デート~恋とはどんなものかしら~最終回10話感想&あらすじネタバレ注意・喧嘩する程仲がいい、夫婦喧嘩は犬も喰わない、最強の変人カップル誕生?!
デート~恋とはどんなものかしら~最終話感想&あらすじ。
喧嘩する程仲がいい、夫婦喧嘩は犬も喰わない、最強の変人カップル誕生?!恋に落ちる相手は法則で決まっている。私は他愛ないことで喧嘩できる相手と添い遂げるのが夢です。
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。
「あなたそれが本当に恋だと思っているわけ?」
恋とはどんなものなのでしょうか。私は依子(杏)や巧(長谷川博巳)と同じく、一般的に言う恋愛とは楽しいもので幸せなものだと思っていました。恋は盲目、恋は夢見るものであり現実に伴う苦しさなんてものは見て見ぬふりをする・・・と思っていて私は苦手意識がありました(笑)本当に恋がそんなものなのであれば、依子の言葉を借りると人生の浪費だとまで思っていたのも事実。しかし、このドラマでは、楽しいだけの恋はおままごとだと言われてしまう訳で、このドラマは大人の恋を描いている訳で、現実に伴う苦しさや切なさ無くして恋とは言わない!と、大人の恋がわからない、恋が出来なくなった大人へのメッセージ。社会・仕事・家族・友人、色んなものに雁字搦めな大人恋とは単純では終われません。とは言え、大変プラトニックな感覚でお付き合いする男女の恋物語である意味シンプルでした。現実ならもっと複雑・・・
あらすじ。
依子(杏)の30歳の誕生日当日、朝から携帯を睨みながら筋トレをして朝食を食べ掃除をする。期待している鷲尾(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))からの連絡がない。やることを全て終えてしまい我慢できなくなり鷲尾に連絡をすると仕事中で取引先に向かっているとのことで「何か?」と言われてしまう。父に電話しても道場仲間との先約があるそうで「どうかしたか?」と言われてしまいます。依子は藪下家で「バスる」と言われる行動に出ます。(ひたすらバスに乗るだけです。)そこで巧(長谷川博巳)に偶然遭遇…。
巧は引き籠り返上か、遠くの品ぞろえがいい本屋に出かけてサイン会に参加していたようです。二人はやむなく隣に腰かけます。
二人は会話を自然と初めてしまうのですが、会話をしていると悉く論争になり喧嘩してしまいます。何度も平静に戻り会話を続けるもまた喧嘩の繰り返し。依子は巧といると感情的になってしまうと言いますが、前と比べて人間的になったと言う巧。会話は続きます。バスに乗るのが好きなら電車も好きだったりするのかと、巧は依子に質問します。依子は乗り物に乗るのではなく、乗車券の数字で四則演算するのが好きだと言います。そして昔、どうしても気に入った数字があってお守りにしている切符があると、21年前の切符を巧みに見せるのでした。
「(切符は回収されるものなのに)何故持ってるんだ?どうやって電車から降りたんだ?」
うっかり切符を落してしまう巧、拾おうとする依子に「僕が拾う」と身を乗り出した所、誤って依子の手を踏んづけてしまい、驚いた依子が立ち上がると巧の顎に頭突きをするハプニング。巧は鼻血を出してしまいます。
近くの席で二人の様子を見ていた婦人(見ていたと言うより騒がしすぎて迷惑をかけてしまっていた婦人)に「仲がいいのね」と言われるも二人は「そんな関係ではなく互いに恋人がいる」と否定します。すると夫人は「お似合いなのに」と言うので、二人はムキになって「恋がこんなに楽しいものだと思わなかった」と言ってしまいます。すると、夫人は自身の恋愛を語ります。45年苦痛しかなかった主人との夫婦生活も、主人が亡くなってみると喧嘩する相手もいなくなって、今の方がよっぽど苦しいとのこと。永遠に満たされることがないのが恋なのかもしれません。
「恋とは本当におそろしいもの、一旦踏み込んだら最後、永遠に続く底なし沼。恋をして幸せになった人なんているのかしら。踏み込んじゃだめよ。お誕生日おめでとう。」
そう言い残して、リンゴを依子に渡し夫人は去っていきます。
そんな折、巧の彼女・佳織(国仲涼子)から電話がかかってきます。電話に出た巧に「マナー違反ですよ」と声をかけた依子の声が聞こえて、依子と巧が偶然遭遇したことが佳織に伝わります。電話はそのまま切れ、しばらくすると依子に電話がかかってきます。
「(巧の母)留美さんが倒れた!」
急いで巧の家に駆け付ける二人。
「依子さん!ひっぱって♥」というメモが天井からぶら下がっており、依子が紙を引っぱると久寿玉が「依子さん、誕生日おめでとう!」という文字。依子の父・俊雄(松重豊)、鷲尾、巧の母・留美(風吹ジュン)、巧の幼馴染・宗太郎(松尾諭)、佳織が登場!
誰にも祝ってもらえないと思っていた誕生日、鷲尾の企画でサプライズ誕生日パーティが準備されていました。しかし、依子は「留美さんが倒れたのにこんなことしている場合じゃない!」と慣れない初体験の状況に対応できず(笑)「ご期待に沿うリアクションが取れず申し訳ございませんでした!」皆でほのぼのバーベキューをします。そして各々、色々報告していきます。留美は夫がまた教育学の著書を書き始めたから手伝おうと思うと言い、俊雄は25歳の看護婦と結婚の話が進んでいると言い、宗太郎は妻と寄りを戻せそうと報告。そして、巧は佳織と共に母・留美の美術教室を引き継ぎ、更には卒業生をマネジメントして事業拡大使用と計画していると報告します。依子はとても喜びテンションが完全に上がってしまいます。そろそろお開きにして依子と鷲尾は二人で誕生日を祝おうとなってから・・・ここからが長丁場になりました。
依子は全員に今日のことでお礼をいいます。そして昔話が始まり、依子と巧の口論バトルが始まります。何度もみんなに止められ一旦は止まるもすぐ再発。全員が何とか鷲尾との思いでに話をもっていこうとするも、結局巧の話題が出てきてしまい喧嘩再発。また話を戻して鷲尾とのデートの話をしようとしても、サッカー観戦やボーリングの話ばかり出てきて鷲尾自身の話は出てこない。実は依子、鷲尾と二人の時にも同じことを繰り返していました。鷲尾と巧を比較し鷲尾を褒める。そして巧も、佳織に同じことを繰り返していました。佳織と依子を比較し佳織を褒める。鷲尾も佳織も、もう巧の、もう依子の話はしないでほしいとお願いしているのでした。
「お父さん、自分もうここでやります!」
鷲尾があまりの状況に決意します。レストランを予約して準備万端にしていたのに、この場(巧の家)で依子に指輪を渡しプロポーズ。指輪を依子の指にはめようとした時、運命のいたずらか、指輪が指にはまってくれません。
「痛い」
良く見てみると左手の薬指だけ腫れています。バスで巧に手を踏まれた時に薬指だけ腫れた様子。こうなったら無理矢理でもはめる!と頑張るもはまりません。依子は我慢できず巧につっかかり喧嘩再開!最早誰も止められず。最後にはバスに偶然乗り合わせた件を佳織が本当に偶然か疑いだします。佳織はこの誕生日パーティーが終わったら、巧みに依子と綺麗さっぱり縁を切って欲しいとお願いしていました。パーティーをバックれて逃げた巧に、依子への気持ちが残っていると指摘します。依子は鷲尾に教わった初めて付き合った人の忘れ方(美化している部分を排除し、悪かった部分を書き出す)を実践した結果、3冊のノートにびっしり書き綴り、まだしばらく書き終わらないと言うくらい頭の中巧でいっぱいになっていました。周囲は二人が以前から互いに恋をしていると指摘します。
恋とは、楽しい事より苦しい事の方が多い。
依子は、巧が働こうと変れたのは佳織のおかげだから巧を捨てないで欲しいとお願いします。私と結ばれたら幸せになれない。私は心がない人間だから人の心がわからない。いつも相手を傷つけてしまう。繊細で壊れやすい心をもっている巧をきっとまた壊してしまう。私では苦しめるだけ、幸せにしてあげて欲しいと佳織にお願いします。
巧は、依子と結婚してあげて欲しいと鷲尾にお願いします。こんな不器用な人が鷲尾君に好かれようと頑張っていたんです。ずっと恋をしたいと思っていた人の相手が僕なんかじゃかわいそう過ぎる、結婚してあげてくださいとお願いします。
「依子と巧がくっついたらいいと思う人」満場一致で誕生日会はお開きになりました。
残された二人、バスで出会った夫人もらったリンゴを交互にかじり二人で泣きます。そして、漸くキスをしました。
例え苦痛でも、例え不幸でも、その人がいなければ生きている意味がない。それが恋・・・なのかもしれません。By藪下依子
面白かったこと。
鷲尾と佳織は意気投合。お互い誰か紹介してというノリですが、どんなタイプがいいかと聞かれると、鷲尾は「さばさばした年上の女性」、佳織は「体育会系で年下で可愛いの」と。やはりここはここがお似合いです!
そして、依子の切符の謎。21年前、依子が母と電車に乗った時の事、数字が気に入って切符を持って帰りたいとごねる依子。すると、巧がそっと自分の切符をくれました。内緒だよ、と手で合図して。とても少女マンガ的な出会いで締めくくられる恋物語。それでも依子と巧のねじれた性格は治らず、自分たちに恋はできない、恋愛感情を排除して契約結婚に向けてじっくり契約内容を考えていくことになりました。お花見デートに繰り出し、たった一本の桜を二人はたったまま見つめて時間を過ごします。めでたしめでたし。
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