肋骨さん(吾峠呼世晴)感想ネタバレ注意!すごい面白い!!浄化師VS邪氣、布とハサミと河童、悲しくも熱い…ジャンプ感想39号2014年4
肋骨さん(吾峠呼世晴)
すごい面白かったです。静かだな…と思って読んでましたが、感想メモから抽出してみると…邪気の説明が淡々としている。淡々とひどいシーン。淡々としていて超能力。ずっと淡々としてる…と、ともかく『淡々』を連呼してました。
しかし、静かなようで熱い。前作の読切を読んだ時は、ハンターハンターのミームを感じたのですが、今作はまた違うモノを感じました。ジャンプで連載になるかは分からないですが、青年誌の編集部の人とか読んでたら、ヘッドハンティングしたくなるのじゃないかな?(想像です)。
おもしろかったところ。
気持ちが道に落ちている。幽遊白書を彷彿とさせる「髪」のシーン。よく見ると震えていない静かに狂っている悪役。そして、どこまで本気か図りかねないけど、人質を守りながらの戦いが熱い。動きまわってるのに静かなのがすごい…。
あと、タイトルの『肋骨さん』の出し方が達者すぎて震えました。
気になるところ。
善而の回想シーン。意味ありげな過去。カッパの泣きが悲しいですが、主人公の過去の方が描かれてないので、気になります。守ってもらった主人公の方が「持ってない」ってのは悲しくて、物語の題材として、とてもしびれました。
良かったところ。
静かだけど熱いバトルシーン。どう考えても、主人公も病んでる…というか背負っている。邪気女も最後は熱血してる?カッコいい能力でズバっと解決する読切が多い中、具体的に傷つきながら戦うのが良かったです。
そして、静かに気付く。なんて叙情的なシーンなのか…自分が中学生くらいの時に読んでいたら、どういう感想を持っただろう…。まだジャンプを読んでて良かったと…おもう瞬間です。
その他一言感想。
- 迫力の表紙と味のある作者紹介。作者紹介ページを読んでおくと、本編から人間性を感じます。
- 何たるソウルキャッチャーズ的能力…あるいは念能力。好きなマンガはジョジョって書いてあるけど…。
- 愛児院のマミコさん。まさかのスターシステム?前作と世界観を共有してる?
連載化されたら…?
邪氣を払いながら、自分探しをする感じでしょうか。主人公がアバラ(肋骨)だから、体を集めるように内面を補間していくとか良さそうです。マインドアサシンのように、色んな人の心に触れながら、淡々と進んでいくマンガも読んでみたい…。
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