ジャンプ漫画全文ネタバレ掲載(ナルトなど)は著作権侵害なのか?翻案権の侵害じゃないか?と考えた。
はじめに。
ジャンプ感想ブログ界隈の反応は見てなかったのですが、『はてな』で以下の記事が話題になってました。
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ネタバレ記事に関して: ナルトちゃんねる (ネタバレ注意!)簡単にあらましを紹介すると、海外掲示板とか、国内の掲示板で、発売前のジャンプの内容がリークしていることは多々あったのですが、ネタバレという形でマンガの全文書き起こしが行われていたのですが、それに対して業界大手の某社から警告がきた…という内容が、前述の記事です。
私も感想を書いているので、関係のあることがらなので、自分のジャンプ感想を振り返ってみました。最終的に行き着いたのは、はてなブログの方で書いていた以下の文章です。
少なくとも私の書くジャンプ感想は、楽しさを共有できたり、もしくは、新しい興味を生み出したりすることができればな、と思いました。
最近は、感想を書き上げるスピードにとらわれていた感じがあるので、初心を思い出して書いて行きたいな…と思いました。
ジャンプ関連ブログで公式の警告が行われていたとは…。 - 団劇スデメキルヤ伝外超
引用部以外にも興味をもたれたらリンク先を読んでみて下さい。
差て。この記事は、冒頭で紹介した記事のリアクションに対して、警告の法的根拠はなんぞや?というのを考えてみる内容です。まぁ、ジャンプの裏に書いてある無断複製に反しているというのもありますし、そりゃいかんでしょ、という事柄のように思えますが、少し考えてみました。
ちなみに、私は法律に関してもド素人なので、何かの参考にされる程度に。記事後半から、考えてみます。
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著作権侵害なのか?
一番すぐに思い当たる罪はこれだと思いますが、絵と台詞で構成されているマンガを文字に書きおこしたモノが、著作権を侵害するのか?というと、例えば、マンガの内容をスキャンして、ZIPなどに圧縮してアップロードする行為と比べると、ちょっとボヤっとしていると思います。
ちなみに問題となった全文ネタバレとはどういう内容か?と言えば、私も誤って読んでしまって後悔したことが何回かありますが、吹き出しに書かれた台詞と、キャラの行動はト書きにした、小説、脚本のような感じです。
このあたりを考えて、調べてみると…。
翻案権の侵害じゃないか?
と、と考えました。翻案権とはどのようなモノか?はウィキペディアで説明されてました。以下は引用です。
翻案とは、既存の著作物に依拠し、かつ、その表現上の本質的な特徴の同一性を維持しつつ、具体的な表現形式を変更して新たな著作物を創作する行為であると解されている。翻案の例としては、小説を映画化やゲーム化する行為、一話完結形式の漫画の連載において同一のキャラクターを用いて新たな続編を創作する行為などが挙げられる。翻案権は独占排他権であるから、翻案権者に無断で著作物を翻案する行為は、原則として翻案権の侵害となる。
翻案権 - Wikipedia
この内容の中で、絵と台詞と効果音等々で表現されているマンガを、小説、或いは、脚本のような形に変えてしまうのは『翻案』に当たるのじゃないか?と。この内容も、広くは著作権侵害の中に含まれるのかも知れません。
冒頭で紹介した記事には「翻案」という言葉は使われてないですが、画像を掲載するのじゃなくて、文字に書き起こす行為も、訴えられる法的根拠があるように思えます。もちろん、マンガの一部、全部を画像にして掲載したり、掲載されているページを紹介するのもNGのようです。
感想とは?
冒頭で紹介した記事には、以下のような一文があります。引用です。
全てのネタバレサイトが対象になるわけではなく、漫画文化の普及に寄与していると認められるようなサイトについては考慮しないでもない、ということです。
ジャンプの感想は『内容』に対して『どう思うか』で構成されると思います。前者の『内容』がネタバレの要素を含むと思います。現在は、全文ネタバレや画像紹介系のブログに警告が行われたみたいです。
これを受けて、どれくらいジャンプ感想界隈で影響があったかは、分からないですが『漫画分化の普及』というのに全てが還っていくのじゃないかな、と思います。感想を書くこと、マンガを愛好すること、ジャンプ感想もインターネットの中のジャンルの一つとして歴史のある部分ですから、大切に続いていって欲しいと思うばかりです。
そんな訳で、次週からは、少し気持ちを新たにして書いていこうと思います。
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この記事は、勝手に電子書籍されたマンガ画像。いわゆる自炊画像をダウンロードすることのリスク、主に著作権法改正に関する記事です。最初に結論を書いておくと、周辺を色々と調べましたが、あんまり「オチ」はなかったです。
親告罪の違法ダウンロードを「ニセコイrar/zip」から漫画の場合を考える(著作権法改正の話)
私の知らない間に「画バレ」なる言葉が出来ていたみたいで、ようは、マンガの画像があるから、画像で見れて、内容が分かる…という感じです。そのブログは、発売前のワンピースの内容の情報がテキストで読めて、そして、発売後のワンピースは、どこかにアップロードされたモノで、全ページ読めるURLへのリンクがされていました。これは、もう、「ネタバレ」の範囲じゃあない気がしました。
マンガのzip/rarを違法ダウンロードしても刑罰対象外?ワンピース画バレネタバレのブログから考えたこと。
おわりに。
…ジャンプ感想ブログの有名どころを、ちょっと覗いてみましたが、冒頭の記事に対するリアクション記事は書かれてないみたいで…ぶるってたのは、私ぐらいなモノなのだろうか…。
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