XVED-クロスベッド(堀江隆)が面白い!魔女になる/する罪とは?ネタバレ注意!ジャンプNEXT! (ネクスト) 2013WINTER(冬)感想2
XVED-クロスベッド(堀江隆:ほりえりゅう)
☆望めよ人、さらば魔は払われん。暗黒魔道ファンタジー読切47ページ!!以前、『Phantom-ファントム-』という読切を掲載されていた堀江隆先生の新作読切です。主人公はマシュー・クラフト。ヒロイン的存在はシュテラさん(可愛い)。『魔女』が扱われた作品でした。
良かったところ。
作画に関しては、綺麗な絵柄で良かったです。1ページ目でのつかみはオッケー…な感じで。女の子も可愛くて、悪の歪んだ顔も良くて…。一つ思ったのは、綺麗だからこそ、見開きなど『思い切れる』部分は、もっと思い切っても良かったのじゃないかな?とは、思いました。
ギャグ調(気になったところ)。
まーのっけから、「女の子を殴る…だと…!?」みたいに思って、その後のエビ状態になっているのが不謹慎的ながら、面白かったのですが…ただ、後のシリアス的な表情、ストーリーと考えると、『難しい』部分であるとは思いました。
しかし、突発的に『ギャグ調』な表現が入る事で、内容に柔軟性が生まれて、後半では良い効果が生まれておりました。シリアス一辺倒でも成り立ちますが、ギャグがあって良かったと思いました…がバランス感覚は難しいと、ちょっと思ったりしました。
おもしろかったところ。
物語の中盤くらいまで、覚醒の時に何があったか?という真相究明的な部分が面白かったです。キャラクター特性に関する嗅覚が働けば、すぐに分かったのかも知れませんが…。今回は、その嗅覚が働かなかったのか?上手くジャミングされたのか??
真相に色々と可能性があったからかも知れませんが…。
勧善懲悪(考えたところ)。
「魔女になる」「魔女である」ことと、「魔女にした」ことはどちらが罪なのか?という事を考えたのですが…物語の中で描かれた悪に対して「こいつには罪はないのか?(刑罰的な意味も含めて)」と思いました。
色々と考えさせられる部分はあり、勧善懲悪のストーリーにならない部分は、「願い」に沿っているとは考えられるのですが、描かれた悪の大きさを考えると、『罪』をもっとひどく描いて欲しいと思いました。
そのあたりを考えてみると、これは、慮(おもんばか)る心と、それによる悲しみ、傷の物語なのじゃないかな…と思いました。全てを解決できないなら、「離れる」というのも第三の選択として大切だと思いました。
その他一言感想。
- 史実にある『魔女裁判』みたいな言いがかりなども含むのか?と想像しましたが…。
- 牙の生えた両乳…。その割には、あまり大きく描かれてないような…。
- 「あたしは悪くない」で球磨川禊的なモノを感じました。
連載化されたら?
主人公が受けた『魔女の呪い』に関して、調べながら、色々な魔女と対決して…という感じになるのじゃあないか?と想像。『呪い』は二つ存在したハズで、その辺りのことも関係するかも??
後、同行者に魔女が増えたりして、ラブコメ的側面も出るのかも知れないな…と想像妄想しました。個人の妄想です。
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前作のことを思い出すだに、マンガとしての柔軟性が増した感じがしますね。
ジャンプネクスト2013冬

少年ジャンプNEXT! (ネクスト) 2013WINTER 新人さんの読切が多数収録されております。ゆくゆく連載作家が生まれることを考えると、ジャンプ隙には、御用達の一冊なのであります。
本当の余談。
最近、自分の書いた小説を何度も読み返しているので、ジャンプ感想を書くにも、そっちの方の思考回路を使っているように思えます。
後、『XVED』というタイトルを検索してみましたが、動画のコーデックが出てくる感じだったので、おそらく造語なのだと思われます。
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