信長協奏曲最終話感想ネタバレ注意&あらすじ・サブロー(小栗旬)の夢と池田恒興(向井理)の夢、サブロー/信長と帰蝶(柴咲コウ)の約束と信長/明智光秀(小栗旬)と羽柴秀吉(山田孝之)の暗躍が入り乱れる最終回!からの・・・2015年12月に映画化決定!?
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。今回のテーマは「大切なもの」。戦国の世では皆色んなものを抱えていて命より大事なものがあると、同じ未来から来た松永弾正久秀(古田新)はサブローに説きます。大切なものの為に命をかける戦国の世、一番大切なものは何なのか、命をかけて戦うのは何のためなのか、本当に戦う意味があるのか、サブロー(小栗旬)は考えます。
平和な現代日本でも、命まではかけなくとも、何のために仕事をするのか、コンプライアンスとは何なのかとかいろんな事に置き換えれば、過去も未来も本当に大切なものなんて簡単にはわからなかったりします。ただ一つ、サブローが現代で学んだ「命より大切なものはない」という普遍的な価値観が、サブロー=信長の「戦のない世をつくる」という使命に直結していきます。
あらすじ。
浅井長政(高橋一生)と朝倉義景(小市慢太郎)が織田に向かって進軍しているという情報が入ります。サブローは戦わず浅井と朝倉と同盟を結ぶと言い出します。家臣は戦で死んでいった者たちの為にも戦いましょうと提案するも、憎しみで戦をすればまた憎しみを産みまた戦になると同盟を強く主張するサブロー。戦のない世を作るというサブローの目標を改めて見つめなおします。
一度はこの同盟を受け入れた長政でしたが、戦で息子を亡くした家臣が和睦への抗議で自害したため同盟の辞退を決意します。
また、今回の戦で信長を辞めると家臣・池田恒興(向井理)と約束をするサブロー。妻・帰蝶(柴咲コウ)に自身が本物の信長でないことを打ち明けようとしますが、延暦寺の一件よりその事実に気付いている帰蝶ははぐらかします。サブローと恒興の仲がたどたどしいことにも気づいた帰蝶は恒興に「わらわにとってはあやつが信長なのじゃ、例え織田の血が流れておらぬとも、ずっと傍にいてくれたあやつこそ、わらわにとってたった一人の信長なのじゃ。」と、強い想いと意思を恒興に伝えます。その事実を打ち明けようとしていたサブローを考えると、サブローがここを出ていくのではないかと心配する帰蝶。それでも帰蝶はサブローが望まないのであれば自分は城に残り、信長様の妻として務めを果たすと語ります。(その様子を、信長こと明智光秀(小栗旬)は立ち聞きしてしまいます)
遂に浅井との決戦、史実によると信長は3万の軍勢で進行。朝倉は2万の軍勢で加勢に駆け付けるも撤退を余儀なくされ(一乗谷城の戦い)、浅井は本拠地小谷城を信長に包囲されます(小谷城の戦い)。長政が籠る本丸と父・久政の籠る小丸の間の京極丸を、夜間に崖を登り攻め込んだ秀吉により占拠され、勢力を分断されたことで浅井は敗北へと向かいます。信長は秀吉を使者とし降伏を勧めるも、長政は最後までそれを拒否したそうです。その時に長政の妻であり信長の妹であるお市とその三人の娘が信長の元へ戻り保護されたのは有名なお話です。
ドラマでは、京極丸の占拠を秀吉が提案し先鋒を名乗り出ます。そして史実通り京極丸を攻めますが、次に攻めたのは久政の小丸でした。
サブローは戻って来たお市に謝罪します。しかしお市は「戦う定めにあるのならそれは仕方のないこと。切腹も本望に違いありません。」と気丈に笑みを返しました。その笑みを見てサブローは「俺、間違えてたよ。戦国でもいつの時代でも大事なものは変わらないんだ、命より大事なものなんて絶対ないんだ。だから俺、長政君助けてくる。」と燃え盛る城へ戻ろうとします。その時、サブローに「出ていけ」と言った恒興が「お供します」とサブローに同行します。
切腹の準備を整えた長政、サブローは「死んでった人の分まで生きるんだ、生きなきゃダメなんだよ」と必死に説得するも長政はその価値観を受け入れる事ができません。「人が争うことのない未来を」と言い遺し切腹します。傍に駆け付け長政を抱きしめるサブローに長政は介錯を願い出ます。
「おれ忘れないから長政君のこと、一生忘れないから。」
羽柴秀吉(山田孝之)の行動が怪しいと以前より目をつけていた軍師・竹中半兵衛(藤木直人)はついに秀吉のしっぽを掴みます。金ヶ崎の撤退戦の際に殿を名乗り出ていた秀吉、久政と手を結び信長を攻める約束をしていました。浅井と織田が同盟を結ぶとその事実がバレてしまうため、本来なら京極丸選挙後にお市救助と長政討伐に向かうべき筈が久政を先に攻めていたのです。そして更に、長政が信長との同盟を辞退し決戦を決意させた家臣の切腹、家臣が切腹した夜に秀吉は城を留守にしておりました。実は同盟を結ばれると困る秀吉は、家臣が切腹したとでっち上げ、その裏工作を知るものも始末していました。
この事実を信長に知らせ秀吉の処分を申し出る半兵衛。しかし、信長は「その必要はない。」と秀吉を呼びます。違和感を感じた半兵衛、殿ではないと思った時すでに遅し、明智光秀が本物の信長であったことを知ったその時、信長に斬られてしまいます。
浅井との決戦が終わりそっと城を出るサブロー。追いかけてきた帰蝶に別れを告げ、タイムスリップしてきた場所でリュックを開けると帰蝶が入れてくれたおにぎりとお守りを見つけ感慨にふけていました。すると、恒興がサブローを連れ戻しに来ます。恒興の夢は『織田家がその名を日の元中に知らしめるほど大きくなること』をの夢を叶えてくれたのはサブローなので、次は自分がサブローの夢『戦のない世をつくる』ことを叶える番ですと申し出ます。
恒興は自分がお仕えしたいのはサブローなので城を出たいと信長に許しを請います。しかし、信長は恒興に「信長としてサブローを連れ戻せ」と命じたのです。信長は今後も明智光秀としてサブローを支えると約束します。本能寺の前で握手を交わすサブローと信長、信長と明智。
続きは2015年12月映画館にて(笑)
面白かったこと。
内助の功という言葉がありますが、私は内助の功と聞くと女性が政治にも少し絡んでくるイメージがあるのですが、本来の意味は「家庭において、夫の外部での働きを支える妻の功績」で、目立たない功績を意味するようです。今回はそんな男性を支える女性が活躍しました。
浅井との決戦を目の前に、帰蝶に不安と迷いを語るサブロー。
「友達を殺しに行くことになった。友達に殺されるかもしれないんだ。でも俺間違えてないよね。」
帰蝶は「己を信じるのじゃ、おぬしは自分が正しいと思う道を進めばよい。」と背中を押します。今までもサブローの背中を押し、前に進ませてくれたのは帰蝶でした。サブローが信長を辞し「散歩」と称し城を出る時も、問い詰めることはせず見送る帰蝶の奥ゆかしさには尊敬しました。
サブローが戻って来た時には心配なんてしていないと強がり、わらわを置いて逃げたら招致しないと約束したから(信じている)と言える帰蝶が本当に可愛かったです。
また、長政の妻であり信長の妹のお市は、敗戦時長政に信長の元へ戻るよう言われ一度は城を出ますが、娘三人を信長に託し長政の元へ共に死ぬ覚悟で戻って来ます。長政はお市との生活は幸せだった、子供たちを幸せにしてやってくれと別れを告げますが、お市の一途な思いが長政を支えてきたことは確かでしょう。
女性の強さ奥ゆかしさ優しさが際立つシーンが満載でした。
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感想の感想(ナカノ実験室)。
インターネッツで反応を読んでいると、途中からテンポが悪くなった…なんて声があったので、人気があったから、途中から映画化が決まったのかも??最初から決まってたかも知れませんが…しかし、2015年12月って一年後ですやん…。
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