デート~恋とはどんなものかしら~第7話感想&あらすじネタバレ注意・母、留美(風吹ジュン)の死を覚悟!佳織(国仲涼子)の切ない想いと鷲尾(中島裕翔)の真っ直ぐな想い。
デート~恋とはどんなものかしら~第7話感想&あらすじ
巧(長谷川博巳)の母、留美(風吹ジュン)の奇妙な行動に全員が留美の死を覚悟する!「私愛されたいんだわ」佳織(国仲涼子)の切ない想いと「自分は依子さんが好きです!恋してるってことです!」鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))の真っ直ぐな想い。
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。
リケジョ・依子(杏)という言い回しも次第にされなくなってきました。依子の母・小夜子(和久井映見)は胃ガンで亡くなりました。入院する前の兆候としては、胸焼け、食欲不振、貧血。この症状が高等遊民・巧(長谷川博巳)の母・留美(風吹ジュン)にも該当すると言う。
以前病院で検査した際、検査結果は問題ないとのことでしたが、巧と依子はセカンドオピニオンとして別の病院で検査を受けることを勧めます。診察結果は「胃潰瘍」と留美は巧に報告しました。
あらすじ。
依子の母・小夜子は胃がんと判明した際、「胃潰瘍」と依子に告げました。依子はその嘘に気付いた時、母親を問い詰めました。するとそれは、依子の為についた嘘ではなく、依子が知って泣いた時に自分がつらくなるから告げなかったのだと小夜子は言いました。
巧の幼馴染・宗太郎(松尾諭)は留美が葬儀屋から出て来るところを目撃する。宗太郎の妹・佳織(国仲涼子)は留美に絵画教室をいずれ継いで欲しいとお願いされる。そして留美子に巧と本当に結婚するのかと問われる依子。安心するけど申し訳ないと想いを打ち明けます。また、家の権利書等を整理する留美の姿を目撃する巧。
4人の情報が出そろい、依子が合理的に「末期がん」と結論付けます。
母に問い詰め確かめると言う巧を依子は自分の経験から「病人はナイーブな状態である為、一番楽な精神状態を維持するべきです」と引きとめます。そして「生きている内にできることをする」と言い、巧みに【結婚に関する契約条件(草案)】を提案します。
結婚に関する契約条件(草案)には巧の月のお小遣いは5,000円、性交渉のペースは週二回21時から、一週間の朝ごはんのメニュー、離婚後の子供の親権は依子に…などという内容が書かれていました。留美の手術の日までに契約を結び婚姻届を出す為に、二人は真剣に、長時間に渡り契約内容について話し合います。
巧の家にお邪魔している時、依子は留美が昔のアルバムを開けているところに遭遇します。写真の中に、サッカーユニフォームを着た巧と留美と一人の男性が。依子は「お父様はいつ亡くなられたんですか?」と質問します。すると、父親は13年前(巧が高等遊民になった時期)に出ていっただけで死んではいない。籍も抜いていないので正しくは別居だと説明する留美。依子は聞いていた話と違うと巧を問い詰めます。
巧の父・谷口努(平田満)は昔教育評論家だったようです。ネットで検索するとブログを書いており、内容は本や映画のレビュー。依子は結婚するのだから知る権利はあると(巧と同伴で)努を訪ねることにします。独居老人と自分を称し、日雇い労働者でぼろアパートに住み、エアコンはあるのになぜか石油ストーブを使用し、お客に出すのは落花生。しかしそこに、巧は派手な女性物の下着、二人分の枕と歯ブラシ、化粧水などを見つけてしまいます。巧は母の状況を父に伝えようとする依子に「こんな最低な奴に話す必要ない!」と止めて去りました。
検査入院の日、「何があるかわからないから一応念のため」と留美は巧に「司法書士の望月さんに家のことお金のことを任せてるから、このまま母さんに何かあったら望月さんに相談するように。」と伝えます。そして、病室には例の家族三人の写真が写真立が…
留美の手術前日、依子の父・俊雄(松重豊)の剣道の後輩・鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))が最後の機会と依子に告白します。
「自分は依子さんが好きです!もし明日、谷口さんとの婚姻が合意に達しなかったら自分にチャンスを下さい!もし婚姻された場合はきっぱり諦めます!ある女性は「愛されたい」と言っていました。依子さんだってその筈です。」
「13年前に離別した夫の写真を大切に保管して眺めるときの気持ち」を依子は父・俊雄に確認します。そして、巧の父・努に真実を告げ病院に連れてきてしまったのでした。
父・努は土下座をして「生涯で最愛の女性だから自分が看取りたい」と告げますが、巧は「全部芝居がかってる!」と完全否定し受け入れません。(宗太郎と佳織は似た者親子と評していました(笑))13年間どれだけ母が苦労をしたか!と父を攻める巧に対し、依子は「あなたのせいでしょ!」と一刀両断。13年前、父・努が教育関係の仕事を辞めざるを得なかったのも、両親の仲がうまくいかなくなったのも、それ以来母・留美が苦労しているのも、全て巧のせいだと言います。巧は依子に「修正しようとしているのかもしれないが余計なお世話だ」と怒ります。
「君は母の死を待ち望んでいるかのようだ、てきぱき何でもこなし活き活きしている!」
思いもよらぬ批判に依子は婚姻届を突き付け、「夫を妻の死に目に会わせない権利は誰にもない!会わせないのであれば婚姻届をこの場で破きます!」その瞬間、巧は婚姻届を取り上げ破きました。
と、そこに当事者の留美が「誰か亡くなるの?私は死なないわよ。」と登場。何となく虚をつかれた一同はそのまま手術室の前で留美の帰りを待ちます・・・即手術終了。あっけにとられる一同、「母は無事ですか?」「転移は?」と医者に問い詰めるも、医者は「大丈夫です、無事終わりました。ただの胃潰瘍ですから」と笑って去ります。
病室に戻り、母・留美に何故身辺整理をし始めたのか?!問い詰めるも、父・努に言わせれば、この年齢になれば当たり前のことだと代わりに説明し始める。そして、母・留美は父・努に「またあの落花生が食べたいわ」と13年のブランクを感じさせない会話を始めます。どうやら留美は5年前偶然努と再会し、その後月1~3回程度努のアパートに通っていたそうです。巧のショックは計り知れません…
疲れて眠った留美の手を握る父を見て、巧は病室を後にしました。
夜、依子のアパートのチャイムが鳴ります。(てっきり巧だと期待してしまいましたが、)鷲尾が婚姻の結果(依子の気持ち)を確かめに来たのでした。依子は巧との婚姻は破棄になった旨を伝えます。鷲尾が何か言おうとしたところに、巧が破いた婚姻届を修復して登場。この三角関係はまだ続きます!
面白かったこと。
私事ですが、鷲尾役の中島さんのお顔が実は全然好みではなかったのですが、何故か今回の役でかなり好印象になりました。あまりに鷲尾が誠実で男前すぎて、それを演じる中島さんの人柄が出ているせいなのか、最早外見の好みとかどうでもよくなり、何故依子がこいつではいけないんだと毎回思う始末です。(実際なぜなのか理由はなんとなくわかるのですが…)
佳織が「相手に愛されてないと空しいから愛されたい」と語った訳ですが、真っ直ぐ愛を語る鷲尾と愛されたい佳織は意外に相性がいいのではないでしょうか。依子は愛するとか愛されたいとか以前の問題で、だからこそ同じ位置にいる巧が安心するし対等に接することができるんだろうなと思います。今は自分の知らない感情などに関心を持ち、自分にはない気持ちでも理解しようとする依子に共感を持ちました(笑)
依子の母・小夜子が胃がんだと分かった時、父・俊雄は頭が真っ白になり小夜子に何もしてやれなかったと今でも後悔しています。そんな想いを聞いた依子、今回の谷口家を見て、またてきぱきしている自分への指摘(批判)も含め、「頭が真っ白になってやるべきことができなかった、大切な人の死に直面すると得てしてそうなるのよ。それもまた見送り方の一つなのよ。お父さんは後悔する必要はないわ。」と父に電話する。そんな依子がとてつもなく愛しく感じてしまいました。この親子は本当にいつもお互いを思い遣っていて素敵です。
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