コミックZIP/RARの違法アップロードに対してGoogleに削除申請など出版社が取りうる対抗策を考える。
はじめに。
単行本単位じゃなくて、雑誌単位で。ジャンプだけじゃなく、ヤングジャンプも。サンデーもマガジンも。雑誌単位でアップロードされていることに驚きです。そこまでやるってことは、インターネット的に儲かっているのだろうか??
私はブログをやっているもので、ブログも全文コピペ転載など著作権に関わる問題が起きます。私は、されたことないですが、その場合はGoogleに申請をすることで、少なくとも検索結果から削除してもらうことができます。
マンガの違法アップロードデータも、そこに存在しているものを削除するのは難しくても、検索結果から除外を申請すれば、データが閲覧されないという目標は達成できそうです。
今回の記事は、そのあたりに関して書いてみます。
アップロードしているページに連絡。
これはGoogleに申請する前に行うこと。検索エンジンのインデックス削除を行う前に当事者間で解決できれば、Googleは介入する必要はなく、本来の目的が達成されるわけです。
しかし、アップされているページは英語だったり中国語だったり、アップしているのを紹介しているブログだったり多様です。対処がされてないだけで、日々、出版社から連絡がされているのかも知れないですね。
Googleからコンテンツを削除。
多岐に渡ります。画像検索結果や検索結果はもちろん、GoogleブログやGoogle+などなど、Google社の提供するサービスは全て該当します。
以下のページで、それぞれの場合で申請ができます。
・
Google からコンテンツを削除する - Legal ヘルプただ、マンガデータが違法に存在しているのは、Google以外のファイルストレージサービスなので、Googleに申請できるのは、検索結果が妥当でしょう。さすがに、Googleのサービスに違法データをアップする人はいないでしょうから。
ウェブ検索結果からの削除申請。
以下はGoogleの削除ポリシーからの引用です。以下のように記述されています。
デジタル ミレニアム著作権法の規定を満たす、有効な著作権侵害通知を受けた場合など、法的な理由によっても、画像や動画を削除します。
削除ポリシー - ウェブ検索 ヘルプ
『デジタル ミレニアム著作権法』とは何か?ですが、ウィキペディアには以下のように説明されています。
1996年に世界知的所有権機関(WIPO)で作成されたWIPO著作権条約及びWIPO実演・レコード条約を締結するために、米国著作権法を同条約に整合させることを主目的とした改正法である。
デジタルミレニアム著作権法 - Wikipedia
内容を読んでみると、日本の著作権侵害よりも厳しいみたいで、Google的には著作権侵害コンテンツを放置しているリスクは高いみたいです。これらに基づいて、Googleに申請すれば、検索結果から除外されていくはずです。
ただ、出版社は著作者じゃないので、作者と相談の上で申請する必要があるのでしょうね。流れを追ってみて…ややこしそうですね。
最後は、ちょっと余談的に。
業務妨害?
ウィキペディアなどを読んでみると、ちょっと解釈が違うかもしれないですが、著作権あれこれになる前に、商品の複製が公開されていることは、販売に対して支障が出るわけで、そっちの方で通報できないのかな?と。該当する法律のことは分からないですが、この場合は著作者が「アップされてもいいよ♪」と言っても、商品を販売する側の権利があるはず(たぶん)。
あまり、その辺りの解説を読んだことないのですが、実情がどうなっているかが気になるところです。
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おわりに。
もしも、この記事の内容のことを出版社の法務部の人が知らないとしたら…と思いましたが、なにせプロ。ご存知でしょうねぇ。一生懸命書いたのと、多くの人に読んで欲しいので、はてなブックマーク、ツイッター等々で拡散してもらったらうれしいです。
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