怪物監獄(大須賀玄)感想・能力の設定が面白い!読み易い!ネタバレ注意!ジャンプVS(バーサス)2013年9
怪物監獄(大須賀玄)
☆業を憎んで人を憎まず!超常看守読切センターカラー47ページ!!ということで、大須賀玄先生の『怪物監獄』です。作者紹介を読むだに以前に2作品を掲載されていたみたいで、両方読んでいるハズなのですが『ケイドロ』に関しては、感想を書いてなかったみたいです…。
主人公は、ト〆一(うらしめはじめ)。ヒロインは祈真由(いのりまゆ)さん。主人公の相棒れんこさん。学校の先生は鯖缶(さばかん)先生。魔人カルマンにより生み出される『業魔(ごうま)』とは?
おもしろかったところ。
バトルマンガにおいて、主人公の戦う手段。能力というのは一つの注目ポイントですが、タイトルにもある『監獄』に捕らえた『怪物』を使役して戦うのが面白かったです。仲が良くなって朗らかに雑談してたり。現代版陰陽師と式神っぽい感じでしょうか。
使役している『怪物』は、更生前なので能力が暴走する可能性がある辺りも面白かったです。
気になったところ。
『業魔』という怪物がいる現代が舞台ですが、警察とかはどう考えているのか?とか、他の組織とかないのかな?とか、『監獄長』はお給料でるのかな?とか、社会との関わりが気になりました。
後、『監獄』に入ったら、入った人は社会から消える訳で、家族はどう思うのか?とか…少なくともラストシーンで『生徒が一人疾走した』話題が出てこない辺りが…。
今回描かれた物語の一つ外側の設定等々を知りたいな、と思いました。
良かったところ。
増刊での読切においてベースとなる『読み易い作画力』は良かったところとして、多大に評価されるべきだと思います。絵に関して「ざわ」っとなったところは(たぶん)なかったです。
後、敵怪物の『毛細血管?の描き込み』がすごく好みでした。タカマガハラの怒張していた人を思い出しました。
後、主人公が体現していたりする部分ですが「間違ったり失敗したりしても『やりなおせる』というテーマ的な部分も良かったと思います。主人公が不勉強なのは、解釈が難しいですが…。
その他一言感想。
- 最近、「あわわ」の口が氾濫している気がする。この表現に名前あるのかな?
- 好きなら相手の気持ちを考える…それができない頃もありました。
- 出た扉が『解錠』される二段階の仕組みなのかな?人が通れる扉と怪物が通れる扉は違う??
連載化されたら?
業魔を「捕らえる系」の物語が想像できます。そして、捕らえた業魔は戦闘能力として使いながら、魔人カルマンを追う…という感じでしょうか。『業』の魔人がラスボス的な連載になるのじゃないかな?と思いました。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
ジャンプVS。
色々な読切が読めて、マンガ好きは必携の一冊です(※個人の感想です)。
関連記事。
死して屍、されど魂朽ち果てず!血魂バトル読切47P!!ということで、大須賀玄先生の『GHOSTRONG-ゴーストロング-』です。今後も、新人の先生の読切の感想も書いて行こうと思いますが、一応、マンガを描いた身…全てのツッコミがブーメランアタックになることは承知で、「気になるところ(ツッコミ)」も感想に書いて行こうと思います。
GHOSTRONG-ゴーストロング-(大須賀玄)・守るための強さとは?~ジャンプNEXT!(ネクスト)2012WINTER感想3
余談。
『保健室の死神』を連想しました。保健室の死神では『病魔』を引き起こす根本的な原因には到達しない物語でしたが…。
後、まだジャンプバーサスは3作品しか読んでないのですが、主人公の「優しさ」の氾濫を感じました。理由はあったりなかったりだけど「優しい」主人公というのが一つのテンプレートになっているような…??これは、『怪物監獄』だけの話ではないですが…。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口