それいけ隠しコマンド課(臼井彰一)感想ネタバレ注意!能力者バトルギャグ漫画!面白い…主人公の涙と熱い展開…ジャンプNEXT!(ネクスト)2014Vol.1ジャンプ感想6
それいけ隠しコマンド課(臼井彰一:うすいしょういち)
臼井彰一先生のデビュー読切です。主人公は、阿倍野。先輩は難波。同僚の女の子は相生さん。おそらく地名縛りのネーミングでしょうね。同じく増刊に載った『アラトラマン』にもコマンド要素がありましたが、全然違う内容でした。
おもしろかったところ。
「隠しコマンド」という能力と手順がある世界観。歴史上の偉人の偉業も隠しコマンドだった…という壮大な設定。能力者が市井にいる設定は、色々とありますが、今まで読んだ中で異彩を放っていて良かったです。しりとりとか、硬貨を食べるとか…。
あと、かなりピンポイントですが、なぜか後半で「君(きみ)は」とマッスルな悪役が丁寧な言葉使いをするのがツボりました。1シーンですが…。
気になったところ
能力的に未来予知って最強だと思うのですが、だったら、主人公の隠しコマンドを予知して欲しかった…という。予知できる内容に制約があるのかも知れませんが、展開的に使いやすい分、作劇的なデメリットもあるな…と。
あと、パっと見て上手いっぽい絵柄じゃあないですが、既に完成している感じがありました。ワンピースの影響が色濃くあるような…。
良かったところ
序盤で冗談のように語られていた「コマンドおじさん」が存在しているあたりが、うまかったです。また、正義感溢れる主人公の、正義感は強いけど…という部分が「善行」という名前で、彼の人生が許容、承認されるような…そこが良かったです。
「許しの涙」というのも、ワンピース的ではありますが、ストーリー進行的に泣くために泣くじゃない「泣き」のシーンは、新人さんの読切でなかなか出会わないので、読んでいてうるっとしてしまいました。
その他一言感想。
- 硬さは、痛さ、強さ…妙に説得力のある部分。
- 赤ちゃんで席ゆずる…一番ツボったかも知れない。
- 畳み掛けるように終了…ページ数足りてない感じが逆に味わいがある。
連載化されたら?
普通に警察&能力者バトルで連載できそうです。しかし、主人公が最強の力を持っているあたりは、何か制約が必要に思えますが…。不思議な能力の感じが、「ツギハギ漂流作家」を思い出しました。色んな敵と、味方が出てくる話になるのじゃないかな…と。
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恋する閻魔サマトレジャー新人賞の作品が公開されているようです。私も、今から読んでみます。
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余談。
モロにワンピースやわ…と思ったシーンがあったのですが、近年ワンピースライクな作品は少なくなったな…と思っていたのですが、もう1回波が来ているのかな…と思いつつ。もう、読んでいる読者や、書いている人で「初めて読んだマンガがワンピース」というのは、あるでしょうし…。
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