アルベリーとアワレな悪魔憑き(天野洋一)が面白い!コメディ色強い…ネタバレ注意!ジャンプ感想08号2013年1-1
2013/08/13追記。現時点で最新作の読切の感想を書きました。
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アナノムジナ(天野洋一)面白い!妖怪と科学とハッキング(ちびっこ)と…えぐい感じが…ネタバレ注意!ジャンプ感想37・38号2013年10以下からは、『アルベリーとアワレな悪魔憑き』の感想です。
アルベリーとアワレな悪魔憑き(天野洋一)
☆ヘンテコ悪魔と出合ったら!?デビルコメディー特別読切センターカラー47ページ!!ということで、本誌はお久しぶりの天野洋一先生の新作読切です。雰囲気のあるカラー扉絵は、読み終わってから見ると、かなり細かく登場キャラクターが集結しております。
主人公は蔵月心太さん、ヒロインは神椰光乃さん。タイトルにもなっているアル=ベリー氏…という感じのメインキャラクターです。
おもしろかったところ。
日本は確かに諸外国に比べると信仰心などは薄い気がしますが…神社にいるの神様が、ハゲ散らかしたメタボなオッサン(しかも白ブリーフ)なのが面白かったです。ちなみにお地蔵さんとか、地蔵盆とか、割と生活習慣の中に信仰が混じっているので一概に宗教性が低い…とも言えない訳ですが(マンガの感想から外れますが)…。
ToLOVEるに出てきそうな、服を溶かす『デビルズ・ウォーターガン』が登場した時に、「まさか!?」と思ったのですが、その予想の上空を飛んでいくような展開が面白かったです。服を使う魔水の使い方を間違っている!と思った人も多いのじゃないだろうか…。
私の知る天野先生の作風よりもコメディ色が強くて意外な感じでしたが、面白かったです。
気になったところ。
や、矢文…だと…!?という感じの超展開に思えたのですが…。おっさんの外見的に光乃さんと一緒にいるのがヤバく思えたりしたのですが…。
矢文がダイナミックな転換点で、後半の展開の種は蒔かれていた感じですが、もう1ページだけ光乃さんとの別れと矢文に間があっても良かったのじゃないかな?と思いました。
マンガ的に時間経過はしているのですが、同じ見開きってのが、気になったのかも知れません。
考えたこと。
5年魂という5円玉っぽいアイテムが面白いと思いました。使わないといけない状況が起きるのかな?と思って読んでいたのですが、不良の攻撃を凌ぐ(デビルズブートキャンプ)のに5年はもったいない…と思っていたら、モンハンで強くなるとか、割としょーもないことで、描かれているだけで25年も寿命が使われてって…。
ヒーローになりたい!という気持ちと、なれた感動の部分だと思いますが、後先考えずに寿命を消費する様から、一時、社会問題となって『ガチャ』を連想しました。歯止めがきかない感じが…。
減っているという実感がなかったら、恐ろしいこともしてしまうのかな?と思ったり…。
良かったところ。
後半の展開が熱くて良かったです。アル=ベリ氏が主人公に対して、そもそも教育的意味合いを持ってなかったんだな…と思ったのですが、都合の良い『力』を得た中で、本人が『自覚』することが大切なのかな?と思いました。
序盤に二つの意味で一発ネタだと思われた『悪魔の芋』が、ラストに役立ったのも、ストーリー術(伏線など)的に良かったです。
後、クライマックスシーンと思える『悪魔の焔(デビルズ・ブレイズ)』が発動する見開きは、ぞわっとしました。悪魔的というか呪術的というか、見ていて面白い見開きでした。説明のコマも焼け焦げてますね。
その他一言感想。
- ジャガーさんを思い出すイメトレイメージが面白かったです。
- 心太(ところてん)が読める異形の存在も珍しい。。。日本に詳しい。
- 珈琲の銘柄ですが『BOSS』→『8055』にセンスを感じました。
連載化されたら??
読切的には一件落着していて、連載化に繋がる要素もあると思います。その場合は、寿命が減りっぱなしだと話が単調になるので『増える』要素もあったりしたら面白いのじゃないかな?アル=ベリー氏と対になる(ブリーフじゃない)キャラを用意するとか…!?
思った以上にコメディ色が強かったので、もっとギャグ要素を膨らませても良いかな?と思いました。
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叙情的な部分(余談)。
空き缶が、バスケが得意(自称)なのに入らない…。自分を保つためにJ-POPは聴かない。ヒーローになれなかった少年の空き缶に対する態度の違いで描かれる部分などが、叙情的でいいなー…と思ってました。そこで作品イメージを固めたから、矢文からが超展開に思えたのかも知れません。。。
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