デート~恋とはどんなものかしら~第4話感想&あらすじネタバレ注意・サンタを完全否定するリケジョ・と父・俊雄(松重豊)の切なく複雑な想い、クリスマスパーティで…。
デート~恋とはどんなものかしら~第4話感想&あらすじ
「依子!サンタはいるんだぞ!」子供のころからサンタを完全否定するリケジョ・依子(杏)と父・俊雄(松重豊)の切なく複雑な想い。クリスマスパーティで明かされる高等遊民・巧(長谷川博巳)の事情。
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。
ドラマは放送時期に合わせてイベントを持ってくるものだと思い込んでいましたが、2月の頭にクリスマスネタであることに驚きました。デートというタイトルだけあって、やはりイベント事は外せなかったのでしょうか(笑)
高等遊民・巧(長谷川博巳)の実家ではクリスマスパーティが盛大に行われるのですが、幼馴染の妹・佳織(国仲涼子)がサンタコスで「メリクリ」と言っている姿が可愛かったです。
あらすじ。
クリスマスが迫るにつれ、クリスマスをどう過ごすかとそわそわするもののようで、依子(杏)ですら父に「予定はないのか?」と聞かれどうするのか悩み出します。巧(長谷川博巳)は母・留美(風吹ジュン)が家で絵画の生徒やOB・OGを呼んでクリスマスパーティをするから、予定がないなら、どうせ予定はないんだから手伝ってと言われてどう過ごすか悩みだします。そしてクリスマスの数日前「24日のご予定は?」と依子と巧は同時に互いにメールします。
「自分から送らなければ良かった!」
そして、依子と巧がデートの約束をした後、鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))も依子をデートに誘うもあっけなく断られてしまいます。
クリスマスの準備に巧は母にまたお金の工面を頼みますが、この前の10万のせいでお金がないと断られます。仕方なく高値がつきそうな古本を断腸の想いで売り(安物の)ネックレスを購入します。
クリスマスイヴ当日、待ち合わせ場所に原チャで現れた依子は赤鼻を付けたサンタの姿をしていました。「クリスマスにサンタのコスチュームを着たら彼氏が喜んでくれた」という情報からサンタの格好をしてきた依子、完成度が高すぎて巧は驚き、ひとまず方向性が間違っていることをツッコミます(笑)
待ち合わせの場所にはイルミネーションが飾られ、カップルが「綺麗」とか言いながらいちゃいちゃしているのを、二人は冷めた目で見ています。一般的なデートを楽しめないというところは二人ともとても相性が良いです。すると、巧の調子が悪そうなので確認するとどうやら熱がある様子、急きょデートは中止し(嫌がる巧を無理矢理)家まで送ることに。
巧の家では盛大にクリスマスパーティが催されており、巧は早々自室に逃げ込みます。依子は捕まりクリスマスパーティに人生初で参加することになります。
パーティの終わりに、依子は巧の幼少期から現在に至るまでの話を聞きます。巧はクリスマスパーティも大好きな子で、サンタクロースを信じており、もしかしたら親の為にサンタクロースを信じているフリをしていたのかもしれないくらい優しい子で、更に親にクリスマスプレゼントをあげるような子でした。勉強も運動もできて文才もあって絵も上手で女の子にも大変人気のあった幼少時代、高校生になって太宰治にはまったことから作家か芸術家になると決めて、大学時代も授業には出ず部屋に籠って何かを書いていました。ある日部屋を出てきた巧はこう言います。
「僕は凡人だったよ、創作者になる才能はないって思い知ったよ。漱石や鴎外のような文章も書けないし、ピカソのような絵もかけない。モーツァルトのような音楽もつくれないし黒沢のような映画もつくれない。頂点を目指せないんだったらやる意味がない。」
その後巧は就活を続けるもうまくいかず、そのまま高等遊民になる決意をする。
幼い頃他人より優秀だった人間が大人になって挫折するという話は良く聞きますが、例にもれず巧もそのパターンだったようです。
夜も更け、巧と依子は互いにプレゼントを交換します。依子からのプレゼントが思いの他重かったので中身が気になり開けてみると、「若年無業者社会復帰プログラム一覧」の参考資料でした。厚生労働省も力を入れている支援事業で、おすすめは親子で参加するプログラムだと言う依子。ニートは家庭に問題がある場合が多く、親子で更生するべき…と説明している最中に巧が怒り出します。自分のことだけならともかく母が傷つくのを見ていられなかったようでした。
「母は関係ないだろ、君は人の心の機微というものが分らないのか!君はいつだって正しいよ、でも君には心がないんだよ!」
依子は静かに去ります。巧からのプレゼントも置いて帰ってしまいました。巧はそのプレゼントを母にあげます。
依子の資料を読む幼馴染の佳織、ほとんどのページに手書きで書き込みがある。巧の為に一生懸命調べてくれる人は他にいない、巧にそう伝えます。母もプレゼントを巧みに返します。そして幼馴染の宗太郎(松尾諭)に背中を押され、依子のアパートへ。
依子はサンタがいないことを実証する為に、毎年20年間窓を開けて寝ています。その窓から部屋に侵入しようとしている男が二人。父・俊雄と高等遊民・巧でした。先に乗り込んだのは泥酔している父、鷲尾が依子に用意したプレゼントを持って「サンタはいるんだぞ!」と言いながら部屋に辿り着くも依子は不在。そのままベットに寝てしまいます。すると続いて巧が。巧はベットの俊雄を依子だと思い添い寝し始めます。眼をさまし振り返った俊雄と巧の目が合い大騒動、警察沙汰になります。これが父・俊雄と依子の恋人未満・巧の初顔合わせとなりました。
一方、依子は巧の幼少期の話に影響を受け、父へのプレゼントを実家へ持参している所でした。実家では、依子にフラれた鷲尾が俊雄と飲んで潰れていました。その姿を父と勘違いした依子はそっとプレゼントを置いて帰ります。
面白かったこと。
依子は肩こりがひどく、仕事中に電動の按摩器具を使用する程。家電量販店に言っては「これっ」という物が無いと、ありとあらゆる機械を試すのが趣味です。
父・俊雄はその情報を鷲尾に教えます。鷲尾はスポーツマンと共同開発された電動按摩機をプレゼントとして用意していました。しかし、これを超えるのが巧みからのプレゼント、正確に言うと巧の母・留美がすり替えたプレゼントでした。留美は巧が用意していたプレゼントを一旦もらいましたが、巧みに返す際に依子が肩を自分でもんでいる姿を思い出し、昔巧からもらった「肩たたき券:いつでもどこでも期限なし回数無制限」でした。巧に肩たたきしてもらう依子。
「これだっ!」
留美さんGood Job!お母様、様様です。
依子の父へのプレゼントは合鍵でした。父にすら渡してくれないと言っていた父への応え。依子は一見心がないように見えますが、ちゃんと父の気持ちは毎回拾っているなと思いました。
しかし、その鍵は鷲尾の手に渡ってしまっています。次回、それでひと波乱?!
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
関連記事。
藪下依子(杏)29歳は国家公務員の理系女子。毎日のごはんメニューは周期的に決まったものを作って食べます。調味料はラベルを貼った容器に薬品か何かのように保管されています。愛車の原付自転車に乗る前には各所点検を怠りません。
デート~恋とはどんなものかしら~第1話感想&あらすじネタバレ注意・脚本はなんと「リーガルハイ」「相棒」「寄生獣」「三丁目の夕日」「少年H」の古沢良太!痛い女VS痛い男?!恋愛を全否定、理系女子・藪下依子(杏)と文系男子・谷口巧(長谷川博巳)が楽しくない初デートでやらかします!
高等遊民とは、明治時代から昭和初期に使用されていた言葉で、高等教育を修めたにも関わらず経済的に不自由がないため働かず、読書などをして過ごす人のことです。夏目漱石の『それから』の長井代助や『こころ』の先生が高等遊民でした。
デート~恋とはどんなものかしら2話感想&あらすじネタバレ注意・高等遊民(ニート)の谷口巧(長谷川博巳)がフラッシュモブプロポーズ?!理系女子・藪下依子(杏)が…。
女は全員自分の前には白馬の王子様が現れると思っています。理想の男をものにできる女なんてほんの一握り、殆どの女性は現実を思い知ることになる。「自分の相手はこの程度だ」と…その現実を受け入れた女から結婚していくのよ。
デート~恋とはどんなものかしら~第3話感想&あらすじネタバレ注意・婚活お見合いパーティで再開?!高等遊民・谷口巧(長谷川博巳)と理系女子・藪下依子(杏)がドン引きされまくり…だが、それがいい?!
感想の感想(ナカノ実験室)。
クリスマスの話とは…。親に金を無心するとか、古本を売るとか、どんな気持ちで視聴するんだろうか(ガチ・ニートな男性視聴者は)。まあ、朝からパチスロに並ぶとか、そういうリアリティはなさそうだから、穏やかに見れるのかも知れませんが…。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口