むこうみず君(宮崎周平)赤塚賞受賞作/最新作・感想!面白い…地獄のミサワぽい?ジャンプ11号2013年4-3ネタバレ注意!
むこうみず君[赤塚賞受賞作](宮崎周平)
ギャグマンガというのは、影響の変遷というか『系譜』みたいなモノがあると思うのですが、今回の読切の『むこうみず君』からは、そこはかとなく『地獄のミサワ』節を感じました。アンニュイな感じだったり、ダラダラした感じとかに…。
新旧二作の感想を書きますが、赤塚賞受賞作の方は、ほぼ固定の二人で繰り広げられるので、そのまま「コントの脚本」とかになりそうだな…と思いました。
おもしろかったところ。
読んでいたマンガと同じように「許せ」と言うのが面白かったです。ふとした表情に味があったり。事情を説明することで、同じテーマが継続したのも面白かったです。
あと「空気は読めない…」というモノローグに、そこはかとないセンスを感じました。
良かったところ。
一つの音に対して、専用の笛を用意する…という発想がすごいな…と思いました。「ラスボス感」という表現が現代的ですが…。後『遅刻』のパンに関する話は、落とし方が良かったです。案外、人間関係の中での、なんとも言えない部分を突いているように思えます。
むこうみず君[最新作]
続いて最新作。相方として『坂本珍平太』が登場し、舞台が学校にも広がり、マイナーチェンジが加わった感じですね。ちょっと可愛い先生というキャラも加わったのが良かったです。また『むこうみず君』というタイトルっぽい内容になりましたね。
おもしろかったところ。
友達の家での『社交辞令』を真に受けるのが面白かったです。しかし、坂本君寝てる間だけ実は帰っている…とかは『認識』とか『意識』に繋がる感じがして、面白かったです。寝ている間のことは分からなくて、分断された中から自分勝手に『継続』を形作っているような…。
「雨の日に野球する」って非常に、むこうみずですね。そこも面白かったです。
気になったところ。
シチューをカリアゲに塗って『中和』のネタですが…一応坂本っちゃんのことは『好き』なので、あまり陰惨な印象(いじめとか)はないのですが…『中和』という発想から行動に転じる「むこうみず君」に、そこはかとない狂気を感じました…。
その他一言感想(新旧あわせて)。
- パンからスタートでカロリーメイト、ゼリータイプに到るのが現代的ですねぇ。
- サッカーの交代の時の拍手の意味とか考えたことなかったなぁ(詳しくない)。
- お姉ちゃんのキャミソールを着るとわ…(焼肉には参加してない?)。
- 座布団などでベース並べたら…それで完了だったのかな?
- クラスメイトにサザエさんぽいキャラがいるような…??
一挙に2話掲載でしたが、どちらも面白かったです。案外、赤塚賞受賞作の方が尖っていて好きかな?と思ったりしました。
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来週は…。
今回は、空知先生と久保先生が二人ともインフルエンザで休載とのことだったので、異例の事態でしたが、来週は、復帰されるのだと思います。いわゆる『代原』という感じだった訳ですが…。
一気に2話も掲載されるというのは、異例というか、インパクトが大きかったです。
余談。
…本当は、二つの記事に分けようかな?と思ったのですが、まぁ、一つにまとめてみた感じです。
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