トゥー・バッド(秋山貴志)が面白い!正義とは?悪とは?クロマティ高校を感じた(笑)ネタバレ注意!ジャンプNEXT!2013SPRING感想9
トゥー・バッド(秋山貴志:あきやまたかし)
☆悔い改めよ!!俺以外の悪は許さぬ!!最凶牧師布教読切47ページ!!夜露死苦!!ということで、秋山貴志先生のデビュー読切です。ヒロインは羊野メイ(ひつじのめい)さん。主人公は更屋敷正(さらやしきただし)。
正義とは?を考えさせられる物語でした。
おもしろかったところ。
クロマティ高校を感じました(笑)。

作品内では悪役のハズですが、不良達のトークのコメディ感、ギャグの感じがクロマティ高校の影響かな?と思えました。真顔で淡々と話す感じが…。
特に主人公の動機に結び付くはずの回想シーンがじわじわ面白かったです。最終的に目指す『悪』には行き着いているトークなのですが、それでいいのか?と思えました。
気になったところ。
設定の部分などにツッコミですが、そもそもヒロインは何故、不良学校にいるのか?教員達は不良達には何もしないのか?という部分。先生も暴力にあってたり、諦観していると想像できますが…
後、ヒロインが暴力にあわないのも気になりました。まぁ、女、子どもに手を上げない不良なのかも知れませんが…。
後、ヒロインをちょっと持ち上げすぎな感じもしました。更屋敷氏が、まるで聖女のように評するのは何故だろう。
良かったところ。
作中での『正義』の解釈が良かったです。また、悪の描き方も。ジョジョ4部の『悪』にも通じる…と思いました。どういうことか、Wikiから引用してみます。荒木飛呂彦先生の4部に対する考えです。
「第4部は人の心の弱さがテーマ」、「心に弱さをもった人が、その弱さを攻撃に向ける事が真の怖さである」
ダイヤモンドは砕けない - Wikipedia
この引用した文章に通じるというか、風紀委員の弱い心が攻撃に転じた時の凶暴さ、悪の描き方が良かったです。
後、禅問答みたいですが、「正義が暴力を振るって正義なのか?」という問題に対する、作中の解釈が良かったです。ある意味、爽快でした。
その他一言感想。
- 頬と300円の喩えが面白い。あっているような、ずれているような?
- ヒロインの警戒心の沸点低すぎような?
- 死ぬやんww。
連載化されたら?
不良バトルマンガかな?という感じですが、牧師が主人公なので、キリスト教的なあれこれとか入ってくるのかも知れません。現代において、リーゼントのヤンキーをどのように描くか?というのは、一考の余地があるようにも思えます。
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トレジャー新人漫画賞「トゥー・バッド」秋山貴志…読んでみると、今回の読切はマイナーチェンジされた感じの話だったのだと分かりました。魔物系の設定が排除された感じですね。
ジャンプネクスト2013春
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主人公の感じは、『デビルマン』みたいな感じかな?とふと思いました。ダークヒーローという言葉が相応しいかも知れません。
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