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相棒14元旦スペシャル・第10話「英雄」感想・古谷一行（本多篤人）出演・新世界議員（西村和彦）の死亡フラグと片山雛子（木村佳乃）がムカつく！暴力と国家と正義…ネタバレ注意！

カテゴリ：相棒シリーズ感想
この記事にコメントする！comment数：0：『2016年01月』01日

はじめに。

相棒14元旦スペシャル・第10話「英雄」の感想です。いやー…面白かった。相棒13のラストは賛否両論で、観るのをやめた！と公言している人も（Hatenaに）いたのですが、心の中で「ざまーみやがれ！」と思いました。元旦なので、ちょっと酔ってました私。

古谷一行（本多篤人）出演！

相棒旧シリーズからの再登場。赤いカナリヤの元革命戦士。一応、解決した話からの再登場だから、前のエンディングの後の歪みは感じましたが、やはり、注目せざるを得ない配役、キャスティングでした。

「無辜（むこ）の民」という言葉が連呼されてましたが、昨今の一般市民を巻き添えにすることが前提のテロ行為に対してのアンチテーゼだったのかもしれません。

新世界議員（西村和彦）の死亡フラグ。

嫌な悪役、合法の悪役を本当に嫌な感じに演じまくる西村和彦氏はすごい。彼がどれくらい黒いことをしていたかは分からなくて、犯人側の逆恨み的な部分も多くありました。実際に、地元の発展と見せかけて、地元を静かに破壊している議員ってのは、現実にも死ぬほどいるんだろうなぁ…。

「選挙で勝っただけだよ？」という言葉が印象的でしたが、自分の政治的注目の起爆剤として、不必要な犯人の死のリスクをおかしてまで交渉に応じると答えてからの死亡フラグがすごかったです。

「まだ、伏線残っているし、後数分で死ぬな(´；ω；｀)」

と思いながら、観る味わい。

片山雛子（木村佳乃）がムカつく！

片山雛子って、何なん？このキャラも旧シリーズからの続いての登場ですが、ずっと薬でもキメてるのじゃないか？と思えるくらいにムカついたのですが…何なん？どうしょうもなくムカついて、木村佳乃さんであることを忘れるレベル。

今回の話は、冠城が法務省から出向していたことも大きく関わったわけですが、片山雛子の強引な政治手腕の限界が描かれたのかもしれない。

意図的かどうかは分からないけど、「どう考えても無理だろ！」って思いました。

暴力と国家と正義。

今回のテーマは、国家と正義だったのかな？と。誰が悪いか？と言えば、全員が悪いように思えます。政治劇において、対立候補のネガティブキャンペーンをするのは（実際にやっていたとしたら）、それはそういう世界かもしれない。

負けた側が、命を賭して、復讐を子供に託すのは間違っている。そもそもの児童虐待なども間違っている。本多篤人がやろうとしたことも間違っている。元親分も間違っている。

そして、人死を避けて無事に解決できる事件を、わざと遠回りして、武勇伝を演じようとする政治家も、間違っている。

そのような間違いが巡り巡った悲劇。結局は、巻き込まれたのは子供であると考えると、とても切ない気持ちになりました。

相棒14、面白いです。今、とても充実しています。

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