SHONEN ジャンプ the Revolution(レボリューション) 感想②「いちご100%番外編」、「天球儀」、「ラック スティーラー」
感想①に続いて、感想②です。河下水希先生、藤崎竜先生、かずはじめ先生の読切の感想です。
いちご100%番外編~京都初恋物語~ 河下水希
ちょっと前に、本誌で連載終了したいちご100%の番外編です。主人公は、外村美鈴。最終回で少し触れらていた通り、京都の同志谷(どうしがや)大学に進学して、京都でのストーリー。大学名は、同志社大学と大谷大学のパロディ?
さて、京都の話ですが、同じ京都市内の大学に通う私(生まれも京都府)として言っておきたいのは、京都の人は、劇中のようなコテコテの関西弁、京都弁は使いません。京都の大学と言えど、関西以外から来ている人は多いと思うのだが…。飲み屋のシーンとかは、木屋町っぽいので、取材があったのかな?って思ったけど、そうでもなかったのか?取材したけど、あえてコテコテにしたのか?TVや漫画に出る関西弁に違和感を感じるのは、関西の人間だけなのかな?私は、京都府在住なので分りません。
さて、言葉のことはさておいて、美鈴ちゃんの初恋の相手になるのは、本編で少し匂わせていた東城の弟ではなくて、関西弁を操る漫画家志望でした。美鈴ちゃんと漫画家志望(内場)との恋愛ストーリーですた。真中の映画の全貌が分らなかったように、内場の漫画もどんなのか分りません。美鈴ちゃん曰く、「東城先輩の小説に匹敵する」みたいです。
あ、そうそう。番外編なのか、パンチラとか少なかったです。しかし、最終的に内場と同棲までしているので、想像力を書き立てられます。はぁはぁ。
気になったのは、同志谷大学の映研が、真面目に映画作ってないサークルだったので、自ら映研を作ろうとする美鈴ちゃんですが、京都は学生の街だから、他の大学とかじゃ、真面目に活動している映研とかもあると思うのですね。同志谷大学は、多分、同志社大学の今出川校舎を模倣しているっぽいから、京都大学(デスノートじゃ京土大学)とかも近いだろうし。ネームの段階で研究が足りないかな?でも、自分の行動範囲が漫画に出るのは楽しい。
天球儀 藤崎竜
題材は良くあるSFの設定だと思います。「自分が知っている世界の形は、そう思っているだけで、自分の目で見ないと分らない」、「自分達は、自分達よりももっと大きい存在に観察されているかもしれない。」といった感じだと。前者は、哲学の問題とも考えられます。また、後者は、「実は自分も含めてこの世界は、シミュレーションゲームで誰かがプレイしているのではないか?」とか「太陽系は、実は、太陽が原子核で、周りを回っている惑星は電子で、太陽系は実は一つの原子なのではないか?」とか、そんなこと考えたことありませんか?
そういった哲学的なテーマを、ギャグ基調で展開するのは藤崎竜先生はすごいと思うのですが、今でもサイコプラスやワールズが好きな私にとっては、封神演技以降のギャグのノリはちょっと苦手だったりします。どシリアスとか書いてくれないかな?藤崎先生。
Luck Stealer-ラック スティーラー- かずはじめ
お久し振りの、かずはじめ先生です。今回、マインド・アサシンの時のノリが戻ったかな?ってちょっと思いました。正直、「明陵帝梧桐勢十郎」のノリは、苦手でしたし、そのノリの延長の「神奈川磯南風天組」とかは、覚えている人が少なかったりして…。少年漫画とか意識しなくても良いと思います。
さて、今回は、タイトルからも連想される通り「運を吸い取る」能力を持つ悠聖って男が主人公です。運がらみの話は、サイコプラスで、藤崎先生も書いてますな。
運を吸い取る能力は、無差別で発動して、触る者皆不運にします。運が0になると、事故とかで死にます。悠聖は、23歳ですが、7歳の娘がいます。花凛ちゃん。母親は、悠聖の能力のために死んでしまっています。娘がいるということは、こさえる最中に…?無差別で吸い取る能力ってのが、悲しさがあってよい感じです。
さて、悠聖は、その能力を使って殺し屋的な仕事をしますが、それは、花凛ちゃんに運を与えるためです。運を吸い取る力を持つ父親の娘は、生まれつき運がない、自分で運が作れない女の子だった訳です。それで、悠聖は悪人から吸い取った運を花凛ちゃんに与える訳です。んー、良い話ですが、ここで、「とってもラッキーマン」の主人公を思い出したために、感動が半減でした。花凛ちゃんは、運も実力のヒーローになればよい訳です。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口