アイアンナイト(屋宜知宏)感想・面白い!連載化を想像できないのがスゴイ!ネタバレ注意!ジャンプVS(バーサス)2013年4
2013/12/02追記。新連載一回目の感想を書きました。以下です。
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アイアンナイト・新連載1話「RISE-ライズ」ネタバレ注意!丑鎮鉄平と姫神翼、壊れる日常…ジャンプ感想01号2014年1以下からは、読切版の感想です。
アイアンナイト(屋宜知宏)
『アイアンナイト』とは、前作の読切二つを足したようなタイトルですが、屋宜知宏先生の新作読切です。主人公は牛鎮鉄平(うしずめてっぺい)。ヒロインは姫上翼(ひめがみつばさ)さん。鬼人(ゴブリン)病という謎の奇病が現れ日常が壊れていく物語です。
現時点で、VSの作品をまだ全部読んでないのですが、今のところ一番だと思いました。
おもしろかったところ。
ある日に突然に日常が壊れる感じが、『ひぐらしの鳴くころに』ぽいのかな?と思ったり、警察とゴブリンの戦闘の雰囲気は『寄生獣』っぽいのかな?と思われたのですが、作品世界の雰囲気が良かったです。
特にゴブリン病とは?の部分を、お爺さんの昔話で語らせるのは巧いと思いました。医学的な説明は出てこないのですが、謎が謎のまま、伝承の部分でしか説明されないのが良かったです。
気になったところ。
単純に画力などは、もっとあった方がいいのかな?と思ったのですが、緊迫感的などを考えると、絵でプッシュしてこないあたりが(変な表現ですが)逆に良かったです。絵的に演出することはできても、大事なのはそこじゃないな…と。
バトルシーンを見ていると、単純に白・黒のバランス的に、敵に黒い領域(ベタ成分)があった方がいいな…と思えました。主人公が暗い目のトーンなので、画面が真っ黒になると、マズいですが…。
後、短編マンガとして完成しているから連載化のイメージが見えない…という部分も気になりました。まぁ、そこが良い部分でもあるのですが…。
良かったところ。
悲しい夢のシーンと、目覚めた後の凄惨な、悲しいシーンが良かったです。掛け値なしにヒロインとの離別のキッカケを描くのは関心しました。そして、バトルシーンのクライマックスが…。
物語の後半を読んでいて気付いたのは、他のバトルモノと一線を画すのは主人公の理性も、守る存在も既にない…という部分でした。お爺さんの話と重ねてみると、現代の神話のようなイメージになりました。
その他一言感想。
- パンデミックをツイッターやフェイスブックで確認とは現代的ですね。
- コメディとラブコメ的雰囲気。ふくれた顔の意味は?
- …同じキャラで連載化を考えてないのかな?
連載化されたら?
もしも連載化したら今回の話は『前日譚』にあたり、別に主人公となる視点人物が必要になるように思えます。設定などを残す方法とは違う読切論を考えてみたくなる感じでした。
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ジャンプVS。
※私の感想を読んで読みたくなった!という方はご購入を検討されたら本望です。
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余談。
というようなツイートをしてから感想を書くまで、ちょっと間が開きましたが…とても面白かったです。
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