改造人間ロギイ(三木有)感想・演出とバトルが面白い!ネタバレ注意!ジャンプVS(バーサス)2013年2
改造人間ロギイ(三木有)
☆狩られる者と、駆られる者と!!CHASING ACTION!!読切47ページ!!ということで、三木有先生の『改造人間ロギイ』です。実は、同名の読切があるのですが、前回の内容は、ほぼもう忘れてしまっております。
主人公は改造人間のロギイ。ヒロインは改造人間の金型である少女(名前は分かりません)。ほとんど出番のない相棒のドグ。敵はアキヒナ&アルジャーノンです。作品背景の気になる物語でした。
おもしろかったところ。
バトルの描写のダイナミックな表現が良かったです。特にアルジャーノン(でかい)が暴れまわり、街が破壊される様子、アクションに具体性があるのが面白いと思いました。ビルの壁面を破壊しながら移動したり、どこをどのように壊しているから、壁を走れるのだな…と思いました。
作品世界の『改造』の表す行為ですが、血によって能力の強化されるのも面白かったです。背徳感があるような。映画的な演出を感じる部分があったのですが、スタイリッシュな終了の仕方も上手いと思いました。
気になったところ。
バトルシーンの前哨戦を担う手下キャラの能力が分かりにくいな…と思いました。多腕によるナイフ使いはアシュラマン状態なのかな?と思ったのですが、残像のようにも思えました。もう一人のキャラの熱攻撃も最初に出た時は、よく分からない感じでした。
後、これは仕方がないことなのですが『人間を完成させる』という文言は、しばらくは『めだかボックス』を連想させてしまうと思います。意味合いは全然違いますが、しばらくは連想されてしまうのじゃないか?と思います。
良かったところ。
「お前は天才だな」というアキヒナの台詞がすごく良かったのですが、そこに現れる淡々とした感情やヒロインの金型少女の感情が乾いている感じが良かったです。
後、金型少女の涙のシーンが良かったです。金型にとって大切なのは『細胞』という言葉は…『細胞』を身近な色々なモノに置き換えると味わい深いです。
自分の存在とは?と考えると、持っている能力なのか?人との関係なのか?それとも性格なのか?細胞を『能力』と置き換えてみると、私達の身近で起きている問題のようにも思えます。
その他一言感想。
- ロギイがAB型とは私と同じですね。
- iPS細胞を思い出す設定ですね。移植のレベルは臓器単位ではない?
- バトルシーンの開始が映画を思い出させる。攻殻機動隊かな?
連載化されたら?
作中に残された謎『ボスとは…??』や、回想で語られる『改造の時』など、物語の伏線、背景がありますので、そこを追う形で物語が広がるのじゃないかな?と思いました。連載とか関係なく、単行本1冊分くらいで読んでみたいとも思いました。
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ジャンプVS。
バトル漫画がテーマですが、盛り沢山な一冊です。
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余談。
『透明人間』の能力が出たのですが…ジャンプバーサスの他読切と題材がかぶった…!!という…。しかも掲載順は連続しています。よく考えれば、透明は生物的な能力なのか?と思いました。
服が体の一部分なのかも知れませんが…。
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