ガリレオ#2「指標す」ドラマ感想・立証できない事実は最強。湯川先生(福山雅治)は恰好よくていいんです。
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。はじめに。
私は劇場版『容疑者Xの献身』しかガリレオを見たことがなかったんですが、ドラマは宗教・超常現象のネタが多いのですね。そして、先週に「ダウジングで犯罪?!」と書いていましたが、全くそういう流れではありませんでした。
さらに、先週のタイトルで湯川が恰好よく見えてしまう件について触れていたが、大学の講義には女子大生が群がる設定であり、どうやら恰好いい設定でいいみたいです(笑)
結構劇場版『容疑者Xの献身』にとらわれているかもしれませんね、私。
面白かったこと。
今回ついでの予備知識?で出てきたのは慣性の法則。慣性の法則は・・・確か中学で習った気がしますが、静止した物体は外部からの力が働かないと動くことはないし、動いている物体は外部からの力が加わらない限り等速直線運動を続けるという現象です。
ドラマの中でとっても面白い実験をしていました。糸で四方を吊るされた板の上に十数台ほどのメトロノームを置き、すべて別々のタイミングでばらばらに動かします。すると、やがて全てのメトロノームが同じ動きになっていくのです。ここまでいくと私にはなんでそうなるのか、方程式さえよくわかりません(笑)(おそらくそんなに難しいことではないと思うのですが)「へぇ」の世界でした。周期的振動が同期し相互引き込み現象が起きるそうです。私は一応文系だったのですが、こういうのを見るとわくわくしますね。
それにしても、湯川先生の講義シーンでは「等速直線運動」とか「慣性の法則」とか簡単な単語しか出てこないのに、黒板にはよくわからない方程式が書かれていると感じるのは私が文系だからでしょうか(笑)
気になったこと。
ダウジング。L字に曲がった金属や振り子で地下水や貴金属の鉱脈を探し当てることで有名なダウジングですが、既に予期意向や不覚筋動の影響は検証されているようです。つまり、人間が無意識に与える振動が道具に伝わり動くという確率による検証が行われている。そのダウジングによる検証は(あくまで確率であり)は立証も反証もできないというのが今回の湯川の結論であるみたいです。
人間の無意識によっておこる不思議な現象のひとつに、クレバー・ハンス錯誤という現象がありました。クレバー・ハンスは有名なのでご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、「もし8日が火曜日なら、次の金曜日はいつか」と質問すると蹄を鳴らして答える賢い馬です。この質問に答えるには一週間の概念と足し算が出来る能力がないとできませんが、ハンスは正解することが出来ました。それは質問者が答えを知っており、無意識に馬に答えを教えていたことが検証されています。質問者は蹄の音が答えに近づくにつれ態勢や表情が緊張し、答えの音の直後緊張が緩和されるため、ハンスはその空気を読み取って答えていたようです。こうなると答えているという表現も正しいかどうかはわかりませんね。ほかにもドイツ語を理解し音階も理解していると言われていますが、どこからどこまでどう理解していたのか大変興味深いと思いました。
今回のドラマではダウジングにより犯人を暴いた女子高生・真瀬加奈子(川口春奈)は結局犯人の検討がついていたという設定でした。しかし、何でもかんでもダウジングに相談する真瀬さんは事件以外のことでもダウジングに相談していました。テスト範囲を相談した時は「拒否」をされたそうですが、ずっと想いを寄せていた先輩に告白されて付き合うかどうかダウジングに相談したところ、「付き合わない方がいい」という結果がだたので交際を断ると、数日後別の女の子を連れた先輩に遭遇します。これが予期意向というのかもしれませんが、「何となくそう感じる」ことに実は理由があると考えると納得のいく現象だと思いました。
とは言え、ダウジングの現象自体を人間の予期意向と不覚筋動だけで片付けることができないのは、現象の立証ができないから反証もできないからです。
期待する展開。
ほぼ無視されほぼ独り言状態の湯川の助手・栗林宏美(渡辺いっけい)。ナカノ実験室さんも感想の感想に触れられていた渡辺いっけいさんは、本当に独り言が邪魔なようで邪魔じゃない。あれだけの数の独り言を消化するなんて、すごいなぁと思って観ています。恐らく渡辺いっけいさんの十八番なのでしょうが(笑)
次回は不審な自殺と幻聴について。AKB大島優子さんが出演されるみたいですよ!
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そろそろお馴染になっていれば嬉しいです。ナカノ実験室さんの後輩かづちやえです。最近、本当に日常がつまらなくて退屈しています。退屈していると人間不信にもなります。ガリレオの湯川(福山雅治)のように“変人ガリレオ”と呼ばれていても何かに没頭できて、それが生活の中にあるのはとても素敵で羨ましい生き方だなと思います。そんな湯川の変人キャラクターも、この作品の見どころだと思います。
ガリレオ#1「幻惑す」ドラマ感想・湯川学(福山雅治)はもう少しすかしてくれるともっと変人で楽しいと思う。どうしてもカッコよさが残る悲しさ。
※以下はナカノ実験室が書いた感想です。
ドラマ相棒11が終了したので、ドラマの感想を書くことはないな…と思っていたのですが。また、かづちやえからドラマ感想が寄稿されているので、私は月9の感想を書く必要性もあまりないのですが…。
ガリレオ第1話三行あらすじ&感想・送念(笑)とクアイ(苦愛)の里の生活が考えさせられた・ネタバレ注意。
感想の感想(ナカノ実験室)。
ダウジングというと演劇のネタでもギャグアイテム扱いにして、水脈とか探しがちなのですが、ドラマの中での扱いが気になるところですね。感想を読むだに、渡辺いっけいさんがハッスルされていたぽいので、そのあたりも気になるところです。
かく言う私も、第2話を見たら、感想を書こうかな、と思っていたりします。
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