ヨアケモノ(芝田優作)感想・新撰組のIF設定が面白い!ネタバレ注意!ジャンプVS(バーサス)2013年10
2014/07/19追記。新連載第一話の感想を書きました↓です。
・
ヨアケモノ新連載1話ネタバレ注意!主人公は暁月刃朗&銀「山犬」松永主膳とは!?バトル描写のやりすぎ感(芝田優作)ジャンプ感想34号2014年1以下からは、読切版の感想になります。
ヨアケモノ(芝田優作)
☆獣が、夜明けを斬り拓く!!新撰組異聞読切47ページ!!ということで、どこかで名前を聞いたことのある人も多いのじゃないか(ワンピースとかで)と思われる芝田優作先生の『ヨアケモノ』です。主人公は朱月人狼(あかつきじんろう)さん。登場キャラは、沖田総司、山崎蒸、土方歳三、原田左之助、永倉新八…と新撰組の『異聞』…黒船の17回来襲している幕末日本の物語です。
おもしろかったところ。
正直、幕末ストーリーには詳しくないのですが、17回来ているあたりから歴史IFが始まっているのでしょうね。『壬生の狼』という言葉がありますが、語られなかった裏の歴史として、そのままの言葉の意味の世界感が面白かったです。
獣刃(じゅうじん)と呼ばれる兵器が持ち込まれ、それを巻き込んで幕府VS反幕府という対立になっているのは面白いです。だとしたら、真の敵は外国にいるように思えますが…??
気になったところ。
作画に関して。これまで、私が読んだ限りですが2度の掲載歴。画力は非常に高いと思ったのですが、画面の情報密度が一定に濃いので、逆にメリハリがたってないな…と思いました。クライマックスが夜のせいもありますが、ずっと暗いように思えます。
後、終盤の入り口での主人公の現状認識とか、怪異に対して態度が強すぎるようにも思えました。この辺りはラストとも絡んでそうなので、私の読解力の部分もあります。
後、現代に暮らす私は、『武士道』に生きてないので、武士道に生きる主人公達に共感するのが、難しかったです。元も子もないように思えるのですが、違う時代の価値観と『共感』できる部分は、きっとあるように思えますが…??
良かったところ。
主人公の日誌という形で進むモノローグの関係か、主人公の成長録のように思えました。そういう意味では、じっくりと展開して、もう倍のページほど読みたい気持ちになりました。
また、新撰組をモチーフにしているだけあって魅力的なキャラが多いと思うのですが、いかんせんページ数的に、フォーカスするのが難しいようにも思えます。
ラストは、もう少し分かりやすい方が良い…とも思ったのですが、主人公の行動原理がよく分かった良かったです。
その他一言感想。
- 新撰組って当時(正史)は地元の人から嫌われていた?
- 偶然だが、牛鬼って題材かぶりだなー…。鬼が流行っている?
- 描き文字の「カカン!」もワンピースからのミームかしらね?
連載化されたら?
獣刃の能力には代償、犠牲が必要な呪いのような感じなので、連載化したら、反幕府勢力と戦いながら、真の敵も探す感じじゃないか?と想像します。争いの種を日本にばら撒いた存在がラスボス…という感じでしょうか?
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
ジャンプVS。
※定価400円で560ページとかあるのでかなりお得ですよ!
関連記事。
ストーリーは、連載を意識した「集める」系のストーリーですね。しかし、「集める」系の読切りは、数あれど、割と連載に繋がってない印象があるのですが、いかがでしょうか?集めるストーリーは、やっぱり、ドラゴンボールがイメージされますが…???
明治百機八匣譚DENGI(芝田優作)、パンツ!おっぱい!~週刊少年ジャンプ2009年35号①
2011年もトバしていくぜ!!ジャンプ本気印漫画カーニバル第6弾!!(長い)、芝田優作先生の『ENMA GAVEL-エンマ・ガベル-』です。以前も金未来杯にエントリーされていて、基本的なマンガ力は高いと思いました。
ENMA GAVEL-エンマ・ガベル-(芝田優作)は割と面白い~ジャンプ感想2011年09号①
余談。
演出の感じなどは全然違うですが、そこはかとなくワンピースに通じる、感じさせるモノがあるように思いました。なんとなく、ワンピースのアシスタントをされている?と思っているのですが、単なる勘違いかも知れません。
ワンピースの扉絵アイデアの投稿者の名前で登場されたのも偶然かも知れませんしね…??
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口