47号7-3
第16回「黄泉」
ミズホさんの部屋が普通に可愛い…と思いましたが…変なのついている…だと…!?全く予想できなかった展開…そして、まさかの5人姉妹…山田家と年齢構成が似ている…。「言えない」の時の瞳が歪んだ感じが、マンガ表現的に好みでした。。。
タカマガハラ第16回「黄泉」ミズホ男体化&女体化だと…!?ネタバレ注意!ジャンプ感想2012年48号7-3
余談。
『鏡の国の針栖川』くらいまでは、打ち切りにしても、何か雑誌的な余裕を感じたのですが、『戦星のバルジ』頃から、ちょっと、変な雰囲気があるような…。新連載が3作品始まりますが…結構、連載を開始するには、シビアな時期に思えたり(非常に感覚的ですが)。
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