長浜洋次郎物語(大石浩二)46周年記念特別読切・ネタバレ注意!面白い…カストリ雑誌とラーメンと人生と…ジャンプ感想22・23号2014年11b
週刊少年ジャンプ46周年記念特別読切・未来への跳躍~長浜洋次郎物語~レジェンド・カーニバル(大石浩二)
お久しぶり、大石浩二先生の新作読切です。そもそも…46周年だと!?という時点で、フィクションですが、ラーメンとジャンプ…主人公の名前的には、長浜ラーメンの歴史っぽいけど、新雑誌(ジャンプ)を作りそうだけど…何かいろいろと揺れた感じでした。
カストリ雑誌と…おもしろかったところ。
カストリ雑誌で、主人公の人生が狂ってる…。「悪い人はいない」ということが、呪文のように繰り返されてますが…明らかに、父と洋次郎が明らかに悪い…という。ドキュメンタリー風に言っとけば通る…みたいな。
ちなみに、カストリ雑誌を調べてみると、ウィキペディアに以下のような記述が…。
こうした娯楽雑誌の多くが粗悪で、たいてい3号で休廃刊(=3号雑誌)したことから、「3合飲むとつぶれる」といわれたカストリ酒(粗悪な酒)にかけた名称である。
カストリ雑誌 - Wikipedia
諸説あるみたいで、この引用部は一説です。こういうキーワードもマジっぽさが引き立つのでしょうね。
気になるところ。
感想を書く前に、ちょっと反響を調べてみたのですが…ボケが伝わってない?という感じの感想がありました…正直、最初、オチがよく分からなかったのです…2回目読んでみると、じわじわと面白さが分かりました。
ジャンプの創刊話っぽいけど、着地点が違う…という感じですが、ラーメンの方の伏線があるので、ちょっと物語の構造が難解ですね。あと、人間交差点等々のドキュメンタリー漫画の「あるある」も多そうです。
良かったところ。
「極貧とハングリー」の話が好きでした。あと、洋次郎のお母さんが普通に良い人である…という。ここもボケにならないとダメなのでは?母親も非業の死を遂げた方がいいのじゃないか?とも思いましたが…。
その他一言感想。
- 偶然じゃないけど、2話連続で九州のニュアンスの話。
- 明らかに行きずりの女がマツコ・デラックスさんぽい。
- 場末の出版業界が妙にリアルな感じが…。
連載化されたら?
一つのパターンとしてウソ偉人シリーズとか面白そうですが、これ一本じゃあ難しそうですね。もっと大人な雰囲気にして、青年誌とかで掲載されても面白いかも。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
関連記事。
近年の読切の感想です。
☆氷上の貴公子大石浩二J(ジャンプ)に帰還!!センターカラー特別読切!!ということで、お久しぶり、大石浩二先生の新作読切です。織田信輔、徳川家成、木下藤子…と名前を追うと、戦国時代モノのような雰囲気がありました。氷上布武というのも、天下布武のモジリだと思われますし。
氷上布武(大石浩二)が面白いし悲しいしすごい!ネタバレ注意!ジャンプ感想06・07号2013年1-3
…児ポ法が改正されたら、買えなくなってしまうからも知れない…『いぬまるだしっ』でお馴染みの大石浩二先生。まさかの番外編の復活です。
いぬまるだしっ番外編~タイでもまるだしっ~面白い!ゴーゴーバーは…編集者ネタが面白い!ネタバレ注意!ジャンプ感想36号2013年15
余談。
5年間マンガを拾って読むって完璧にニート(非常にわろえない)。この間、お母さんはどう思っていたのだろうか…。5年引きこもって出版業界ってすごいけど…。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口