那波歩才「うるし」読切感想・何かが足りない?設定や人物の説明(エピソード)不足?ジャンプ感想02号(2014年)ナカノちゃんねる。
はじめに。
ちょっと長い目の話題が出たのでナカノちゃんねるより出張記事です。
ジャンプ感想02号(2014年)。
ナカノ実験室 2013/12/08 [16:33]
読切は「うるし」です。那波歩才先生に関しては、以下のような読切を掲載されてました。
・
ひらけ!にょらいくん(那波歩才)が面白い!仏教の説法みたいで(笑)ネタバレ注意!ジャンプNEXT!2013SPRING(春)感想4でも、次の読切は「将棋」の話みたいです。
延命 2013/12/10 [08:32]
・将棋
棋譜(?)あってんのか一切わかりませんが勢いでおもしろかったです。
ナカノ実験室 2013/12/10 [23:05]
・うるし。
戦法の名前が面白かったですね。ヒカルの碁のパロディーも。アメトーークの将棋芸人とかを見ていたので、知っている戦法があったのも楽しかったです。
マンガ的に何かが足りない気がするのですが、上手く言語化できません。
延命 2013/12/10 [23:58]
・読切
私がトーテムとかでも感じたのは「気がついたらマンガ始まってる」というか「話に入りきれないまま進んでいく」というか…。
つかみというよりは設定や人物の説明(エピソード)不足?
たとえば、親戚の家に住んでるという状況は、「病院でいきなり彼が目覚めるところに出くわして、家に転がり込まれる」のであれば、主人公も読者も彼の素性が分からないから気にならなかったでしょうし、
「将棋を見て「夢でやってた」という彼に対して「これは将棋という実在のゲームで、僕は昇段試験を目指していて…」と熱っぽく語る」などのくだりがあれば、主人公の将棋に対するスタンス、からの主人公が負かされたときの彼の気持ち、とかが自然と追えたかもしれません。
トーテムは「すでに友達が離れていってしまってる状況」、うるしは「すでに目覚めて将棋を始めてる状況」からスタートしてるので、クライマックス近くで何かが起こるまでいまひとつ置いていかれたままでした。
アイアンナイトでいったら2話から始まったようなもんですし。
結局「つかみ」ってことなのかもしれません、というか、「つかみ」も「感情移入」も「エピソード(でキャラ等を説明)」も「何か起こる」も「起承転結の起」もおんなじ話なような気がしてきました。
まあナカノさんの何かが足りない感覚と同じかは分かりませんが、私は書いてて、足りないものは「アイアンナイトの1話」ということでおさまりました。
ナカノ実験室 2013/12/11 [09:53]
む?漆(主人公)は、事故に遭う前に、既に将棋で神童でしたよ。
たしかに、主人公の背景・設定等々は、説明不足のように感じました。アイアンナイトの1話とは、言いえて妙です。ちょっと掘下げてみると…。
・事故で10年寝ていた。
という設定は、「夢の中でかなりのトレーニングをしていた」「人格が二つあり戦法を変更できる」「現実世界での最新の戦法を知らない(けど経験済み)」というプラス面には働いているのですが、マイナス面がないあたりが、設定のための設定と言えるかも知れません。
将棋以外の一般常識に疎いとか、好きなアイドルが引退していたとか…。
そして、事故も、将棋会の悪者が行った事故で、将棋を通じて復讐するくらいのダイナミックさがあったら、さらに面白かったのかも知れません。
延命 2013/12/12 [22:21]
あ、私のいう「主人公」は「語り手」「読者目線の人」「めだかボックスでいったらめだかちゃんじゃなくて善吉」なので、漆じゃないほうです。
ややこしくてすみません。
神童設定もねぇ。
既知の事実じゃなくて、「こいつ…強い!」「貴様、まさか10年前に神童と呼ばれていたあの!?」みたいな判明のしかたがいいです。
…昭和の発想かもしれませんが。
10年寝てたせいで将棋以外はボンクラとか、将棋以外の記憶がないとか、寝ないと強くならないとか、そういうマイナス面というかハンディキャップというかギャップはほしいところですね。
…昭和の発想かもしれませんが。
子供の頃に人気のあったジャンプマンガが
「不良っぽい奴が一目惚れしてバスケ部に入る」
「不良が子供を助けて死んで生き返るためにちょっといいことしたりする(のち霊界探偵になる)」
「たまたま出会った流浪人が伝説の人斬りで浪漫譚の始まり」
みたいな文法にのっとってたので、なんかそういう未知との遭遇的なものを求めがちなんですかねぇ。
昭和の発想なんですかねぇ。
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おわりに。
なんでも聞いてみるモノです。言語化されて理解できました。
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