モンスターハウス(古瀬経)感想ネタバレ注意!面白い…すごい、めちゃくちゃ面白い、シリアス…ジャンプNEXT!(ネクスト)2014WINTER感想11
モンスターハウス(古瀬経:ふるせけい)
☆筆舌不可能!!摩訶不思議!!新世代英雄譚読切45ページ!!古瀬径先生のデビュー読切です。主人公はテオ。ヒロインはルル…「トルネコの大冒険」をイメージさせるタイトルですが、めっちゃくちゃ面白かったです。今回の収録作品の中で、1、2を争います(個人の感想です)。
おもしろかったところ。
笑いながら怒る先生からのスタートで、今作はギャグマンガなんだな…と思いきや、数ページめくると、その印象が吹っ飛びました。そのギャップが計算されているなら(先生の権限が気になりますが)かなりすごいです。
ほんわかした見た目なのに、ヒロインの目が濁りまくっていたり、「負ける」に関わる部分などに現代的なテーマがあるように思いました。勝ち組、負け組などの陳腐な言葉とは違う魂的なモノを感じました。
気になったところ
作品として完成されていると思います。本誌に載って、連載化していくならマイナーチェンジが必要なように思えますが…あまり好きな表現じゃあないのですが「ジャンプ以外の雑誌に掲載されていれば…。」と思いました。万人受けするというより、好きな人はめっちゃはまる…という感じがします。
太陽や雲に顔や手があるのがシュールですが、そこも含めて作家性であるのだろうな…と。
良かったところ
物語の転換点「兄の死」の描き方が良かったです。このシーンがあることで、世界観の中に「死」が意識され「冗談じゃあすまない」世界観がぶわっと広がりました。その辺に登場するうさぎのモンスターデザインが秀逸でした。
そして、ストーリー展開も…。ベタっちゃあベタなのですが、心が動くポイントが多かったので、予想しながら読むのを忘れてしまいました。
その他一言感想。
- 乱戦の配置というのはローグ系RPGの用語かな?
- 社長が関西弁なのがきつい(私は関西人)。
- 作られた驚異って何だろう?平和って何だろうか?
連載化されたら?
読切としてキレイにおさまっているので、連載化はされないように思えます。しかし、もしも、連載化されたとしたら、テーマを扱うのが難しいと思われます。また、違う読切も読んでみたいところ。
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少年ジャンプNEXT! (ネクスト) 2014WINTER。
今作も読んでおいて間違いなし!個人の感想です!
余談。
下腹部への攻撃でのマウントポジションがきつかったです。朗らかな絵柄ですが、設定とか、感情とか、人間お醜い部分を描きまくっている気がします。
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