ガリレオ#8「演技る」ドラマ感想・嘘つきは女優の始まり?!否、女性はみんな嘘が上手いんですよ♪(多分)
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。はじめに。
私の部屋は建物に挟まれていて日当たりが良くありません。大分暖かくなってきて、日中会社にいる時は蒸し暑いのですが、家に帰った途端少しひんやりします。夜はまだ寒いまであります。布団はまだ毛布があります。部屋着は早くも半袖で毛布をかぶって就寝という。一見変に思われますが、寝ている間着ているものは調整できませんがかぶっていりものは調整できるので大変効率的なのです。
今回の被害者である人気劇団の代表・駒田良介(丸山智己)は密室の自室で殺害された訳ですが、その部屋がレインボーブリッジ近辺の高層ビルでほぼ全面窓の部屋でした。大きなTVにおしゃれなキッチン。人気劇団の代表とは言え、いい部屋に住み過ぎではありませんか?!(―_―)!!芸能人ではなく劇団の代表でしょ、そんなに儲からないでしょ。と、ちょっと、大分羨みながら観ていました。早く引っ越ししたい。
今回は有名女優VS物理学者。中学から演劇をしていた私にとっては違う意味で楽しみな回でした。
気になったこと。
「嘘つきは女優の始まり」と岸谷(吉高由里子)が恋人で劇団の代表であった駒田の死を悲しみ泣いている女優・神原敦子(蒼井優)を容疑者として疑う。確かに、演劇をやってるというだけで「嘘が上手い」と決めつけられた経験はあります。嘘と演技って同じものではないと思うのですが・・・。挙句の果てには「彼女は女優よ。涙を流すくらい蛇口ひねるより簡単よ。」というほぼ暴言を吐く岸谷。確かに泣き方が目ざとい感じもしましたが(勿論蒼井優さんの演技でしょう)それを言ってしまうと、女優さんが演技以外で悲しく泣いていた場合どうなるんでしょうか。そうでなくとも目ざとい涙というのは女性は得意なもので、若い女性はある意味みんな嘘が上手いものだと思っています。年齢を重ねると今度は恥ずかしくて人前で泣けなくなりますが、反して涙腺は弱くなるもので、人間は本当に面白い構造をしてますよね。
「女優は人間の業をさらけ出すのが仕事よ。常識やモラルから解き放たれてこそそれができるの。」と殺人を犯したことも経験としてしまう神原。経験に裏付けられた演技を最高の演技と評価するのは「自己満足」と評価する湯川先生。話題はかなり脱線しますが、演技において自己満足(自己陶酔)はよく計算と対比しどちらが良いのか議論に挙げられます。恐らく背景を知らない一般の観客には自己満足(自己陶酔)がいい場合もあるのが見世物の面白いところで計算だけでは観客の気持ちを盛り上げる事が難しい場合もあります。計算と自己陶酔、どちらもさじ加減で持っておくべきものであり、そのさじ加減こそが役者のセンスで個性につながるというのが私の持論です。かなりの脱線ですが、演劇論が登場したので(笑)
面白かったこと。
「我々警察の捜査の限界を超えた、常識では考えられない事件が起こったんです。完全な密室です。」って、密室なだけで限界を超えるんだ((+_+))?岸谷さん、ちょっと湯川先生(福山雅治)に頼り過ぎではないのかと思った(笑)実際、1つ目のトリックは湯川先生が話を聞いただけで解決してしまうような大変単純なトリックでした。
2つ目のトリックは、被害者・駒田の携帯で北の空に上がった花火と南の空に見える月を一緒に撮影した写真があることで、神原が駒田の部屋を訪れた時間に駒田本人は部屋にいなかった事になり神原のアリバイができてしまいました。密室であった部屋の鍵を持っていた神原しか犯人であり得ないと読む岸谷と湯川先生はトリックを解明します。湯川先生は、いつもトリックの仮説を立てる時に犯人の立場にたって「現象には必ず理由がある。」という理論で現象から逆算して仮説を立てているように思いますが、それも犯人の目線に立つと言う意味では演技に近いものがあるのではないかと思いました。
「演技にはちゃんと方法論があるんです。」
結局、鏡面シートを使った反射によって窓に花火を映し、月と一緒に撮影したというのが答えでした。ほぼ全面窓だからこそできるトリック。
今回の雑学。湯川先生曰く、ベンディングマシン(自動販売機)は人類の英知を象徴するものの一つだそうです。(あんまりピンときませんが。)最古のものは紀元前200年古代エジプトの神殿に置かれた聖水(「いけにえの水」と呼ばれるもの)を販売する為の装置だったそうです。調べてみると、この聖水自動販売機は「てこの原理」が使用されているらしく、硬貨の重みで内部の受け皿が傾き、弁が開くことで蛇口から水が出る仕組みになっていたようです。(参照はアレクサンドリアのヘロン著『気体装置』)
自動販売機の説明はストーリー上全く関係はありませんでしたが、湯川先生が胸を張って「私はインスタントコーヒーしか飲まない」と言っている姿は全く理解不能でした(笑)雑学は毎回楽しいです。
期待する展開。
次回は生瀬勝久さん!天才科学者VS天才科学者?!予告での生瀬さん「湯川死ね、湯川死ね!」だけで既に笑いのツボに入っていました。面白い役者さんなんでむちゃくちゃ楽しみです。
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