岡本喜道「逃がし屋」(週刊版)が面白い!ハードボイルドで泣いた!ネタバレ注意!ジャンプ感想28号2013年3-1
逃がし屋(岡本喜道)
☆気鋭の作家が描く「逃がし」の哲学!!疾風怒濤のハードボイルド逃走読切センターカラー47ページ!!岡本喜道先生の読切です。以前、NEXT!に同名の読切が掲載されてました。
乾いた感じ、情では動かない(?)残虐な悪役とハードボイルドな世界感が好きでした。クライマックスシーンでは泣きました。
おもしろかったところ。
「生きているだけで儲けもの」という台詞が良かったです。ちょっと泣きそうになった私はヤバイです。バトルしがちなマンガ世界において「戦うより逃げる」というのも説得力ある…というか「いいな」と思いました。
殴ったり蹴ったりじゃなくて、敵を無力化する感じが面白いです。
気になったところ。
主人公の能力や職業がかなり限定的なので、連載化したとしたら、話の広がりってどういう風につけるのかな?と。ベタなところでは、敵も魔法アイテムを使ってくる…とか思い浮かぶのですが、その場合は、今回の読切の面白さは出ないだろうな…と。
良かったところ。
冒頭の方で、酒瓶をドーナツ置きに使っている辺りにセンスを感じました。私にはそういう発想がなかったです。皿に乗せそう。
後、小物っぽい?と思わせたマフィアのボスが容赦なくて良かったです。見せしめの発想がかなりエグいのも。極悪。絵にするとかなり凄惨な様子でしょうけど、文字だけでそれが想像できるような…。
実際、絵にしちゃったジョジョ5部は…とそれは、関係ないか。
その他一言感想。
- コマの使い方が独特ですね。広く見えてコマ数が多い…のは前ページ裁ち切りだからか。
- 迷路の描写で…ハングリージョーカーを思い出した私。
- じっくりと背景を見ると、階段以外も作っていたことが分かりますね。
連載化されたら?
先述した通り、マンガ的広がりを考えるなら、敵も魔法アイテムを使ったりするのじゃないかな?と。しかし、逃がしっぱなしの連載も思い浮かびませんが、逃げまくる話も読んでみたい気がします。
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NEXT!版の感想。
☆その"逃がし"、引き受けた!!疾走するハードボイルド逃走アクション読切47ページ!!ということで、岡本喜道先生の「逃がし屋」の感想です。ツッコミと、良かったところと、一言感想でお送りいたします。
逃がし屋(岡本喜道)はクライマックスが良い!ジャンプネクスト!(NEXT)2012SUMMER感想7[ネタバレ注意!]
余談。
ラストは、ちょっと臭い感じですが、良いシーンと良いオチだなーと思ったのですが、よく考えると借金取りはどこから来たのか?と思いました。偶然現れた?案外、借金取りのマフィアよりも、彼の能力を知っているのかも。
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