ひらけ!にょらいくん(那波歩才)が面白い!仏教の説法みたいで(笑)ネタバレ注意!ジャンプNEXT!2013SPRING(春)感想4
ひらけ!にょらいくん(那波歩才:なばふさい)
☆滅せよ煩悩!脱け出よ輪廻!新感覚解脱読切47ページ!!ということで、那波歩才先生のデビューの読切です。主人公は、にょらいくんと、平凡な高校生の平凡人(たいらぼんど)、ヒロインは愛ちゃんでお送りする…。
アオリ文の通り仏教系な新感覚なストーリーです。…ラブコメ?バトル…かな?
おもしろかったところ。
主人公のにょらいくんのキャラが面白かったです。小学校に通っているのに、小学校特有の社会性の強要が嫌いで、でも小学生は煩悩に苛まれてない好き…という小学生です。
口が達者なヘリクツ小学生みたいな感じな生意気子どもって感じですが、ブッダ(は生まれ変わりませんが)が小学生になったら…小学校とかアホらしいのかな?と。
超越的な力を持っているのに現実社会の仕組みには従うしかないのが面白かったです。
気になったところ。
…会話が主体になるシーンが多いのですが、異常にしつこいというか、結論が遠い感じがするところがありました…。ただ、私の仏教イメージの中で、ブッダと弟子がややこしい話をしていて、それが後の教えになった…みたいな風に考えてみると、会話がまどろっこしいのもワザとなのかな?と思ったり。
後、今作だけじゃあないのですが、クライマックスは『見開きで殴ればいい』という風潮はあるように思えました。ただ、これまでの読切も連載作品でも、よくあるので、一種のセオリーかも知れないのですが…。
良かったところ。
「まわりくどい」と表現しましたが、にょらいくんのヘリクツっぷりが面白くて良かったです。こんな子どもがいたら、参るだろうな…(笑)。
後、クライマックス付近のシーンは、画力を飛び越えた、なんとも言えない熱を感じて良かったです。多くは、読者の勘違いなのですが…画面から作者の想いが飛び込んできたように思えた時…マンガ読んでて良かったな…と思います。
その他一言感想。
- セーターは三眼になっているのですね。
- 一昔前の少女マンガのような絵柄の…パンチラから那波先生が女性だったりして?とか思ったり()。
- 悲しさは、感受性とか自尊心からも生まれそうだが?
連載化されたら?
主人公は謎のままですが、煩悩の可視化の能力は、色々と応用がききそうな気がします。凶暴な煩悩が出てきたり…その辺りを広げて考えると、保健室の死神っぽいイメージに繋がって行きますが…??
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袋とじの番外編とかも楽しみですよね!
余談。
銀魂やスケット・ダンスでも会話主体の回ってあると思いますが、その辺りの「難しさ」を感じました。話している内容が面白ければ…というのはないと思うのですが、絵に動きが少なくても、面白く見せる「何か」って何なのだろうか?と思いました。
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