デート~恋とはどんなものかしら~第8話感想&あらすじネタバレ注意・不等号から始まる恋?!理念で結ばれた依子(杏)と巧(長谷川博巳)が破局?!
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。バレンタインと言えば、私も依子と同じく男の子に本命チョコなるものはあげたことがありません。世の中の女の子はそんなに本命チョコ経験があるものなんでしょうか??
最近は義理チョコ友チョコ逆チョコなどの○○チョコが色々流行っているみたいで、もはや本命チョコなんて存在するのか怪しいと思い始めています(笑)何にしても、巧の言うお菓子メーカーの策略なんでしょうね(^_^;)
あらすじ。
先週、依子(杏)のマンションの部屋の前で鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))と巧(長谷川博巳)が三つ巴となった後、ひとまず杏は二人を部屋に招き入れました。
巧が破いてセロハンテープで修復した婚姻届を差し出します。すると依子はそれは捨てて下さいと言うので、代わりに鷲尾がびりびりに破きます。巧は負けじと契約書を提示します。「契約したので契約は成立している!」鷲尾はそれも破棄しようと、分厚い契約書を必死で破きます。そして依子に「大事なのは愛情だと思います。自分は依子さんの事が好きです。心の底から。」と気持ちをもう一度伝えます。依子は鷲尾の気持ちに対し丁寧にお断りします。
「私はそれほどまであなたを好きではありません。等号か不等号かで言えば不等号です。結婚は愛情ではなく理念が合致する相手とするものだと思います。あなたの愛情至上主義的価値観を押し付けないでください!」
引き続き、結婚までの段取りを進めることになった依子と巧、結婚式は不要と二人で打ち合わせるも、依子の父・俊雄(松重豊)にそう話すと「花嫁姿くらいしか楽しみがない・・・」と落ち込む為、依子は挙式をあげることにします。その代り、全てをきちんと行う為に2月14日(バレンタインデー当日)に結納を行うことになりました。
バレンタインと言えば、巧は13才の頃から「お菓子業界の仕掛けた策略」と言い捨てていました。依子も勿論、「くだらない」と一蹴する子供であったことは言うまでもありません。
結納の前に身内で祝おうと、依子と巧、巧の幼馴染・宗太郎(松尾諭)と佳織(国仲涼子)と鷲尾で巧の家でたこ焼きパーティをします。
そこで鷲尾は巧に、「彼女も恋をしたいと思っている筈です。彼女と恋をしてあげて欲しいんです。」と伝えます。「わかってないなぁ。」と言う巧に「わかってないのはあなたの方です。」と断言する鷲尾は年下とは思えない貫禄でした(笑)経験値の差を感じます。
そして、酔った宗太郎は感極まり全てを吐露してしまいます。自分が妻に逃げられていること、昔から何をしても敵わない巧がニートになり勝てたと思ったのに巧が結婚し自分より幸せになることへの悔しさ、また妹・佳織が幼い頃の初恋を未だ引きずっていて結婚寸前まで話がいっても破断し未だ結婚もできないのに愛のない契約結婚をする巧に対して妹の気持ちを踏みにじったように感じている事。そんな中、佳織と鷲尾は二人はお似合いだと思うから祝福する、とその場を閉じるのでした。
結納は依子の厳粛な雰囲気の中、皆が極度の緊張の為ぐだぐだに行われました。途中、お酒を買いに出た依子は、幼いころに母・小夜子(和久井映見)と寄ったチョコレートのお店に立ち寄ります。バレンタインに母は決まったセレクトの物を毎年購入し父に渡していました。依子も母に学校で好きだと思う男の子に渡しなさいと言われ、当日好きだと思う男の子を必死で探すも特にいなかったので、そのチョコレートを河原で食べて帰宅しました。チョコレートのお店の店主は依子の事を覚えており声をかけます。今日が結納だと聞いた店主は「恋をしたのね」と母が生前店主にお願いしていた通り、母セレクトのチョコレートを依子に渡してくれます。依子は谷口家が帰途につく際、巧を呼び止めチョコを手にします。受け取ろうとした巧に「騙されましたね。」と言って渡すのを拒否しました。
依子はそのまま河原に行き、チョコを開きます。一口かじり、母の言葉を思い出し涙する依子。
「無理にだれかにあげなくていいのよ。自然にこの人にあげたいなぁって思う人に出会う それまで大事に取って置きなさい。」
そこに巧が現れ依子の涙の訳とバレンタインのチョコの意義を説明します。バレンタインに依子の母が父にチョコをあげていたのは愛し合っているからで、結婚して尚恋をしているからで、
「涙があふれる理由は、多分その答えは、君が本当にしたいことは結婚ではなく恋だからです。人一番恋がしてみたいのに、恋がどんなものか知りたいににできないから心にずっと蓋をしていたんです。僕と結婚するってことはもう一生恋をしないってことだから、だから泣いているんです。渡してきなよ、君とちゃんと恋してくれる人に。僕には受け取る資格がない。二次元しか愛せない恋愛不適合者。勇気を出して渡してみなよ。」
依子は鷲尾にチョコを渡します。
「できないかもしれませんが努力します。精一杯努力するんで教えてください、恋というものを。恋をしてみたいです。」
そして、家に帰宅した巧を待っていたのは佳織でした。
「結局巧君が捨てられたんでしょ。拾ってやってもいいよ、私。」
面白かったこと。
依子と巧の縁談が無くなり、依子の父は「内心ちょっとほっとしてる」と言います。父親の心境というのは複雑なものだなとほろっときました。
そして、依子の背中を押した巧は、依子を想って行動していたと思います。自分のことはどうにでもなると言った巧は、依子に寄生しようとしている巧でも理念によって相手を選んで結婚する巧でもないと思いました。
今までは依子が巧のことを考えて行動するシーンが大変多かったのですが、今回は巧が依子のことを考えて決断した回だったように思います。依子も巧も少しずつ全く違った習性の相手を思いやるようになってきているのに、中々歩み寄りきれません。そして、お互い違う相手を選ぶ決断をしました。少し諦めていたこの展開にこのタイミングで突入したことに、一人テンションがあがっていました。大分展開引っぱったなぁ(笑)
依子が鷲尾に不等号だと言って交際を断りましたが、初めから等号の恋というのは奇跡であり、不等号に踏み入る勇気が必ず必要になります。また、私は「好きではないという等号」で釣り合っていた依子と巧が一緒に歩むというのも、また恋の形としてあっていいのではないかと思います。私は依子と巧の恋はゆっくりだけど素敵な恋だな、そう思うんですが・・・。
来週は依子と鷲尾、巧と佳織でダブルデート?!
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
関連記事。
藪下依子(杏)29歳は国家公務員の理系女子。毎日のごはんメニューは周期的に決まったものを作って食べます。調味料はラベルを貼った容器に薬品か何かのように保管されています。愛車の原付自転車に乗る前には各所点検を怠りません。
デート~恋とはどんなものかしら~第1話感想&あらすじネタバレ注意・脚本はなんと「リーガルハイ」「相棒」「寄生獣」「三丁目の夕日」「少年H」の古沢良太!痛い女VS痛い男?!恋愛を全否定、理系女子・藪下依子(杏)と文系男子・谷口巧(長谷川博巳)が楽しくない初デートでやらかします!
高等遊民とは、明治時代から昭和初期に使用されていた言葉で、高等教育を修めたにも関わらず経済的に不自由がないため働かず、読書などをして過ごす人のことです。夏目漱石の『それから』の長井代助や『こころ』の先生が高等遊民でした。
デート~恋とはどんなものかしら2話感想&あらすじネタバレ注意・高等遊民(ニート)の谷口巧(長谷川博巳)がフラッシュモブプロポーズ?!理系女子・藪下依子(杏)が…。
女は全員自分の前には白馬の王子様が現れると思っています。理想の男をものにできる女なんてほんの一握り、殆どの女性は現実を思い知ることになる。「自分の相手はこの程度だ」と…その現実を受け入れた女から結婚していくのよ。
デート~恋とはどんなものかしら~第3話感想&あらすじネタバレ注意・婚活お見合いパーティで再開?!高等遊民・谷口巧(長谷川博巳)と理系女子・藪下依子(杏)がドン引きされまくり…だが、それがいい?!
カウントダウンまで残り数日、忘年会にビール一杯だけでいいから参加するようにと上司に言われ、ビール一杯をあおって帰ろうとするリケジョ・藪下依子(杏)。同僚が恋人とどこまでいったかの話題で盛り上げっているのを耳にします。
デート~恋とはどんなものかしら~第5話感想&あらすじネタバレ注意・好青年の鷲尾(中島裕翔:Hey!Sey!JUMP)が元ヤンの佳織(国仲涼子)がカウントダウンパーティーで…?!
カウントダウンパーティーからニューイヤーパーティーに移り変わる時、サイボーグ009に扮した巧(長谷川博巳)は幼馴染の妹・佳織(国仲涼子)に唇を奪われ、003に扮した依子(杏)は父の剣道仲間・鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))に唇を奪われます。衝撃的な出来事の後、大人たちは何事もなかったように解散するのでした。
デート~恋とはどんなものかしら~第6話感想&あらすじネタバレ注意・お雑煮の事件簿、新年ミラクル…ニートと鷲尾豊(中島裕翔)…どちらを選びますか?
依子の母・小夜子は胃がんと判明した際、「胃潰瘍」と依子に告げました。依子はその嘘に気付いた時、母親を問い詰めました。するとそれは、依子の為についた嘘ではなく、依子が知って泣いた時に自分がつらくなるから告げなかったのだと小夜子は言いました。
デート~恋とはどんなものかしら~第7話感想&あらすじネタバレ注意・母、留美(風吹ジュン)の死を覚悟!「佳織(国仲涼子)の切ない想いと鷲尾(中島裕翔)の真っ直ぐな想い。
感想の感想(ナカノ実験室)。
2月はお正月商戦が終わった後で、モノが売れない時期だからってんで、チョコ関係のイベントが作られたそうですね。ジューンブライドは梅雨の時期だから、そもそも結婚式に不向きなのに、ジューンブライドとか言っちゃっているのは、策略です。
茶柱が縁起が良い…は、昔のお茶屋さんが(安い茶を売るために)やったステマです。
…とか、知識を出しても、モテないんだろうなぁ…。ちなみに私は(男だけど)本命チョコ渡したことあるのだが…(男に渡した訳じゃあないけど)。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口