打ち切りサバイバルレース考察…イリーガル・レア、i・ショウジョ、ステルス交境曲、トーキョー・ワンダー・ボーイズ新連載4作品はどのマンガと争うのか…。
はじめに。
新連載が4作品出揃ったところで、今後の新連載の動向を考える上で、久しぶりに打ち切りサバイバルレースの考察記事を書いてみます。どんなに好きな作品でも「打ち切り」からは逃れることはできない。ジャンプ感想を書いていて辛いところです。それぞれの作品名に付記されている話数は2014年15号の時点のものです。
また、内容的に刺激の強いモノになりそうですが、書いているいる私は全作品が好きであるということを最初に明言しておきます。
新連載作品
4作品を軽く紹介。打ち切りに繋がるかもしれない要素や、序盤の印象を書いてみます。
ILLEGAL RARE-イリーガル・レア#5(椎橋寛)
前作「ぬらりひょんの孫」が人気作品だったことを考えると、一番連載キャリアの積み重ねが多い作家さんだと思います。ただ、マンガの人気の中には、作家人気、キャラ人気、内容人気など細分化できると思うので、『ぬらりひょんの孫』が比較対象になってしまうのがネックです。これまで、人気作の次作品で打ち切りになったマンガは沢山あります。
i-アイ・ショウジョ4話[Ver.1.03](高山としのり)
おそらく人気が出ても、打ち切り終了でも、円満終了しそうです。オムニバスという形態から、元から最少話数が決められている感じも…。むしろ、人気が出たから、今新規のネームを書かれているのじゃないか…と想像します。
ライバルは、ニセコイや食戟のソーマなのだと思いますが、短いスパンで恋の結末まで描けるのは、ニセコイとは大きく違う部分だと思います。
ステルス交境曲-シンフォニー第3幕(天野洋一×成田良悟)
ファンタジーの世界観も、実はジャンプの中で打ち切りになりやすいジャンルだと思います。長期人気作品は、ほとんどファンタジーですが、それだけジャンプの中で多いジャンルだとも言えます。
物語の中間的目標が出てますが、最終目標などは分からないので(あるかどうかも分からない)、この世界をどれだけ見ていたいか…というのが大きいと思います。
Tokyo Wonder Boys-トーキョー・ワンダー・ボーイズ№2(下山健人×伊達恒大)
…ジャンプのスポーツ漫画の中で、キャプテン翼以降にヒット作って出ているのか?と思えるくらいに鬼門のジャンルです。ライト・ウイング、少年疾駆、ドイ・ソル、ファンタジスタ…他にも色々…。バレーボールで短期打ち切りじゃあなかったハイキュー!!も一つ結果を残しておりますが、サッカーでは果たして…。
正直、面白い試合展開なのか、キャラなのか、そもそもジャンプで求められているモノがよく分からないです。
と、新連載作品の感想はここまでで、記事後半からは連載作品を1つずつ考えていきます。対抗馬になる作品の線引は非常に難しいですが、ひとつの考えと思って読んで貰えれば幸いです。
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記事後半です。
おそらく絶対に勝てない!長期連載陣。
既にある人気や、ジャンプ内のポジション等々で、そもそも新連載作品と争うこともないであろうグループ。もちろん、シャーマンキングの例などもありますので、絶対はないかも知れませんが、確率は非常に低いでしょう。
こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治)
終了する時は、秋本先生が自発的な申し出でしょう。200巻が節目のようにも思えますが、果たして…。
ワンピース第740話(尾田栄一郎)
こちらも、最後まで完璧に描ききるまで終わらないでしょう。軽い経済効果とかのレベルになってます。ただ、近年尾田先生が体調を崩されがちなのが不安の一つです。そして、おそらく数年は終わらないでしょう。
むしろ、私が不摂生をして早死しないことを祈るばかりです。
ナルト№667(岸本斉史)
今の戦争編が終了したら最終回な気もしますが、最後に、次の火影を決める天下一武道会ないかな…とか思います。ナルトVSサスケのバトルはありそうに思えます。
ブリーチ571.(久保帯人)
…最終章なので、終了次第最終回ですが、2014年の間に終了するだろうか…。伏線が残りまくりな気が…。
銀魂 第484訓(空知英秋)
最近、キャラの過去回想編などが多いので、そろそろ最終回が近い…とか思っていたら、新シリーズが(笑)。ここまできて、最終章がうやむやに終わる訳ないでしょうから、まだまだ続くでしょう。
トリコ・グルメ269(島袋光年)
アニメ化もしてますし、まだまだ続くでしょう。人間界編とグルメ界編の配分は分からないですが50~60巻くらいにはなるのじゃあないか…と。
黒子のバスケ第252Q(藤巻忠俊)
洛山戦が終了してどうなるか…キセキの世代等々1年生がメインのことを考えると、2年生編に突入する可能性もあるかも知れませんが…。案外、それは、月刊誌に移籍という形で行われたりして…。
新世代グループ。
…黒子のバスケもニュージェネレーションの1作品でしたね。でも、200話を超えているので長期連載組にしておきます。
連綿と続く人気作品の終了と、打ち切りの中で新しい世代となった4作品(本当は5作品)。10巻の壁、アニメ化の壁などを乗り越えた作品だと思います。
ニセコイ第113話(古味直志)
絶賛アニメ放送中。ネット人気も高そうです。むしろ、高校三年間という時間制限があるのと、ペンダントと鍵の話題が出てこなくなったので、人気が継続する間は続いて、鍵と絵本にまつわる謎が開明されだしたら、最終回が近いでしょう。現在、2年生ですから、200話くらいは余裕でいきそうです。
ハイキュー!!第100話(古舘春一)
アニメ化が確定して、もうちょっとで放送です。私は大好きですが、世の中一般的な人気は分からないですが、マンガの面白さは、連載陣の中でもトップレベルなのじゃないかな…と思えます。
主人公が1年生なので、3年生の引退等々も描かれて、全国に行くのは2年生の時では?とか思いますが、先の展開はよく分からないです。アニメが人気が出れば作品人気に拍車がかかるでしょう。
斉木楠雄のΨ難第90χ(麻生周一)
ギャグ漫画の枠で安定したポジションだと思います。新連載の中でギャグメインの作品がないですから、対抗馬、比較対象になりにくいと思いますが、テレビアニメ化等々のブーストがないので、少し不安にも思えます。
暗殺教室 第82話(松井優征)
こちらはアニメ化等々はされてませんが、作品の人気が突き抜けている感じがあるので、たぶん、大丈夫なのじゃないか?と。そもそもタイムリミットがある話なので、全20巻くらいの話数で考えられているのじゃないか?と思います。卒業式の後に話が続くかどうかが気になります。
そろそろ対抗馬?
ジャンプの打ち切りの中で、7、8巻くらいが一つのラインだと思います。クロガネ、マジコあたりが該当すると思います。
食戟のソーマ61(附田祐斗×佐伯俊)
ネット人気も高いですが、アニメ化のブーストがあるかどうかが大きいように思えます。ネットの反応をみていると「カレー編は長かった」という意見もちらほらと…。物語の最終目的がどこにあるか分からないですが、卒業、未来の嫁、いろいろと時間がかかりそうなモノが多いので未完終了になりそうな雰囲気もあるような…。急に世界大会が行なわれるとか…。
ワールドトリガー第51話(葦原大介)
作品自体の注目度は高くて、ボンチ揚げなどのコラボもありますが…。ユーマの抱えた運命と、千佳の友人探しなどが軸だと考えれば、前作のリリエンタールよろしく一気に最終章に入る可能性もありますが…。
人気があり、連載が継続する間は中間的エピソードが膨らみ、終了が決まったら、最終章に突入するのじゃないか…と思えます。
ソウルキャッチャーズop.41(神海英雄)
…実は、かなりタイトロープ、ギリギリのところで勝負しているのじゃないか?と。私は、バッキバキに好きなのですが、確かなモノは少ないように思えます。全国大会までの話が出ていますが、部内の心が揃った、県大会が終わった、西関東大会、全国…と、先の長い話において、どれくらいサバイバルレースに生き残っていくかだと思います。
もう、神峰君が成長した!で物語を終了できるステージじゃあないと思うので、なかなか、難しいものです。
一つ前の世代の新連載組。
既に同じ時期にはじまって終了してしまった連載もありますが、直近の新連載です。ここが、一番の対抗馬になるでしょう。
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~第37・38話(仲間りょう)
ギャグ作品ですが、完璧に扱い、待遇が別枠のように思えます。ネットでの評判は好感触に思えます。ジャンルも違うので比較対象にはならない気がします。また、「温めていきたい」という感じがするので、打ち切りとかの話題が出るのは、『斉木楠雄』とは別にギャグの新連載が出た時じゃあないか…と思えます。
アイアンナイト第13話(屋宜知宏)
…もう既に全2巻、3巻くらいで進行しているようにも思えます。読切作品が3作品ほどあるので(アイロン・カーテン、アイアン・ナイト、ゴブリン・ナイト)、それらが収録されるとしたら、25話-6話で全19話くらいの可能性もあるような…。
まだ終了予定が立ってないならば、新連載の1巻分の話数までが勝負のようにも思えますが、はたして…。世界の謎とかもありまくりですが、いろいろと納得のいく形で終了するのじゃないか?と思っています。
と、そんな内容でした。マンガ作品の良さは「長さ」に必ずしも比例しない。仮に短期終了であっても、名作が生まれて欲しいものです。
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実は、『ジャンプ打ち切りサバイバルレース』という表現は、あんまり好きじゃあないのだけど、『めだかボックス』の掲載位置が下がる度に、ハラハラしている自分のために、ちょっとまとめてみる。昨年の年末では、知り合いのジャンプ好きと、「めだかか?保健室か?」と議論になりかけた(なってはいない)事もあったな。
新連載4作とジャンプ打ち切りサバイバルレース2010夏
ジャンプも合併号なのとゴールデン・ウィークなのもありますし、以前から考えていたジャンプの連載作品における連載話数とか、新連載作品とか、打ち切りとかを考えてみようと思いました。
かねてから感じていたジャンプ連載作品における『10巻の壁』みたいなのも、あわせて考えてみようと思います。もしくは、『アニメ化の壁』と表現できるかも知れません。
ジャンプの新連載や打ち切りを考える「10巻の壁」や「アニメ化の壁」…サバイバルレースのような。
おわりに。
…2010年夏の書いていた記事を読み返すと、見事に新連載作品が全部打ち切りになってました。ジャンプでの連載は、かくも難しい…。
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