Section459-セクションヨンゴーキュー(岩本直輝)が面白い!世界感とテーマ性が!ネタバレ注意!ジャンプNEXT!(ネクスト)2013WINTER感想1
Section 459 岩本直輝
☆地獄へようこそ!!青春"鬼"ストーリー巻頭カラー読切50ページ!!ということで、巻頭カラーで、マジコでお馴染みの岩本直輝先生の新作の読切です。主人公は、獄道ムゲン。ヒロインは沙鬼さん(可愛い)。後、青くて大きなオッサンが織り成すストーリーとは??
カラー扉絵からは、前作の主人公まだシオンさんとエマさんのニュアンスを感じたですが、ところがどっこい読み終わると、その気持ちは霧散しておりました。
おもしろかったところ。
世界感の部分『地獄の近代化』が面白かったです。魂がコンテナのような感じで、物語のメーンとなる妖霊化した魂の『浄化』までもが機械化されている面白く、自動化と心の籠もらない仕事と人(鬼)の手による仕事…という部分は、すごくテーマ性を感じました。
バトル的な部分は『浄化』ですが、悪霊と化した魂との闘いの部分は、さすが、岩本先生。確かなモノを感じました。特に霊のデザインが好きでした。
気になるところ。
読み間違えているかも知れませんが、ムゲン少年も前世で浄化された魂なのじゃないか?という風に思えたところがあったのですが…ちょっと深読しすぎかも知れない…。
後…続く物語があれば語られるのかも知れませんが…現世での生活はどうするのか??友達とか心配しっぱなしなんだろうな。。。
良かったところ。
ムゲン少年の周囲からはバカにされてきた「鬼になりたい夢」。親分の熱い心と仕事に対する真摯な気持ち、折れない信念…というのは『鬼』という部分を差っぴいて、『夢』とその体現者で考えてみると、私達の世界に通じる、すり替えることができる『テーマ』のようなモノを感じました。
『自動化』と『人(鬼)』とあわせて考えると、この作品のテーマは『夢』や『働く姿勢』というのがテーマなのかも知れない。
その他一言感想。
- 『地獄温泉まんじゅう』は何かキーアイテムかな?と思ったのですが…角の生えた鬼おにぎりが妙に可愛い。。。
- 鬼の娘さんから見たら「赤鬼」ってカッコ良く見えるのですね。当然と言えば当然なのかも知れないけど、面白い描写でした。
- 『鬼に金棒』でなく金棒『が』…というのが面白い。その発想はなかったです。
連載化されたら?
今回のストーリーは全て『地獄』で行われたことですが、連載になったとしたら、どこかで現世との繋がりを持たせることになるのじゃないかな?と思いました。妖霊化した悪霊が現世にも行ってしまうとか…??
近代化された地獄という世界感が今作の面白みの一つだったので、そのあたりのサジ加減が難しいように思えますが…。
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…嘘です。
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