観劇記録:第三劇場・新入生歓迎公演「詩的」@同志社大学新町別館小ホール
第三劇場さんの新入生歓迎公演「詩的」を観て来ました。観てから随分時間が経ったので、観劇記録です。
話は、半端なく重かったです。 抽象的という表現もありますが、話は半端なく重かったです。抽象的というか、精神面、死等々の話が重かったです。だからして、難解というか、よく分からない部分が多かったので、雰囲気を楽しむ事にしました。
三人芝居でした。 キャスト数は4人ですが、ほぼ3人芝居でした。主人公、黒がメインの衣装の女性、白がメインの衣装の女性という感じです。以前、同じようなイメージで脚本書いた事あります。完成してますが、どっかに行きました。
で、前項にあるように話が重かったのも込みで、どうしても、立ち位置等々のバリエーション、会話のバリエーションが限定されてきます。つまり、役者をA、B、Cとして、A・B・C、A・B、A・C、B・Cしかない訳ですから。まあ、実際は、4人目がいたので、もう少し膨らむのですが、4人目のお医者さんは、出番が本当に僅かでした。
だからか、後半に行くほど、同じようなシーンに見えてきて、ちょっとお腹いっぱいでした。もう少し脚本を絞っても良かったかも知れません。時間的に。
舞台が良かったです。 舞台は、廃墟のような、牢獄のようなコンクリート(かな?)剥き出しの部屋でしたが、質感と雰囲気が良かったです。パネルで作られていると思うのですが、かなりの作りこみでしたし、床も歩くとザリザリ、パキパキ言ってました。ひとつ気になったのは舞台上の机は、木製で、周りのコンクリートから浮いていた事でしょうか?それが意図だった…?
映像の使い方が群抜でした。 何よりも、映像の使い方が良かったです。映画やTVで出てくるような、「朦朧として、人間がぶれて見える」という事をやってのけてました。もしくは、分身の術。
おそらく、舞台上で撮影した、衣装も全て同じ映像を、舞台と重なるように投影しているという感じだと思います。同じ人が3人になって動きます。だから、本人一人(当然)、映像二人なので、映像は加工が加えられたものなのでしょう。
つまり、動かない景色の部分は、実際の舞台と、重なり合い、動いている人間の映像だけが、舞台上で動いて、しかもそれが「
そこにいる」ように見えたのです。
この映像効果を見て思ったのは…
これを使えば、マトリックス・リローデッドの100人スミスが舞台で再現出来る!って事でした。 まあ、映像を作るのが、大変になるでしょうが…。
相対的に、スタッフ面に「ほぉ」と思う公演でした。まあ、「話が重かった」というのはストーリーに関する感想で、役者さんの演技は、整っていて、普通に上手かったです。
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