信長協奏曲第7話感想&あらすじネタバレ注意・信長(小栗旬)と帰蝶(柴咲コウ)の夫婦の絆。裏切り裏切られ、戦国の世に生きる登場人物たちの様々な想い。
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。今回のテーマは「信じること」、戦乱の世では例え親子でも兄弟でも夫婦であっても相手を信じるという事は難しい時代です。本物の信長はずっと人を寄せ付けず心を閉ざして何かに怯えているようなイメージだったと帰蝶(柴咲コウ)は言います。しかし、サブローが信長と入れ替わってからというもの、民も家臣も帰蝶も信じるようになり人が変わったが、人を信じる思いがアダになっている信長。裏切られ、自分を信じる者が目の前で死んでいく苦しさに思い悩んでしまいます。
キャスト。
朝倉義景(小市慢太郎)の間者であるおゆき(夏帆)、金ヶ崎の戦いより命からがら撤退して帰って来た信長(小栗旬)を、門前で待っていた帰蝶(柴咲コウ)の目の前で(鉄砲で)撃ちます。しかし、迷いの為か心の臓ではなく肩を撃ちぬき殺害に失敗してしまいます。
三日間意識のない状態が続く信長、帰蝶が席を外している間におゆきが忍び込み短刀で止めを刺そうと試みるも、帰蝶の泣き顔がちらつきためらってしまいます。そうしている内に帰蝶が戻って来てしまい失敗。
義景より、暗殺に失敗すると命はないと脅されているおゆき。幼い頃より両親もおらず忍びとして育ち生きてきたおゆきにとって、「誰も信じず裏切る事で生き延びる」そんな生き方が当たり前でした。それでも、帰蝶に可愛がられて頼りにされている内に「必要とされる喜び」を感じて自分の居場所だと思うようになっていました。
あらすじ。
金ヶ崎での撤退戦で殿(しんがり)を名乗り出る木下藤吉郎(山田孝之)、後ろから信長を討つつもりが、ずっと藤吉郎を怪しんでいる竹中半兵衛(藤木直人)が自分の軍も殿を…と申し出てきたので策は実行できず。
しかし、自分の城にようやく戻った信長は銃撃され肩を不負傷し意識不明の重体となります。撤退時に一番傍で付き添っていた池田恒興(向井理)は自分を責めます。そして、藤吉郎は私怨で信長を狙っている為、自身の手で信長を討つつもりだったでけにショックを隠せません。おゆきは罪悪感に見舞われ、帰蝶は禊をしながら信長の無事を祈り、皆が皆様々な想いで信長の復帰を待ちます。
3日後、信長がようやく目覚めます。駆けつける帰蝶や家臣たちを前にして、信長は自分の目の前で自分を庇って死んでいった家臣を思い出します。
自分の看病をしてくれたおゆきにお礼をと、以前帰蝶に買ってきていた京みやげの着物を御礼としておゆきに差し出します。しかし、おゆきは「受け取れない」と自身が信長を撃ったことを打ち明けます。信長は流石に怒っておゆきを城から追い出してしまいます。
そして、身体の調子を尋ねる明智光秀=本物の信長(小栗旬)に対しても、痛いに決まっている、入れ替わるならこの痛みも変わってくれとつい奴当たってしまいます。この痛みは、身体の痛みと心の痛みの両方を指していました。
軍議にて妹・お市(水原希子)の嫁いだ浅井長政(高橋一生)とその同盟国でありおゆきの主である朝倉義景と戦う決意をします。そして、おそらく姉川の戦いにあたる戦、長政VS信長となります。両者、心痛めながらの戦いとなりましたが、信長の圧勝でした。
信長は帰蝶に「戦国の世で生きるこつを掴んだ。天下が取れる気がする。」と言います。そして、「このままずっと勝ち続けて行ったらそしたらいつかはさ、いつかはなれるのかな。裏切ったり傷つけたりすることにちゃんと慣れていけるのかな。」と心の痛みを打ち明けます。「戦に勝ってもちっとも嬉しくないんだ。こんなことがこの先ずっと続くんだな。」そんな弱音を吐く信長に、帰蝶は「つらくなったらどこかに一緒に逃げてしまおうか。小さな里で静かに暮らすんじゃ。お主が畑を耕しわらわが食事をつくる、そんな風に何気なく暮らしていくこともきっと悪くない。」いつも喧嘩腰で信長を「うつけ」と馬鹿にする帰蝶ですが優しいを言葉をかけます。
「童はおぬしが生きているだけでただそれだけでよい。お主にはわらわがおるではないか、そのための夫婦であろう。」
その優しさに、おゆきも「戦国なんて嫌だ」と、同じ思いだったのではないかと信長はおゆきを再び城に呼び寄せます。信長は、ゆきのことはまだ許せないからゆきの命を自分に欲しいと言います。これから段々戦が増えるので、帰蝶の侍女として帰蝶を守ってあげて欲しいと言うのです。
「考えてみたら忍びの侍女って最強ジャン」
欺き裏切ったおゆきですが、その事情も理解ができ、帰蝶の可愛がり方も、また帰蝶への懐き方にも嘘はありません。帰蝶も泣いて喜びます。
そして、おゆきが盗んだ歴史の教科書も信長の手元に戻りました。
面白かったこと。
個人的にはツンデレ帰蝶にきゅんきゅんしておりました。
信長の為に「お主がいなくなれば、わらわは誰と喧嘩をすればよいのじゃ」と禊をする姿、信長が目覚めたと聞き部屋の前まで駆けつけたのに息を整えてから部屋に入る姿、心配していたのに心配なんかしていないと言う姿。
原作のコミックでの帰蝶は昔の女性というイメージで、ただただ信長に頼って生きる美しい淑やかな女性で、ドラマの帰蝶とはイメージが全く違います。やはりツンデレの帰蝶が可愛いと感じてしまうのは時代の流れでしょうか(笑)
次回、遂に武田信玄が動きます!
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感想の感想(ナカノ実験室)。
うーん…今回の内容は、私の薄い歴史知識では引っかからない内容。歴史の結末がわかっているなら、明智光秀をそうそうにぶっ殺しておくべきだと思うのですが、そうもいかないのかな…?
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