NO Woman,No Cry-ノーウーマンノークライ(皆川みくに)がすごい!尾田栄一郎も絶賛!?ネタバレ注意!ジャンプNEXT! 2013SUMMER感想11
NO Woman,No Cry-ノーウーマンノークライ (皆川みくに:みながわみくに)
☆審査員大絶賛!?第85回手塚賞準入選受賞読切31ページ!!ということで、皆川みくに先生のデビュー読切です。今作のPRポイントは、審査員であった尾田栄一郎先生をはじめ連載陣の先生が絶賛された…ということでしょう。
そういう意味では、バクマン。で言うところの「マンガ家受けする受賞作」と言えるかも知れないですが、絵などなどの今後の向上はあるとしても、マンガの面白いモノが全て凝縮されていて、これ以上に面白いモノを本人は生み出せるのか?と思えるモノがありました。すごかったです。
おもしろかったところ。
尾田先生が絶賛されたのは、座頭市的物語である部分かも知れないですが、台詞が良かったです。「見えちまう」…など、座頭市を踏襲している部分もあるように思えますが、心に響くモノがありました。
また、主人公の攻撃が凄まじかったです。おそらく相手との位置を正確に測るような意味があるのだと思いますが、根底にある「痛み」の表現が良かったです。ムチャクチャ強いけど、常に身を削っている感じが、渾身でした。
気になったところ。
ストーリーのことを考えると、ちょっと結末が平和すぎるかな?とも…作中で残酷なことをしていた村人も咎を背負うべきでは?と思いましたが…読後感の爽やかさ的には、そっちの方がいいのかな…とも。
良かったところ。
先述しましたが、身を切る感じは「痛み」が良かったです。読切では無敵系の主人公が登場しがちですが、良い意味で差別化されてました。
思えば、結構ベタな展開ではあるのですが、クライマックスシーンでのカタルシスが凄かったです。画面の明暗とか、色々あると思いますが…。尾田先生が絶賛されたことを思い出すと、その根底には「葛藤」と「許し」があるのじゃないか…と思えました。
そして、その背景には「痛み」もあるように思えました。マンガで表現されている以上、絵と文字なハズなのですが、マンガから染み出してくる「何か」を感じたように思えました。
その他一言感想。
- 膝をめくったのは何だったのか!?ボケだったのか?
- 短刀の指南がリアル…。
- 切れている数珠の書き込みに気合を感じる。良い演出。
連載化されたら?
読切作品では、やりにくい「思い切り」が詰っているせいか、全くもって連載化されるイメージがわかないです。完成された作品だと思います。
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『NO Woman,No Cry』を読むために購入するのも!と叫びたいところですが、感想はそれぞれだな…とも思います。
余談。
ジャンプNEXT!自体が、本誌に比べると出回らないので、家に遊びにきた人には、お茶菓子の変わりにだしてみたい…そんな風に思ったりもしました。まぁ、出す方が興奮しまくっている…というのは、一つ、問題かも知れませんが…。
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