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人弄遊戯-じんろうげーむ（天宮猷）感想ネタバレ注意!能力者漫画!?面白い…嘘と遊戯とミスリード…ジャンプNEXT！(ネクスト)2014Vol.4ジャンプ感想13

カテゴリ：ジャンプ増刊号
この記事にコメントする！comment数：0：『2014年08月』31日

人弄遊戯-じんろうげーむ（天宮猷：あまみやゆう）

天宮猷先生のデビュー読切です。主人公は大神（おおかみ）。ヒロインは琴子（ことこ）。村人と狼が戦う某有名ゲームに読みは同じですが、『嘘』をテーマとした、能力者心理バトル的なマンガでした。

おもしろかったところ。

よくよく考えると「嘘は言ってない」というのは、小学生の喧嘩みたいですが、「嘘は言ってない」という言葉の応用力。つまり、「本当のことを言ってはない」や、「聞かれてないことは答えない」という状態は『嘘』じゃあないというモノを含んだ心理戦が面白かったです。

ただ、じっくりと読み込むと面白い内容というのは、第一印象が尊重されがちな読切作品では（読む文字が増えるという意味で）難しいですが…。

あと、ヒロイン「あたふた」が妙に味があって面白かったです。

気になったところ

どうしても、ルールや能力の説明が必要なので…ネーム多いじょ。あと、敵のる弱点が、ちょっと設定やストーリー進行の都合っぽい感じがしました。

あと、キャラがズラっと並んだ時に、パっと観て怪しいヤツが分かるのは…意図的な作画なのか、私の方でこれまで読んだマンガでパターン認識がされているかどうかは分からんです。「あ、怪しい」って思えちゃった…という。

作画的には表情の変化が弱い？と思ったのですが、自分が別ブログでマンガっぽいものを書くと、その難しさがひしひしと分かります。あと、「賞金」の部分に誰も疑問を抱かないのが、少し不自然に思えました。

良かったところ

主人公の回想シーン。命を賭してまで…という部分が悲しい。また、超展開というか、敵キャラの豹変＆変化っぷりが面白くて良かったです。すごい叙述トリックぽい部分や、強引とも思えましたが、敵に急所（弱点）を暴き出す方法も良かったです。

弱肉強食の精神。悪の力を持って、正義をなしつつ…自分の願いを叶えようとする、ダークヒーロー的な部分も面白かったです。

その他一言感想。

実は、主人公を見ているヒロインっていいな…とても好みな状態。
嘘ついて余計に怒られるってあるな。子どもの頃は毎日だったような。
コロネのシーンは、普通に気付きにくい（キャラが何を投げたかって大事だな）。

連載化されたら…。

『嘘』をテーマにした能力者バトルでしょうか。ただ、ルールが今回の内容よりで柔軟性がなさそうなので、遊戯内容を変更するとか、『弄獣』の弱点の詳細を変更するなど、マイナーチェンジが必要だと思います。単純に「遊戯で敗北させる」がシンプルだと思いますが、せっかくだから『嘘』とは関係していて欲しいところ…。

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少年ジャンプNEXT! 2014Vol.4。

少年ジャンプNEXT! (ネクスト) 2014 vol.4 2014年 9/20号 [雑誌]

余談。

能力名「虚構現実（オオカミ少年）」一気に…めだかボックスを連想させた私。嘘の能力っつったら、球磨川禊が懐かしいですね。

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