小説が書けない?主人公を自分(書き手)に重ねて自伝的に書いてしまう書き方もあるでしょう。
はじめに。
創作における好みにおいて、自己投影を嫌う人、層もいると思いますが、書いた物は本人の延長なので、どうあっても本人性はあると思います。投影する・しないに優劣もないですし。
誰でも書ける小説は『自伝』なんて言葉を知って、実際に自伝も書いたりしましたが、ここ数日書いている小説が自伝的小説だな…と思ったので、その書き方、書いていて気付いたことを書いてみます。
小説が書けない…そんな人のお役に立てば幸いです。
自伝的に書いてしまう。
日記風小説なんてものもありますが、キャラを作るのに悩んで書けない、設定が思いつかない…という部分はクリアしないといけないかも知れませんが、単純に『書く』という意味では、主人公の感情や行動を自分に重ねると書きやすかったです。
世界観と設定を決めて、主人公の生き様を追っていく、そんな風に書いておりましたが、突飛な話じゃないのもあるせいか、非常に書きやすかったです。
思えば、その方法で書いたのが以下の小説でした。
・
新婚除夜・試し読み。
自分の恋人が年内に死ぬ病気になったら…という状況で、どう考えるか?という主人公を追っていく感じは、日記的、自伝的だったかも知れません。
記事の後半は、もうちょっと掘り下げてみます。
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主人公を自分に重ねる。
どうするか?どう考えるか?どう思うか?どう決断するか?何が出来ないか?という主人公のキャラクターや、考えを自分に重ねることで、ストレスなく書けました。自分じゃない人を作る場合は使えないですが、非常にスムースでした。
エピソードも(ちょっと)重ねる。
主人公の半生だとか、中学、高校の頃のシーンを考える時に、私自身の人生も(ちょっとだけ)使って書きました。作品内の位置づけとして、平凡な学生時代で、生っぽさが欲しかったので、自分の思い出に脚色して、書いた感じです。
まぁ、何がなんでも「自分にはない体験!」を作り出そうとするよりは、スムーズです。
以下に、メリット・デメリットをまとめてみます。
メリット。
自分のことだから、書く事に悩まない。賞に投稿する場合、ネットに出す場合、多くの人が書き手の人生を知らないだろうから、(たぶん)問題にはならない。
書けないストレスが生じにくい。
デメリット。
知り合いが読んだら、バレる可能性がある。生っぽいほど「お前はそんなことを考えていたのか!」と思われるかもしれない。あと、恥ずかしい。
同じ方法論で書き続けると、似た主人公を量産してしまう。
と、こんな感じでしょうか?もしも、トレーニングをするなら、架空の日記を書いてみるとか良いかも知れません。あと、別に賞とかとってない野良人間が書いている「書き方」なので、ちょっとした参考になれば幸いです。
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こんな感じです。星新一さんと言えば、ショートショートの神様ですが、一万文字以内の短編小説の賞なので、アイデアが出たので書いております。もう、第1稿は書き終わって、推敲しております。
星新一賞に投稿する小説を書いてます&その他小説試し読みの紹介。
実はブログ記事として「小説の書き方」に関して書こうと思っていたのですが、中々書けないでいました。何回か話題にあげておりましたが、昨年末に小説同人誌冊子を制作したもので、その時に、小説を書いた時のことを思い出して、記事にしてみようかな、と思いました。
小説の書き方「タイトルから考え、描きたい感情・気持ちを探す」感じでした。
おわりに。
…そう言えば、自分の中学時代を連想して書くと、全部、田んぼの真ん中の中学校…という設定になるのですが、既に、足掛け三作品くらいで登場しております。まぁ、それを全部読んでいる人の方が少ないですが…。
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