デート~恋とはどんなものかしら~第6話感想&あらすじネタバレ注意・お雑煮の事件簿、新年ミラクル…ニートと鷲尾豊(中島裕翔)…どちらを選びますか?
デート~恋とはどんなものかしら~第6話感想&あらすじ。
お雑煮の事件簿、母の愛と父の愛、そして新年におきたミラクルたち。高等遊民でニートの谷口巧(長谷川博巳)と爽やかスポーツ青年の鷲尾豊(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))、あなたならどちらを選びますか?
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。
カウントダウンパーティーからニューイヤーパーティーに移り変わる時、サイボーグ009に扮した巧(長谷川博巳)は幼馴染の妹・佳織(国仲涼子)に唇を奪われ、003に扮した依子(杏)は父の剣道仲間・鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))に唇を奪われます。衝撃的な出来事の後、大人たちは何事もなかったように解散するのでした。
もっと四角関係が勃発するのかと期待したのに何も起こらない・・・□
あらすじ。
お雑煮はおすまし、合わせ味噌、白味噌、また具は何が入っていますか?お雑煮は各家庭の味と個性があります。味にうるさい家系・藪下家でも母から引き継がれたレシピがありました。17年前、依子はそのレシピでお雑煮を作り父と食べました。母の味に二人してお正月に涙しました。しかし翌年以降、依子がレシピを見て作ってもどうしても母の味になりません。それから16年間、依子はレシピ通りに作っても母の味にならないお雑煮を作り続けています。
依子の母・小夜子(和久井映見)は有能な数学者でもあり、料理上手の母でもありました。母が亡くなる前、依子に父・俊雄(松重豊)の好きな料理のレシピをノートに記し依子に託しました。依子が母の研究を引き継ぐ!と意気込む反面、小夜子は依子に料理を覚えて普通の女の子として育ってほしいと願っていました。依子は大学に進学し、小夜子の研究課題を引き継ぎ研究に没頭します。しかし、依子には小夜子の研究は理解できず、ある日研究室に数日間籠って帰宅したかと思うと「数学者としてお母さんに及ばない。」と言って倒れました。三日間そのまま寝続けた依子、目覚めてからの開口一番が「国家公務員になる。」でした。父。俊雄の家系は公務員家系のようですが国家公務員のキャリアはまだ排出しておらず、そんな藪下家にとって依子は誇れる娘になりました。
1月3日、藪下家では毎年父方の叔母・初枝と叔父・康行を招き新年の挨拶をするのが恒例です。今年はそこに巧を呼んではどうかと、父は依子に提案します。依子は巧に電話しますが、勿論「いいですいいです、そうゆうの苦手なんで、遠慮しときます。」と即断ります。その事態を母・留美(風吹ジュン)と幼馴染の兄弟・宗太郎(松尾諭)と佳織(国仲涼子)に責められていたところ、玄関のチャイムが鳴り依子登場。
「私の家族に会わない、結婚する意志が無い、交際終了。」と現実を突き付けられ、「お父さんに嫌われて新年を台無しにするんで…」という言い訳は「その場合も交際終了。」の一言で一刀両断され、やむなく実家へ行く約束に。緊急で事前対策会議が行われました。巧のありのままの姿を既に父に報告済の依子が巧みに授けた策にご注目です。
藪下家ではまず昨年の総括と今年の抱負を述べます。そして百人一首大会を行い、初詣に詣でます。今年はここに巧と鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))が加わり、依子の婿候補対決が粛々と行われます。
まず、昨年の総括と今年の抱負では公務員一家の藪下家は仕事がテーマとなりました。鷲尾も務めるスポーツ用品メーカー社での総括と抱負を語ります。依子は仕事に加えプライベートでも「30歳になる前に父を安心させたい」と抱負を語るのでした。巧は次第に追い詰められますが「作戦①ありのままの自分を見せる」ということで、ONE PIECE読破、24 -TWENTY FOUR-シーズン制覇、今年はロストを挫折したのを見ようかと・・・と語りますが、途中で勢い失速。父・俊雄が助け舟を出しスティーブマックイーンが好きだと話を合わせるも、『大脱走』や『荒野の7人』は観ているが『ブリット』を観ていないとなると、巧は「それでいけしゃあしゃあと好きだと言える」と失言をしてしまいます。
更に、得意の百人一週では(陰で特訓してきた鷲尾にも完敗し)惨敗、叔父のペットの蛇を紹介されるも引いてしまいうまくリアクションが出来ず、更には父・俊雄が区民大会で勝ち取ったトロフィーをお土産に持参したシャンパンを開けた際にコルクをぶち当てて壊してしまいます。
そんな巧を見兼ねた叔母が巧に「依ちゃんを好きじゃないってホント?仕事はしてないのよね?どうやって生計をたてて行く気なの?」と直球で質問を投げかけます。それに被せるように鷲尾は「(巧は)依子に寄生する為に結婚する」と暴露までします。「作戦②前向きに主夫を目指しているとアピールする」主夫になるのが夢だと言う巧に叔母は料理洗濯お掃除は日頃からやっているのかと、狙い通りの質問が来たので「台所をお貸頂ければお雑煮を作ります。」と申し出ます。すると鷲尾も「鷲尾家のお雑煮を作ります!」と(仕事してるから特に必要ないのに)対抗心を燃やします。一人暮らしが長い鷲尾はさくっとお雑煮を完成させる、対して巧はもたもた。焦る巧は脱走していた叔父のペットの蛇・太郎を鍋の中に誤って投入してしまいます。大騒ぎになる藪下家、心肺蘇生措置をする依子、人工呼吸を強要される巧、そんな中鷲尾は冷静に動物病院に連れていきます。
途端静まる藪下家、残された父・俊雄と娘・依子、そして依子の彼氏の巧。父は無言のまま木刀を手に取ります。思わず逃げ出す巧を木刀を持ったまま追いかける父。
父「普通の女の子として生きようと必死に頑張っている娘が泣く姿を見たくない。自分勝手な理由で付き合ってるならやめてくれ。好きでないなら消えてくれ。変わった子だからうまくだませると思ってるなら許さない、絶対に許さない!」
巧「料理普段やってません。寄生したいから結婚します。好きなのかどうか、多分好きじゃないと思います、すいません。ただ、騙せるなんて思ってません。僕みたいなの相手にしてくれるの依子さんくらいでした。消えます。」
依子「 帰るのは最後まで作ってからにしてください。私は努力を無駄にすることを良しとしません。」
巧はもう一度お雑煮を作り父と依子に披露します。そのお雑煮はまさしく依子の母の味でした。
面白かったこと。
父は17年前、依子のつくった母の味のするお雑煮を食べて、依子が涙しているのを見て思いました。依子が泣くなら二度と妻の味を封印しても構わないと。そして父はレシピの数字を書き換えたのでした。
「作戦③藪下家のお雑煮を作って父に気に入ってもらう」
谷口家での作戦会議で母・留美にお雑煮を教えてもらう巧、しかし谷口家のお雑煮はどうやらイマイチのようで依子は「藪下家では通用しません。」と断言します。巧も「自覚ないかもしれないけど、母さんは料理はあんまりうまくない。多分味音痴だと思う。」と35年間秘めていた事実を暴露してしまいます。。。そこで依子は藪下家のお雑煮を巧に伝授することにします。伝授されたお雑煮は父が分量を書き換える前のレシピ、母のレシピでした。
依子の母小夜子の亡霊は依子は父が分量を書き換えた事を知っていて父の気持ちを汲んで間違ったレシピでつくり続けていたのではないかと、16年間母のお雑煮が作れない謎について解明していこうとします。依子は巧が分量を間違えてたまたま母の味になったのかもしれないと返答しますが、母は「依子は(数学者の母と同じで)一度見た数字は忘れない。」と言い確信しています。巧を父に気に入って欲しいから、巧に本当のレシピを教えたのではないでしょうか。
母の味を16年ぶりに食べた父は巧を認めたようで、近所の縁結の神社に二人で初詣に行くように伝えます。巧が絵馬に書いた願いは「彼女と結婚できますように」、依子が書いた願いは「世界平和」でした(笑)
引き籠りの巧が藪下家に到着する為に、新年早々渋谷新宿という地獄を乗り越え、倒れかけて女性にしがみつき痴漢と間違われ、3回も嘔吐し、更に逃げ出さず藪下家の試練に耐えたのは、(巧目線で評価したら)好きでもない相手にできることではないのではないかと思いました。依子のレシピ伝授と言い、水面下で着々と、二人なりの愛を育んでいる気がします(笑)
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
関連記事。
藪下依子(杏)29歳は国家公務員の理系女子。毎日のごはんメニューは周期的に決まったものを作って食べます。調味料はラベルを貼った容器に薬品か何かのように保管されています。愛車の原付自転車に乗る前には各所点検を怠りません。
デート~恋とはどんなものかしら~第1話感想&あらすじネタバレ注意・脚本はなんと「リーガルハイ」「相棒」「寄生獣」「三丁目の夕日」「少年H」の古沢良太!痛い女VS痛い男?!恋愛を全否定、理系女子・藪下依子(杏)と文系男子・谷口巧(長谷川博巳)が楽しくない初デートでやらかします!
高等遊民とは、明治時代から昭和初期に使用されていた言葉で、高等教育を修めたにも関わらず経済的に不自由がないため働かず、読書などをして過ごす人のことです。夏目漱石の『それから』の長井代助や『こころ』の先生が高等遊民でした。
デート~恋とはどんなものかしら2話感想&あらすじネタバレ注意・高等遊民(ニート)の谷口巧(長谷川博巳)がフラッシュモブプロポーズ?!理系女子・藪下依子(杏)が…。
女は全員自分の前には白馬の王子様が現れると思っています。理想の男をものにできる女なんてほんの一握り、殆どの女性は現実を思い知ることになる。「自分の相手はこの程度だ」と…その現実を受け入れた女から結婚していくのよ。
デート~恋とはどんなものかしら~第3話感想&あらすじネタバレ注意・婚活お見合いパーティで再開?!高等遊民・谷口巧(長谷川博巳)と理系女子・藪下依子(杏)がドン引きされまくり…だが、それがいい?!
カウントダウンまで残り数日、忘年会にビール一杯だけでいいから参加するようにと上司に言われ、ビール一杯をあおって帰ろうとするリケジョ・藪下依子(杏)。同僚が恋人とどこまでいったかの話題で盛り上げっているのを耳にします。
デート~恋とはどんなものかしら~第5話感想&あらすじネタバレ注意・好青年の鷲尾(中島裕翔:Hey!Sey!JUMP)が元ヤンの佳織(国仲涼子)がカウントダウンパーティーで…?!
感想の感想(ナカノ実験室)。
…蛇、鍋で煮ちゃったの…。想像していたよりも、すごいドラマだったのか…と驚く私。(私は引きこもりじゃあないですが)全国の引きニート達に勇気を与えているのかもしれない…。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口