小説の書き方「タイトルから考え、描きたい感情・気持ちを探す」感じでした。
はじめに。
実はブログ記事として「小説の書き方」に関して書こうと思っていたのですが、中々書けないでいました。何回か話題にあげておりましたが、昨年末に小説同人誌冊子を制作したもので、その時に、小説を書いた時のことを思い出して、記事にしてみようかな、と思いました。
書き方、という観点で考えると2点思い浮かび、それは…。
- タイトルから考える。
- 描きたい感情・気持ちを探す。
ということでした。この二つがあれば、小説を書き始める取っ掛かりができるのじゃないかな?と思いました。取っ掛かりができれば、後は、描きたいモノにあわせて、世界感や登場人物を考えていけばよい訳です。
今回は、この取っ掛かりに関して、記事にしてみようかと思います。ちなみに前回書いた小説は上記2点からスタートさせましたが、世界感や登場人物から書き始めることもあります。
1.タイトルから考える。
同人小説冊子のあらましを軽く説明しますと、共通テーマとして『除夜』というのを設けて、私と友人が一つずつ小説を書く…という感じでした。私は、『除夜』をタイトルに入れて、ダジャレっぽくしようと思って、紙のノートに色々なタイトル候補を書きあげてみました。以下が、その例です。
- 除夜カレー
- 走れ除夜ス
- 新婚除夜
…ただ、タイトルだけを並べてみても、中々、内容まで思い浮かびませんでした。まぁ、除夜にカレーを食べるとか、除夜に友人のために走るとか、新婚夫婦の初めとの年越しとか…とか、タイトルだけでも内容は思い浮かびます。
勿論、その内容で書くことはできるのですが、そういうのは、大抵、途中で力尽きます。書いている間に楽しくなることもあるのですが、「書きたい!」という気持ちが一定量を越えないと、私の場合は、書き出すことができないのです。
2.描きたい感情・気持ちを探す。
記事にする都合上、1,2と順番にしましたが、おそらく『タイトル』と『感情・気持ち』の部分は同時進行的に行っていたのですが、タイトルを決めつつも、描きたい『感情』というのを考えておりました。この場合の『感情』は私の感情です。何かを伝えたいとかよりも、もっと原始的に、何かを「出したい」という感じでした。
そもそも『除夜』というテーマを提示したのは私なのですが、どこか精神的で、じわっと嫌な気持ちになる感じのことが描けるのじゃないか?と考えていたことがあります。嫌な気持ち…というのは、ちょっと違うかも知れませんが、何か考えるキッカケみたいなのを示したかったのかも知れません。
ここで、前回書いた小説に込めた思いを書いてしまうと、重大なネタバレになるので、「今、小説に書きたい(かもしれない)感情」を二つほど紹介してみます。
死んでしまった女の子との恋愛的なモノ。
まぁ、これは、ジャンプで大石浩二先生の『氷上布武』を読んだことが大きいのですが、まだ、恋愛が恋愛だけでいられた頃の淡い気持ちと、死と、悲しさみたいなモノを描きたいな…とか思っています(書いてて恥かしい)。
恋愛が恋愛であったことの思いや、『死』という悲しい別れに関する感情は、子どもの頃から持ち続けている気がします。
責めることのできない善意の結果。
『ボンボン』という石ノ森章太郎先生のマンガがあるのですが、その中で主人公が友人のためにラーメンにコショウをかけてあげるのですが、量が多すぎてすごく辛くなってしまう…というくだりがありました。近年では、ワンピースの最初の方で、ロロノア・ゾロに女の子が『おにぎり』を作ってあげるのですが、良かれと思って砂糖を使ったら美味しくない…という話がありました。
その二つの話で共通して感じるのは、無知ゆえに、善意が上手く結果を出さなくて、それゆえに相手を責めることができない…という部分に『やるせなさ』のようなモノを感じます。その感情を、いつか、小説なり演劇なりで表したいな…と思っています。
前回書いた小説は、この二つのモノとは違う『感情・気持ち』を自分の中で探し出し、それにあうタイトル、テーマ、世界などを探していきました。
ラストを決めて書き出しました。
一応、書きたい気持ちが見つかったら、後は、ラスト(オチ)を考えて、登場人物なども考えつつ、最後まで書き上げた感じです。書きながら描きたいシーンなども、探していく感じでした。そんなこんなで、小説を完成させることができた訳なのです。
一つの小説の書き方の参考になれば…。記事後半は、関連記事や余談なのです。
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記事後半です。
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おわりに(余談)。
この記事が小説の書き方の参考になるかは分からないですが、「書く」ことを目標にして書くよりも、自分の心の中に描きたい事を探した方が、書きやすかったりします。それは、もしかしたら、心の叫びのようなモノかも知れません。
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