ここだけの秘密(岩本直輝)感想・異形の表現が面白い!ネタバレ注意!ジャンプVS(バーサス)2013年5
ここだけの秘密(岩本直輝)
☆キミの知らない世界がここにある!!秘密結社特別読切センターカラー45ページ!!ということで、岩本直輝先生の新作読切「ここだけの秘密」です。
主人公は楼蝉クロ。ヒロインは来栖麻里さん。謎のグラマラス美人。怪人とニンゲンを巡る物語です。
おもしろかったところ。
頭が割れる…という一昔前のギャグマンガを連想しそうにもなったのですが、主人公の外見をダイナミックに異形にするのが面白かったです。後、マンガに出てくるような秘密基地(マンガですけど)、『シニー・ガーミ博士』という名称から、仮面ライダーのパロディを感じさせますが、秘密基地の設定とかが楽しかったです。
外見や言葉、単語に関してですが善悪が逆転している感じも良かったです。
良かったところ。
異形の描写ですが、倫理や善悪が揺れる感じのシーンがあって良かったです。主人公の特性が明かされるシーンですが…前作までにはなかった偉業の表現だな…と思いました。主人公の能力の覚醒のシーンも良かったです。
後、ボーイ・ミーツ・ガール的な部分、ヒロインと主人公が出会ったから生み出される力…そういう部分が、岩本先生の持ち味かも知れない…と思いました。
気になったところ。
…ただ、ボーイ・ミーツ・ガール的な部分は前作の『マジコ』で徹底的に描かれていたと思います。男女の力をあわせて…というのは、『マジコ』のクライマックスをそうそう越えられないのじゃないかな?と思いました。
内容的には面白いのですが、どこか「イージー」に感じた部分もありました。なんでもかんでも『原作』という発想もどうかと思いますが…一度、極端に言うと、ヒロインが出てこないストーリーとかも読んでみたい…と思いました。一つ前の読切の『セクション459』はその雰囲気があったように思います。
その他一言感想。
- 明らかにローゼン・クロイツ。
- 人の言葉が理解できるのだから、共存も出来そうなモノだけど…??
- 一撃!のシーンは爽快感がありますね。
連載化されたら?
『13人の怪人』のうち一人しか登場してなくて、『ニンゲン』にまつわる部分も不明なところが多いと思いますが…その辺りを膨らませるのとは別に、主人公の心の部分などに、もう一本ラインがいるように思えます。
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ジャンプVS。
※岩本直輝先生のファンなら買いでしょう。何しろ、センターカラーです。
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余談。
そこらここらに「寄生獣っぽい」と思わせる部分を感じました。作品世界設定とか、能力の描写とか…?そう感じた部分もあったのですが、先述した能力の覚醒の部分で、確かなモノを感じました。
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