UMA友間会(弗田恵介)が面白い!ラブコメ的雰囲気と世界感…ネタバレ注意!ジャンプNEXT! 2013WINTER(冬)感想6
UMA友間会(弗田恵介:ふったけいすけ)
☆U:嘘かホントか…!?M:見た事ないけど…A:会ってみたいね!!夢と絆の未確認読切49ページ!!ということで、弗田恵介先生の読切です。以前、『鏡、生存中!』という読切を掲載されておりました(その感想記事は記事後半で紹介します)。
主人公は飛魚結磨(ひいおゆうま)君。ヒロインは出杯鴎(でばたかまめ)さん。読みが難しい感じ名前ですね。。。
おもしろかったところ。
なんとなく主人公の名前から想像できそうなモノですが、その明かし方がダイナミックで面白かったです。まぁ、レベルE的世界感と言いますか、地方都市(山陰地方?)の町の秘密に気付いてないヒロインという設定も面白かったです。
後、特殊能力の設定と言いますか、人の『理性』とUMA『特性』の関係性も面白かったです。ちょっとナルトのチャクラっぽい感じも受けました。
つっこみ、気になったところ。
まぁ、作画に関して、背景等々と作画にムラがあるような感じがしました。どちらも荒いっちゃあ荒いのですが…背景は背景で専門で描いた人がいるのかな?後、仕上げや枠線などは感性の部分だと思うのですが、読み直してみると「いいのかな?」と思えるくらいに荒いなぁ…。
読切作品で『コピー』が使われる(たぶん)って珍しいな…と思ったのですが、同じ絵でキャラクターを噴出しでビハインドするのは「面白い」と思いました。
…私も、わずかながらマンガ原稿を描いたことがある身なので、作画面のつっこみは全部ブーメランアタックだと思っております。えぇえぇ。
良かったところ。
一応、バトル的な展開はあるのですが、ストーリー上というか、キャラクターの心情や関係性を考えれば、「戦う必要あるのか?」と思えたのですが、だからこそ、バトル展開からのズラし方、目の前に怪異があるのに、『お弁当』にシフトしていく感じで、ラブコメの感じが良かったです。
最近のネットスラング的な印象が強いですが、「なにこれかわいい」という台詞は秀逸でした。
考えたこと。
UMAと人間の関係性がテーマかな?と思うと、人を信用できるか否か、というのは人間同士でも起こりうる訳で。考え方に『差』が出たのは、出合った人の違いかな…と思いました。
人と人との関係性においても「良い出会い」があれば、色々なことを肯定的にとらえることもできるだろうな…と思いました。
その他一言感想。
- 一応敵役の覆手衛子(おおいてえいこ)さん。雪男の女ってややこしい存在だな。
- 理性と特性の仏教的?な解釈が面白いです。『理性宇宙』って壮大。
- なんか雪男女とフラグが立ったような…と思ったらそうでもなかった。
連載化されたら?
連載になったらどうなるだろうか?と考えても、ちょっと絵が浮かばない感じですね。UMAと人が暮らす町で…という話は広がるような気がしましたが、今回の読切には『悪』が存在してなかったので、連載化にあたっては『悪』を設ける必要があるかな?と思ったのですが…。
それをすると、この作品の良さが失われるかな?と思ったり。
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この読切は「すごかった」ことを覚えております。細かいところまで覚えてないですが、作画などなどは、どうだったかなー。
ジャンプネクスト2013冬

少年ジャンプNEXT! (ネクスト) 2013WINTER色々なジャンルの作品が掲載されていて、本誌では読めないような『荒削り』さを体感できるのも、増刊の醍醐味ですよね。
本当の余談。
お弁当のラブコメ具合が良い感じで、「お弁当を食べたい。」と思いました。誰かお弁当作ってください(自分でも作れますけど)。そういう思いが、昨年末に書いた同人小説にも込められてたりします(誰得?な宣伝)。
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